名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第27話

コナンは杏の行動に、目を見開き、その場から動けずにいた。

 

「杏…姉ちゃん?何で?」

 

「言ったよ。仲間だって、流石に今回は、杏でも頭に来たけど…」

 

杏の視線がアイドル達に向いている。普段ではありえないが、今の杏は完全に、怒りが宿った目付きだ。

 

「ねえ、杏に言わせれば、あの文章…青に暗号を解いてみろとしか、書かれてないのに。その視線は何?」

 

「それは…」

 

「青からしたら、理不尽でしかないよね。この暗号の意味わかる?」

 

杏がコナンに問いかけ、小さく頷いてから言った。

 

「あの数字の配列は、何かの条件を数字に表したもの。解けると思うけど、時間が掛かるよ。」

 

「やっぱり、そうだよね。数字が区切られてもいないから、相当意地悪な相手だ。」

 

すると、武内とちひろがプロジェクトルームに入ってきて、ホワイトボードにある犯行予告と暗号を見る。

 

「何ですか、これは!?」

 

「皆さん、何があったんですか?」

 

「安室プロデューサー、説明お願いできる?」

 

「構いませんよ。双葉さん。」

 

安室は武内とちひろに、朝の出来事を説明する。その説明を聞いた武内は、暫く考えコナンに質問する。

 

「江藤さん、あの犯行予告を出す人間に、心当たりはありますか?」

 

「……あるよ、プロデューサー。僕にとってはね。」

 

コナンの雰囲気に違和感を持ったアイドル達は、目を見開いているが、杏だけは変化を見せずに、コナンの話を黙って聞いている。

 

「青…その、話し方は…」

 

「安室さん…ごめんね。もう…無理だよ。」

 

「……仕方ないな。これは、僕にとっても想定外だ。」

 

「青…何いってるの?」

 

「安室さんは、絶対に言わないでよ。」

 

「………わかった。」

 

「黙っていて、ごめんね…僕の名前は、江藤青じゃないんだ。」

 

突然の言葉に、アイドル達は動揺している。だが、コナンが言葉を放つ前に、アイドルの1人が止めさせた。

 

「言わなく良いですよ。青君。」

 

そのアイドルは島村卯月だ。

 

「卯月姉ちゃん…」

 

「青君は青君じゃないですか。アイドルでも、本名を言わない人もいるんですよ。些細なことです。」

 

「そうだよね!芸名を名乗ってる人もいるよね!」

 

コナンは訳もわからず、武内の方を見る。

 

「今の貴方は、アイドル江藤青です。江藤さんが言いたくない秘密は言わないべきです。安室プロデューサー…も、秘密があると思いますが…無理しない方がいい。私はそれで、後悔しています。」

 

「……ありがとう。皆!」

 

「でも…青君。その話し方じゃない方がいいな。」

 

未央はコナンに、子供の仮面を取り外せと、言いたいのだろう。

 

「……この…話し方でいいんだね?未央姉ちゃん?」

 

「その方が良いよ!」

 

「その方が、ロックだね!」

 

コナンはアイドル達と仲直りができた。コナンが悪いのではなく、謝ってきたのである。

 

「青…なんやかんやで、どうにかなったね?」

 

「杏姉ちゃん。」

 

「あの暗号のをさっさと解かないとね?」

 

「そうだね。杏姉ちゃん…」

 

コナンと杏は、暗号の解読を開始した。

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