鈴木邸、次郎吉の書斎では、豪華客船シンデレラ号のオープンイベントの乗船式のスケジュールを組んでいた。
(うむ。人材、設備、乗客数は問題ないんじゃが…あと1つ何か無いものか。オファーは通った…難しいの…)
悩んでいると、書斎の内線電話が鳴り響いた。
「どうした。外線?うむ、わかった…………はい、346プロダクションの…提案?うむ、花火イベント…それは良さそうじゃな!それは、ありがたい。よろしく…ふぅ…何とかなりそうじゃな。計画を進めんとな。」
プロダクションの地下室で、謎の人物は何故か機嫌が良いらしい。
「丁度良さそうなイベントが発生したな。これならば、アイドルを最高の舞台のまま消し飛ばせる。奴等は俺の正体に気づいていないようだ。早速、準備をしておくか。」
プロダクション内の会議室。安室、コナン、乃々、杏が集まっていた。
「乃々姉ちゃん、ごめんなさい。」
「森久保乃々さん、申し訳ありませんでした。」
「安室プロデューサー…あ…コナン君も顔あげて欲しいんですけど…話を勝手に聞いた森久保が…」
「乃々は悪くないよ。情報管理が出来ていない2人が悪いからね?そうだよね?安室さんとコナン君?」
杏が笑みを浮かべているが、目は全く笑っていない。
「森久保さんは何処まで…話を?」
「安室さんとコナン君が潜入しているまでですけど…コナン君が小学生で、探偵は驚きましたけど…安室さんが…警察は…知りすぎた森久保は、どうなるんですか?確保久保ですか?」
「なりません。森久保さんは悪くありません。申し訳ありませんでした。」
コナン、安室、乃々が冷静になり、話を続ける。
「それで、僕達の事は内密にして欲しいんだ。」
「大丈夫ですけど……コナン君は探偵なんですよね?アイドル…やめませんよね?」
「安室さん、事件解決したらさ…休業するよ。アイドル活動楽しいから。」
「コナン君が決めたなら、それを尊重しよう。協力者だからね。さて、杏さんも話があるんでしたね。なんですか?」
「あのさ、その犯人は変装出来るんだよね?」
「ある程度の人物には、変装出来ますね。」
杏が怪しいと思っている人物を安室が聞いた。ちなみに、乃々はコナンに連れられて、会議室の外にいるため、杏と安室の会話を聞いていません。
「………どう思う?」
「確かに怪しいですね。でも、証拠がない。」
「ならさ………どうかな?」
「あの乗船式を利用しましょう。犯人は必ず仕掛けてくるはずです。此方も、人手を集めておきますよ。」
安室と杏の話し合いが終わった。
乗船式当日、米花町の船着き場ではシンデレラプロジェクトのアイドル全員と、ちひろ、武内、安室が集合していた。
「全員揃いましたね。」
「ちひろさんも楽しみでしたものね。」
「言わないで下さいよ!」
すると、船着き場に豪華客船シンデレラ号が到着した。船の船内は、150室にも及ぶ客室に。プール、映画館、レストラン、ホールが設備されている。
「さて、船に乗りますよ。ホールで、乗船式があるそうですから。」
全員はシンデレラ号に乗り込むのだった。