名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第30話

コナン、レオン、拓海、菜々のメンバーはロケを終えて、ロケバスでプロダクションに戻っている最中だ。

 

「菜々お姉さん、寝ちゃったね。」

 

「忙しかったからな。」

 

「楽しかった…」

 

「それにしても、青。音楽得意だったんだな。」

 

「耳が良いだけだよ。」

 

「絶…対…音…感…」

 

旅館でテレビを見ていた時に、音当てクイズでコナンが連続正解した話である。

 

「僕…音痴なんだけど…」

 

「何でですかね?」

 

「得意不得意があるからな。仕方ねえ。」

 

すると、スタッフからの話が。

 

「皆さん、今から2時間休憩にします。丁度お昼時ですので、バーキングエリアで食べたりしてください。」

 

「もう、そんな時間か?2時間の休憩は長いな。」

 

「運転手も休憩しないとね。」

 

ロケバスがバーキングエリアで停止すると、バスから降りるコナンと拓海。レオンは菜々を起こすため、一旦ロケバスで待機する。

 

「何を食べるか。青はガッツリ食べとけ。」

 

「沢山は食べれないよ。」

 

バーキングエリアにあるフードコート入ると、拓海はカツ丼、コナンはきつねうどん小を注文した。

 

「足りるのか?」

 

「足りるよ。てか、菜々お姉さんとレオン遅いね?」

 

「そう……やっと来たか。」

 

「寝ちゃいました。」

 

「寝すぎ…」

 

レオンは親子丼小、菜々は塩ラーメンを選んでいたようだ。

 

「レオンも少なくないか?」

 

「少…食…」

 

「中学生なんだからよ、食べないと、倒れるぞ!」

 

「拓海…多い…」

 

「レッスンで動いてるからな。体調管理は仕事の内だ。」

 

拓海の言葉にレオンからの尊敬の眼差し。

 

「カッコ…イイ…」 

 

「拓海さんも変わりましたね。最初はアイドル嫌がってましたし。」

 

「その話はやめろよ、菜々。」

 

すると、拓海の知り合いが声をかけてきた。

 

「拓海君、久し振りだな!」

 

「げ、世良じゃねえか!?何でいんだよ?てか、君呼びやめろ!」

 

その人物は世良真純だ。拓海とは知り合いらしく、時々メールするほど仲が良い。

 

「拓海さん…まさか…」

 

「菜々!?勘違いすんなよ!」

 

「僕は世良真純。男に間違えられるけど、僕は女だ。よろしくな。」

 

「勘違いしちゃいましたよ。私は安部菜々といいます。」

 

「レオン・ハザード…よろしく…」

 

「江藤青だよ。」

 

世良がコナンの偽名を聞いた時、少し固まったが、笑みを浮かべた。

 

「拓海君達は…アイドルだったね。仕事の帰りなのか?」

 

「そうだよ。世良はどうしていんだよ?」

 

「僕は休学中でね。用事で近くを通ったんだ。」

 

「拓海姉ちゃん…バスで待ってるね。」

 

「青、顔色悪いぞ。大丈夫か?」

 

「寝たら…治るよ…」

 

コナンは逃げるように、ロケバスに戻った。

 

「青の奴、大丈夫なのか?」

 

「心配ですね…」

 

世良は気になったのか、拓海に聞いてみることにした。

 

「江藤青君はどんな子なんだい?人見知りなのかな?」

 

「人見知り…じゃないな…」

 

「雑誌とかで、読んだことは?」

 

「今度、買ってみるよ。」

 

世良は帰るようで、バイクに乗って、バーキングエリアを後にした。

 

 

ロケバスに戻ったコナンは、買っていたミネラルウォーターの水を飲んで落ち着かせる。

 

(危なかった…世良に会うとか…今はバレるわけにはいかないんだ。)

 

座席に座り眠った。

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