名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第36話

船内にいる乗客達は乗船式が開かれるホールに進んでいた。

 

「乗客多いですね。」

 

「鈴木財閥が設計した船ですから。」

 

ホールに入ると、鈴木財閥相談役、鈴木次郎吉が武内達を出迎えた。

 

「346プロダクションの方々じゃな?わしは鈴木治郎吉じゃ、感謝するぞ。」

 

「シンデレラプロジェクト担当プロデューサー、武内と申します。招待していただき感謝します。」

 

「事務員の千川ちひろです。招待ありがとうございます。」

 

「相談役。お久し振りです。安室透です。」

 

「安室じゃな!仕事を辞めたと聞いたときは、驚いたぞ。プロデューサーになるとは。楽しんでいかれよ。また、後程…」

 

次郎吉がホール内に消えると、武内がアイドル達に注意事項を伝える。

 

「今回は仕事で来ていますが、今日、明日は自由行動しても構いませんが、安室プロデューサーと千川さんの指示を聞いてください。」

 

安室がアイドル達に指示を出す。

 

「武内プロデューサーも言っていましたが、余りは慌てないでください。それと、船内スタッフの1人が我々と同行してくださる事になりました。」

 

船内スタッフに扮した風見が、アイドル達の前に現れた。

 

「船内スタッフの飛田男六といいます。3日間よろしくお願いします。この船は地下1階、地上3階建です。ですが、地下は船内スタッフの専用ですので、立ち入らないでください。」

 

「飛田さん、乗客の人数は?」

 

「今回は団体客限定の抽選制ですので、一般客は100人程度で少ないですが…」

 

「余り、一般の方に迷惑にならないように。17時にはホール前に集合してください。」

 

安室が注意事項の説明を終えると、客室のカードキーを配り、自由行動になった。

 

コナンは船内を歩き回り、避難経路、逃走経路を調べる。また、船内の防犯カメラの数を散歩を装いながら調べる。

 

(防犯カメラの死角になりそうな所は、階段通路。廊下等は死角になりそうな所は余りないな。)

 

船内の階段通路は2つあり、ぞれぞれ防犯カメラの死角になる場所が存在している。

 

(逃走経路になりそうなのは、地下1階だけど船内スタッフしか入れない。)

 

地下1階前付近まで進むと、カードキー付きの扉があった。それを確認したコナンは、地上1階にあるプール前で止まる。

 

(地下にはカードキーが無いと、侵入できない。なら、安全か…)

 

コナンは船内の情報を整理していると、世良に声をかけられた。

 

「青君じゃないか。久し振りだな。」

 

「えーと、拓海姉ちゃんの知り合い…世良さんだっけ?」

 

「そうだよ。青君はどうしてこの船に?」

 

「仕事で来てるよ。今は自由時間だけど。」

 

コナンは世良と会話していると、未央に呼ばれた。

 

「青、探したよ!」

 

「未央姉ちゃん、何かあったの?」

 

「何で……青の知り合い?」

 

「拓海君の知り合いでね。僕は世良真純。よろしくな!」

 

「私は本田未央だよ!世良君、よろしく!」

 

コナンが直ぐに未央に、世良の性別を教えると、吃驚して謝る。

 

「大丈夫。気にしてないよ!じゃあな。また後でな。」

 

世良は2階に向かった。

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