プロジェクトルームに残った安室とコナンは、今後の話し合いをしている。
「さて、コナン君には潜入捜査として、アイドル活動してるけど…事件が解決したらどうする?」
「……そうだね。今は江藤青だけど、この名前は…存在しない。」
「探偵をしながらのアイドル活動は、君なら出来るかもしれない。演技も完璧だ。更に、アイドルとしての知名度も上がりつつある。」
コナンは安室の提案を聞きながら頷いてみる。
「それもいいかもね。前は好奇心に負けて、小さくなったけど…今は余り隠す必要ないし。どのみち、小学生の僕に探偵は、限界がある。事件が解決したら、一旦、探偵は休業するかな。安室さんはどうする?」
「そうだね。プロデューサーを続けるのも、面白いのかもしれないが…風見に何て言われるか。」
「この時を楽しむかな。今は江藤青を…消すわけにはいかないし。」
「プロデューサーになる場合、安室透をいっそのこと芸名にするか。どちらも僕であるから、嘘ではないしな。」
プロジェクトルームを出る直前で、コナンが振り向く。
「ボイトレ行ってくるね。プロデューサー。」
「ああ。」
安室はコナンを見届け、書類仕事を終わらせると、出ていった。すると、ちひろのデスクから森久保乃々が、顔を出した。
(……安室プロデューサーと青君の聞いてはいけない会話を聞いてしまったんですけど…森久保…どうすればいいんですか!?)
プロダクション内の見回りを行っている佐藤は、監視カメラの位置を確認していた。
(余り異常はないわね。2階に行くための通路には、パスポートが無いと通ることはできない。でも仮に、パスポートがあったら誰にでも侵入は可能。でも、警備員が見回りをしている限り、外部の人間には犯行が不可能。)
「難しいのよね。この事件…休憩しますか。」
地下倉庫にいる人物は警察の存在に焦っていた。
(警察の調べが入ったか。流石に動きすぎたか。だが、俺が偽者であるのは、気づかれないはずだ。本物は生かしておかないとな。まだ、利用価値がある。だが、計画を進めなければ…最高の舞台のまま、アイドルを消し去る計画をな…)
地下倉庫を出ていった。
小梅はプロダクションの屋上に来ると、上を見ている。
「…へぇ、青君…それは大変だね…安室プロデューサーも?ん…松田?貴方が…何時まで?そう…一緒に来るの?わかった。」
「小梅さん…屋上でしたか。ロケのことで打ち合わせをします。」
「プロデューサー。」
「どうかしましたか?」
「友達増えたよ…」
「それはよかった。会議室に行きましょう。」
小梅は屋上から出ていった。