名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第39話

翌朝、船内を歩いているコナンは、船内スタッフの様子がおかしいのに気づいた。その理由を探ろうかと考えたが、直ぐにやめた。

 

(今の俺が事件を調べたら、怪しく思われるな。今はおとなしくすべきだな…)

 

部屋に戻ると、内線電話が鳴っていたので、受話器を取る。

 

「もしもし…」

 

『青君、大変だ!怪盗キッドが予告状を出したらしい。』

 

電話相手は安室だ。話によると、怪盗キッドが予告状を出しているらしいが、コナンは違和感を覚える。

 

(キッドが予告状…?調べる必要があるか。)

 

すると、杏が訪ねてきたようで、コナンは扉を開けて中に入れる。

 

「杏姉ちゃん、朝からどうしたの?」

 

「さっき、船内スタッフが話してたんだけど、怪盗キッドが予告状を出したらしいよ。」

 

杏が予告状をコナンに見せる。既に、船内にばら蒔かれていたらしい。

 

「青はどう思う?」

 

「まだ、決断はできないけど…キッドじゃないと思う。証拠はないけど…」

 

コナンの自信の無さげの言葉に、杏が笑みを浮かべる。

 

「自信無いの?杏も調べるからね。」

 

「杏姉ちゃんも…」

 

「この予告状の暗号を解かないとね。」

 

コナンと杏は予告状に書いてある暗号解読を開始した。

 

「…2つ目の終わりの世界が時を刻む…何の意味?」

 

「終わりの世界…でも、何で、2つ目?」

 

杏は予告状を見て、何かを閃いたようだ。

 

「このシンデレラ号…3日間のイベントだったよね。」

 

「確か、抽選で当たれば参加できるイベント…まさか。」

 

「この予告状はイベントの3日目に、宝石を盗む?」

 

「でも、時間がわからない。」

 

「天に重なりし時…の部分って、時計の文字盤何じゃあ…」

 

「それだと、暗号の答えは、2日目の終わり…今日の24時に宝石を盗む。」

 

「暗号は解読出来た……けど…」

 

 

 

暗号解読は終えたが、コナンはまだ、納得がいかないようだ。

 

(何だ、この嫌な予感は。)

 

「青、暗号解けたのに、何黙ってるの?」

 

「……杏姉ちゃん。もし、キッドが予告状を出したなら…何で、予告状を船内にばら蒔いたのかが、疑問なんだ。」

 

「そうだよね。でも深く考えなくても、良いんじゃないかな?キッドが盗む時間帯はわかったし。」

 

杏の言葉にコナンは、違和感を覚えるが、この時は深く考えなかった。

 

 

 

 

 

船内2階にいる未央、凛、卯月の3人もキッドの予告状を拾っていた。

 

「暗号の意味がわからないね。」

 

「難しいですね。」

 

「困ったね。」

 

「どうしたしたか?」

 

通り掛かったちひろが3人に声をかける。

 

「ちひろさん、実は…」

 

「キッドの予告状ですね。本来なら、止めるべきなんですけどね?拾ったなら仕方ないです。」

 

「ちひろさん、話がわかる!」

 

「今は自由行動中ですから、多目に見ます。でも、私も気になるんで、解読に挑戦しましょうか。」

 

4人は暗号解読に挑戦する。他のアイドル達も予告状を拾い、暗号に挑戦する者が続々と現れた。この状況を船内の見回りをしていたキッドは。

 

(明らかに、不自然過ぎる!何で、船内に大量の予告状がばら蒔かれてるんだ!?偽物の狙いは何だ?宝石目当ての行動には不自然過ぎるぜ。)

 

偽キッドの不自然な行動に、安室も推理していた。

 

 

(あの不自然なやり方は、怪盗キッドにしては、お粗末だ。館内ならまだわかるが、この狭い船内で予告状をばら蒔くなど、キッドらしくない。明らかに、奴の仕業だ。)

 

安室は船内を調べていると、小梅に声をかけられる。

 

「白坂さん、どうしましたか?」

 

「安室プロデューサー…話があるんだって…」

 

「話…?」

 

「緊急事態…説明あるから聞いて……ゼロにしか…止められない…」

 

小梅の言葉に、安室の表情が凍り付いた。

 

「何故それを…何処で聞いた!?」

 

「私に協力するなら…教えるよ…今は…皆を…助けて…」

 

小梅の偽りのない真剣な表情に、安室は考えるのをやめて、協力することに。

 

「後で、話してもらうからな。」

 

「勿論…4人共…それを…望んでるから…」

 

安室と小梅が何処かに向かった。

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