コナン、レオン、拓海、菜々のメンバーはロケを終えて、ロケバスでプロダクションに戻っている最中だ。
「菜々お姉さん、寝ちゃったね。」
「忙しかったからな。」
「楽しかった…」
「それにしても、青。音楽得意だったんだな。」
「耳が良いだけだよ。」
「絶…対…音…感…」
旅館でテレビを見ていた時に、音当てクイズでコナンが連続正解した話である。
「僕…音痴なんだけど…」
「何でですかね?」
「得意不得意があるからな。仕方ねえ。」
すると、スタッフからの話が。
「皆さん、今から2時間休憩にします。丁度お昼時ですので、バーキングエリアで食べたりしてください。」
「もう、そんな時間か?2時間の休憩は長いな。」
「運転手も休憩しないとね。」
ロケバスがバーキングエリアで停止すると、バスから降りるコナンと拓海。レオンは菜々を起こすため、一旦ロケバスで待機する。
「何を食べるか。青はガッツリ食べとけ。」
「沢山は食べれないよ。」
バーキングエリアにあるフードコート入ると、拓海はカツ丼、コナンはきつねうどん小を注文した。
「足りるのか?」
「足りるよ。てか、菜々お姉さんとレオン遅いね?」
「そう……やっと来たか。」
「寝ちゃいました。」
「寝すぎ…」
レオンは親子丼小、菜々は塩ラーメンを選んでいたようだ。
「レオンも少なくないか?」
「少…食…」
「中学生なんだからよ、食べないと、倒れるぞ!」
「拓海…多い…」
「レッスンで動いてるからな。体調管理は仕事の内だ。」
拓海の言葉にレオンからの尊敬の眼差し。
「カッコ…イイ…」
「拓海さんも変わりましたね。最初はアイドル嫌がってましたし。」
「その話はやめろよ、菜々。」
すると、拓海の知り合いが声をかけてきた。
「拓海君、久し振りだな!」
「げ、世良じゃねえか!?何でいんだよ?てか、君呼びやめろ!」
その人物は世良真純だ。拓海とは知り合いらしく、時々メールするほど仲が良い。
「拓海さん…まさか…」
「菜々!?勘違いすんなよ!」
「僕は世良真純。男に間違えられるけど、僕は女だ。よろしくな。」
「勘違いしちゃいましたよ。私は安部菜々といいます。」
「レオン・ハザード…よろしく…」
「江藤青だよ。」
世良がコナンの偽名を聞いた時、少し固まったが、笑みを浮かべた。
「拓海君達は…アイドルだったね。仕事の帰りなのか?」
「そうだよ。世良はどうしていんだよ?」
「僕は休学中でね。用事で近くを通ったんだ。」
「拓海姉ちゃん…バスで待ってるね。」
「青、顔色悪いぞ。大丈夫か?」
「寝たら…治るよ…」
コナンは逃げるように、ロケバスに戻った。
「青の奴、大丈夫なのか?」
「心配ですね…」
世良は気になったのか、拓海に聞いてみることにした。
「江藤青君はどんな子なんだい?人見知りなのかな?」
「人見知り…じゃないな…」
「雑誌とかで、読んだことは?」
「今度、買ってみるよ。」
世良は帰るようで、バイクに乗って、バーキングエリアを後にした。
ロケバスに戻ったコナンは、買っていたミネラルウォーターの水を飲んで落ち着かせる。
(危なかった…世良に会うとか…今はバレるわけにはいかないんだ。)
座席に座り眠った。