未央、コナン、杏の3人はレストランに行って昼を食べていた。
「杏ちゃんはハンバーグのハーフサイズで足りるの?」
「杏は沢山食べれないよ。飴は別腹だけどね。」
「青も食細いよね!?」
コナンが食べているのは、ステーキ小と野菜サラダー、ご飯ハーフセットだ。
「未央姉ちゃんは、多くない?」
ハンバーグ、ご飯、サラダ、スープのセットだ。ランチセットでは、普通の分量だ。コナンと杏が少なすぎるのだ。
「普通の分量だよ。」
「ならいいけど。」
お昼を食べ終えると、別行動を取り、船内を歩き回ると、博士と灰原に出会った。
「江藤君じゃの、久し振りじゃ。」
「僕に用事?」
「……そうね。この船に乗っている理由は?」
「仕事で来てるよ。今は自由時間だけどね。」
「蘭君がこの船に乗っておる。」
コナンは後ろを向き、立ち去ろうとするが、灰原に呼び止められる。
「忘れ物。」
「……ありがとう。」
手帳を受け取ると、何処かに行ってしまった。
「行きましょ。」
淡々としている灰原に、博士は灰原を呼び止める。
「良いんじゃな?」
「ええ…」
その頃、園子の父親の従兄弟である次郎吉は、園子の親友である蘭と世良に船内を案内していた。
「案内はこのくらいじゃな。」
「招待してくれてありがとうございます。」
「楽しんでいかれよ。園子、後は頼んだぞ。」
次郎吉は部屋に戻る。蘭、園子、世良の3人はお昼を食べるためレストランに向かうことに。
「何食べようか。」
「パスタで良いんじゃないかな?」
「お昼早めに食べたのよね。ケーキセットにしますか!」
その時、蘭は歩く際にコナンと擦れ違ったが、世良が気づいて呼び止める。
「……世良の姉ちゃん、また会ったね。」(蘭と園子もいるのか。)
「世良さん、この少年は知り合い?」
「でも、どっかで見たことが…」
コナンは部屋に戻ろうか考えていたら、蘭に名前を聞かれる。
「お名前は?」
「ん…?僕の名前は、江藤青だよ。」
「……サッカー少年じゃん。この子…」
(サッカー少年?何の事だよ。)
「サッカー雑誌によく載ってるこの子よ。アイドルでダンスも出来るって、友達に聞いたことあるわ。」
(確かに、サッカー雑誌とダンス関連で出たことあるけど。知ってる人はいるんだな。音痴だから、歌は無理だけど…)
コナンは自分自身の事なのだが、そういった事には疎いので、気づいていないようだ。
「僕、戻るね。」
「じゃあな。青君。」
コナンを見届けると、蘭が急に園子と世良に言った。
「青君の目の色…青かったよね。」
「確かにそうよね。」
「どうしたんだ。蘭君。」
「……何でもない。」(コナン君も目の色、青かったよね…偶然だよね。)
船内地下1階の船内スタッフ専用通路では、帽子を被った若い青年が荷物運びをしていた。
「土井塔君、荷物運び中断して、休憩するぞ。」
「わかりました。それにしても、先輩。相談役は今回、妙に機嫌がいいですね?」
「今日は目玉である宝石、ブールブラックの御披露目と、346プロダクションのアイドルが来るらしいからな。」
「346プロ?誰が来るんですか?」
「シンデレラプロジェクトのアイドルらしい。」
「………それは見てみたいですね。」
「今の仕事が終われば、最終日までは自由だし、いつでも見えるよ。」
先輩の船内スタッフはスタッフ専用部屋に戻っていった。
「…………今日は厄日かな。」
荷物運びを終えた青年、土井塔克樹は船内の見回りに向かった。