夜のプロジェクトルームで、コナンと杏は暗号の解読を行っていた。
「…デタラメな数字の配列。」
「……何かの順番かな?」
「順番?」
「単語とか。」
杏は考えている内に、眠くなってきたようで、眠ってしまった。
「杏姉ちゃん…寝てるし。」
「江藤さん、どうしましたか?」
「杏姉ちゃん寝たよ。仮眠室まで、運んでくれない?」
「わかりました。江藤さんは何を?」
「暗号…誰がターゲットなのか、解かないと…」
メモ紙に、数字の配列を別の単語に表したりするが、ピンと来ない。
「数字を並べ替えたり、してるけど…」
「配列の順番は、弄らない方がいいかと…」
「そうなの?」
「はい、昔の友人にアドバイスされました。」
武内からアドバイスを貰い、再度、暗号の解読を進めるコナンは、眠気が来たようだ。
「休憩しましょう。」
「そうする。」
仮眠室に入って、杏とは別のベットに横になって眠った。
プロダクションの屋上に、安室が風見に電話している。
「風見。コナン君に頼まれた鍵はどうなった。」
『その人物が特定できました。346プロの現場監督の男性です。既に、確保しています。』
「コナン君の推理通りか。」
『ですが…毒殺の件は認めたんですが、睡眠薬は使っていないと否定しています。』
「何だって!?」
『更に、検死をした結果なんですが…二種類の毒が検出されました。』
「二種類の毒…殺人犯は別にいるのか…わかった。風見は取り調べを続けてくれ。」
『はい。』
(殺人事件は、まだ終わってない。奴は誰に変装してるんだ。)
真夜中のプロジェクトルーム、謎の人物は苛立ちを覚えていた。
(あの犯行予告で、仲間割れが発生するかと、期待していたが、悪運に助けられたな江戸川コナン。最後の策を使いたいが、時間が掛かる。成り済ました…本物は…まだ、生かす必要があるしな。楽しみに待っていろ!江戸川コナン…)
謎の人物は闇に紛れて消えた。
コナン、菜々そして、別のアイドルプロジェクトである向井拓海、レオンがロケのため、長崎県の旅館に来ていた。
「青は別ロケだったよな?とうして、一緒なんだ?」
「それが、僕と幸子姉ちゃんとレオンがキノコ狩りの予定で、現地集合だったんだけど…幸子姉ちゃんのロケがダブルブッキングしたみたいで…」
「ロケ…中止…ちなみに…幸子…登山ロケ…」
コナンの隣にいる白髪少年は、子役系アイドル、レオン・ハザード。イギリス出身で、コナンと同じ男子寮に住んでいる。大好物なのは、抹茶だ
「それは…災難だったな。それで、私らと同じになったのか。」
「僕とレオンはカメラ外だけど。」
「仕事…休み…暇…」
「仕方無いですよね。ロケが終われば、私達もオフになり、1日は旅館に泊まれるそうですよ!」
すると、拓海と菜々がスタッフに呼ばれた。話し合いをするらしい。
「ちょっと、行ってくるわ。」
「青君とレオン君は、部屋にいてくださいね。」
菜々と拓海は部屋を出ていった。