ラジオスタジオでは、ラジオ番組が始まったところだ。コナンは、杏の仕事を見学する。
『双葉杏のラジオ番組、キャンディーラジオが始まるよ!司会は双葉杏がお送りするよ…この番組は、より良いニート生活を…』
『ちょっと待ってください!?杏ちゃん、私のこと忘れてますよね!』
『ナナさんが今回のゲスト…』
『私も司会ですよ!?ラジオ番組名も違います!』
杏の行動に菜々が突っ込みを入れながら、番組を進行させていく。
『さて、今週もラジオ番組、キャンディーウサミンが始まりましたよ!』
『この番組はナナさんを労るために、皆からのアイデアを募集する…』
『杏ちゃん!?私はまだ17歳ですよ!17歳!』
『そうだったね。ななさんじゅうななさいだよね。』
『……さて、今週のキャンディーウサミンは、いつものコーナー、【杏ちゃんの日常】から始めますよ!』
『杏の日常生活を言うだけのコーナー…飽きないかな?』
『そう言わずにね。』
『……そうだね。週末なんだけどね、幸子が家に来たんだよ。』
『幸子ちゃんが?』
『小梅とホラー映画を見て、眠れなくなったらしく…』
『抱き枕にでもされたんですか?』
『よくわかったね。杏、身長小さいから、抱き枕にされたんだよ。杏の話はおしまい!別のコーナーして。』
『【杏の日常】のコーナーでした。一旦CMです!』
コナンは携帯を取り出して、メールを確認すると、降谷からメールが届いた。内容は残党に関する情報だ。
(…安室さんに連絡しないと…)
携帯をしまい、武内に話し掛ける。
「江藤さん、どうしましたか?」
「お手洗いに…」
「お気を付けて…場所はわかりますか?」
「うん。早く戻るね。」
コナンはトイレの個室に入り、降谷に電話する。
『どうしたんだい?コナン君。』
「メールを見たよ。情報は何?」
『組織残党が数人いることがわかっが、人数は不明。後、目立ちたがりやだ。特技は爆弾の製作。』
「目立ちたがりやに爆弾の製作…それとさ、潜入は問題ないけど、アイドルデビューの方はどうするの?プロデューサーからアイドル方針を聞かれたよ。」
『アイドルデビューは問題ない。その場合は、何らかの暗号で手紙を送る。』
電話を終えると、武内の所に戻った。
「戻りましたか。そろそろ、CM明けですので…」
『はい…杏ちゃん。CM明けです。起きてください!』
『杏はまだ眠いのだ!杏の代わりにこのウサギが、やってくれるよ。』
『出来ませんからね!?では、そろそろゲストをお呼びしましょう!』
『今回のゲストは……あれ、来ないよ?』
『変ですね……いましたよ!乃々ちゃん、出てきてください!』
森久保乃々が下から顔を出して、涙目になっている。
『う…帰りたいんですが、スタッフに連れてこられました。』
『乃々ちゃん、帰らないでくださいね。一緒に頑張りましょう!』
『応援されたら帰れなくなってしまいます。杏さん…』
『乃々、杏も帰りたいけどね。ナナお母さんに、怒られたくないよね?』
『杏ちゃん!?』
『…ナナお母さん…』
『乃々ちゃん可愛いですよ!ですが、私は17歳で……複雑です。』
『お土産を持ってきました…』
森久保はケーキの箱を持ってきた。
『ショートケーキですね!』
『後で、いただきましょう。乃々ちゃんは休みの日は、何をしてましたか?』
『う…事務所で輝子さんと小梅さんと幸子さんで、ホラー映画を見てました。』
『それは……』
『乃々、今日泊まりに来る?』
『森久保を泊めて、迷惑になりませんか?』
『ならないよ。泊まりに来なよ。』
『杏さん…』
『……そろそろ、終わりの時間が来てしまいました。キャンディーウサミン、また来週!』
『ナナさんの疲労回復出来るアイデアも募集中だよ。』
『杏ちゃん!?』
ラジオ番組が終わり、杏、菜々、乃々の三人が出てきた。
「皆さん、お疲れ様です。楽しくできていて、良かったと思います。」
「杏疲れたよ…」
「お疲れ様!ジュース貰ってきたよ!』
コナンがスタッフから貰ってきた缶ジュースを三人に渡した。
「青君ありがとう。」
「青、気が利くじゃないか!』
「えーと…」
「乃々姉ちゃんもどうぞ!」
乃々は恐る恐る、コナンから缶ジュースを受け取る。
「皆さん、疲れたでしょうから、家までお送りします。」
武内からの提案に全員が賛成すると、控え室で休憩してから帰った。