名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

29 / 111
第29話

 

旅館の部屋で、菜々と拓海を待っていると、コナンの携帯にメールが届いた。

 

(プロデューサー?なんだろう?)

 

武内からの業務連絡だ。内容は…ゲーム会社からのオファーで、アイドル達に人狼ゲームをやって貰いたいらしい。

 

(人狼ゲーム……どんなゲームだったかな。)

 

コナンが暇そうにしていると、レオンがコナンの袖を引っ張る。

 

「どうしたんだよ。」

 

「青…暇…?」

 

「暇なんだよな。」

 

「青…変化…」

 

「変化…?」

 

「青…子供…話…」

 

「最初は事情があって、演技する必要があったから。今は必要無いけどな。」

 

「抹茶…どうぞ…」

 

「苦い…嫌いじゃないけど…」

 

コナンの言葉に、レオンの表情が嬉しそうだ。すると、部屋にある内線電話が鳴り響いた。

 

「俺が出るよ。」

 

受話器を取ると、旅館の女将からだった。

 

『江藤様に御荷物が届いております。』

 

「わかりました!」

 

「誰…?」

 

「俺宛に荷物らしいよ。ちょっと、行ってくるな。」

 

コナンは部屋から出ていった。

 

「テレビ……」

 

旅館玄関前に来ると、女将から紙袋を受け取った。中を確認すると、人狼ゲームのルールブックが入っていた。

 

(本番までに、ルール覚えないとな。)

 

コナンは部屋に戻ると、ルールブックを取り出して読み始める。

 

「青…本…何?」

 

「プロデューサーから、人狼ゲームのルールを覚えないといけないんだ。余りしたこと無いけどな。」

 

「人…狼…遊…戯…」

 

「やりたいか?」

 

「………少し」 

 

「プロダクションに戻ったら、メンバー集めてみるか?」

 

レオンが目を輝かせていると、拓海と菜々がロケを終わらせたようで、部屋に戻ってきた。

 

「お帰りなさい。」

 

「終わらせたぜ。」

 

「疲れちゃいましたよ…足腰痛いですね。早くお酒…」

 

「おい!?菜々…」

 

「拓海さんなんで…」

 

コナンが真顔でいった。

 

「菜々お姉さん…未成年で、お酒は…拓海姉ちゃん、どう思う?」

 

「青…何で、私に聞くんだよ。」

 

「拓海姉ちゃん、守るルールは、キッチリ守ってるから聞いただけだけど…」

 

「な、ならいい。未成年で酒はダメだな…うん…」

 

コナンは菜々を純粋な気持ちで、17歳と思っている。レオンは菜々の……知っているが、何も言えない。

 

(青は菜々の事、17歳だとマジで、信じてるから酒の言葉出すな。)

 

(……アイドルとしては、嬉しいんですが…複雑ですよ!)

 

その後、旅館に泊まった。コナンは真夜中に目を覚まして、部屋を出ると星空を見ていた。

 

「眠れないのか?」

 

「拓海姉ちゃん。」

 

「……お前が理解力あるのわかってんだけどよ。まだ、小学生だろ?私らに気を使うな。」

 

「そうなの?」

 

「そうなんだよ。甘えられる時に、甘えとけ。」

 

「ありがとう。」

 

「……眠いから寝るぞ。青も風邪引く前に、寝とけ。」

 

拓海は部屋に戻った。

 

(甘えろ…か。小学生は見た目だけなんだよな…残党…捕まえたら…俺に、何が残るのかな…)

 

コナンは寒くなってきたので、部屋に戻り眠った。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。