プロジェクトルームに集まったアイドル達に、武内は企画書を配る。
「専務が計画している企画があるのですが…その企画を皆さんにやって貰いたいのです。」
「どんな企画なんですか?」
「鈴木財閥の方からオファーがあり、近々予定している豪華客船シンデレラ号のオープンイベントの乗船式に招待してくださるようでして…」
「鈴木財閥!?どうして、私達が…」
「理由なのですが、鈴木財閥、の関係者がシンデレラプロジェクトのアイドルファンらしく…」
理由を聞いたアイドル達。武内は話を続ける。
「その乗船式で、シンデレラプロジェクトのアイドルに宣伝して欲しいとのことです。」
「……乗船式…泊まり掛けですか?」
「3日間を予定しています。この乗船式は、抽選で当てた一般の方も来場されます。強制ではありませんので、締め切り期間は来月です。よく考えて決めてください。」
武内は申込用紙を配ると、話を終える。
「鈴木財閥…皆はどうする?」
「杏は参加したいかな。印税生活目指している身だし。」
「青はどうする?」
「そうだね。参加したいかな。アイドルといっても、新人だし。知名度が上がれば、正直嬉しいかな。」
暫くアイドル達の話し合いが続き、シンデレラプロジェクトのアイドル全員がオープンイベントの乗船式に参加を決定した。
「皆さん参加で、よろしいですね。それでは、この企画での詳しい話は、来週辺りに。スケジュールの最終確認がありますので…」
武内はプロジェクトルームを出ていった。
「ちひろさんも、参加するんですよね?」
「え?私もですか?」
「でも、この企画書にはちひろさんも参加決定みたいですよ?」
「え!?何も知らされてないんですけど!?」
乃々がデスクから出た。
「プロデューサーさん鬼畜です。」
「どうしたんですか?乃々ちゃん。参加やめたいの?」
「違いますよ。イベント期間中部屋に引き込もっていいか、聞いたんですけど…『森久保さんの知名度は充分ありますが、まだ、安心できません。ですから引きこもらないで下さい』
と言われました…」
「言われちゃうよね。」
「そうだにゃ!」
真夜中の車内、コナンは安室の車で寮に向かっていた。
「コナン君の計画通りになったね。」
「いや、オープンイベントは僕知らなかったけど。」
「……そうなのかい?なら、偶然か?」
「それより、安室さん。殺人事件に関する情報は、流してないよね?」
「ああ、全ての情報は公安が封印したはずだが…どうかしたか。」
「その情報は…殺害方法も流してないんだよね?」
「流せる情報じゃないな。だから、知っている人間は警察関係者か、第一発見者である武内プロデューサー以外知らないはずだ。」
「……なら良いよ。」
コナンは眠くなり、車内で眠った。