旅館の部屋で、菜々と拓海を待っていると、コナンの携帯にメールが届いた。
(プロデューサー?なんだろう?)
武内からの業務連絡だ。内容は…ゲーム会社からのオファーで、アイドル達に人狼ゲームをやって貰いたいらしい。
(人狼ゲーム……どんなゲームだったかな。)
コナンが暇そうにしていると、レオンがコナンの袖を引っ張る。
「どうしたんだよ。」
「青…暇…?」
「暇なんだよな。」
「青…変化…」
「変化…?」
「青…子供…話…」
「最初は事情があって、演技する必要があったから。今は必要無いけどな。」
「抹茶…どうぞ…」
「苦い…嫌いじゃないけど…」
コナンの言葉に、レオンの表情が嬉しそうだ。すると、部屋にある内線電話が鳴り響いた。
「俺が出るよ。」
受話器を取ると、旅館の女将からだった。
『江藤様に御荷物が届いております。』
「わかりました!」
「誰…?」
「俺宛に荷物らしいよ。ちょっと、行ってくるな。」
コナンは部屋から出ていった。
「テレビ……」
旅館玄関前に来ると、女将から紙袋を受け取った。中を確認すると、人狼ゲームのルールブックが入っていた。
(本番までに、ルール覚えないとな。)
コナンは部屋に戻ると、ルールブックを取り出して読み始める。
「青…本…何?」
「プロデューサーから、人狼ゲームのルールを覚えないといけないんだ。余りしたこと無いけどな。」
「人…狼…遊…戯…」
「やりたいか?」
「………少し」
「プロダクションに戻ったら、メンバー集めてみるか?」
レオンが目を輝かせていると、拓海と菜々がロケを終わらせたようで、部屋に戻ってきた。
「お帰りなさい。」
「終わらせたぜ。」
「疲れちゃいましたよ…足腰痛いですね。早くお酒…」
「おい!?菜々…」
「拓海さんなんで…」
コナンが真顔でいった。
「菜々お姉さん…未成年で、お酒は…拓海姉ちゃん、どう思う?」
「青…何で、私に聞くんだよ。」
「拓海姉ちゃん、守るルールは、キッチリ守ってるから聞いただけだけど…」
「な、ならいい。未成年で酒はダメだな…うん…」
コナンは菜々を純粋な気持ちで、17歳と思っている。レオンは菜々の……知っているが、何も言えない。
(青は菜々の事、17歳だとマジで、信じてるから酒の言葉出すな。)
(……アイドルとしては、嬉しいんですが…複雑ですよ!)
その後、旅館に泊まった。コナンは真夜中に目を覚まして、部屋を出ると星空を見ていた。
「眠れないのか?」
「拓海姉ちゃん。」
「……お前が理解力あるのわかってんだけどよ。まだ、小学生だろ?私らに気を使うな。」
「そうなの?」
「そうなんだよ。甘えられる時に、甘えとけ。」
「ありがとう。」
「……眠いから寝るぞ。青も風邪引く前に、寝とけ。」
拓海は部屋に戻った。
(甘えろ…か。小学生は見た目だけなんだよな…残党…捕まえたら…俺に、何が残るのかな…)
コナンは寒くなってきたので、部屋に戻り眠った。