コナンは杏と別行動を取り、船内を調べていた。
(これを仕掛けたのは、キッドじゃない!奴の仕業だ!目的さえわかれば…)
コナンも漸く、この予告状が偽キッドの仕掛けたものだとわかり、行動を開始する。
船内のフリースペースの物陰にいる乃々は、キッドの予告状を拾っていたが、暗号を解こうとはしなかった。
(難しので、諦めました。無理久保です。)
コナンは宝石が展示されているホールに到着した。
(嫌な予感がする…)
開けようとするが、鍵が掛かっているようだ。
(宝石が展示されているホールに…鍵が…)
すると、次郎吉がホールにやって来た。宝石が無事か確認に来たらしい。
「お主は…」
「それよりも、ホールに鍵が…」
「なんじゃと!?」
「相談役…どうしましたか?」
船内スタッフの1人が、異変に気づき、次郎吉に聞いてきた。
「丁度良かった。ホールの鍵を貸してくれぬか?」
「ホールの鍵ですか?わかりました。」
鍵を受け取る次郎吉は、ホールの扉の鍵を開ける。
「宝石は無事のようじゃ!」
(……俺の気のせいかな?でも、何か…ホール内に違和感を感じる。)
宝石を設置している台座を見ていると、次郎吉に呼ばれて、直ぐにホールから出る。
「青君、探しましたよ。」
「ちひろさん、どうしたの?」
「キッドの予告状騒ぎで、大変ですので、お昼だけはみんなで食べようと、プロデューサーから。」
「そうなの?」
ちひろとコナンはレストランに向かった。
お昼、プロジェクトのアイドル全員がレストランに入ると、アイドルの登場に乗客達から大歓声を受けていた。
「……プロデューサー、隅っこの席に行って良いかな?落ち着かなくて…」
「わかりました。私も一緒でよろしいですか?」
「ありがとう。プロデューサー…」
武内とコナンは隅の席に座る。すると、杏が近づいてきた。
「杏も座るね。」
「キッドの予告状で、船内が大騒ぎだったね。」
「これの事ですね?暗号解けませんでしたが…」
「杏と青は、暗号解読出来たよ。」
「凄いですね。」
料理を食べ終えたコナンは、飲み物を入れに席を離れる。
(アイスコーヒーにするかな。)
グラスに冷えたコーヒーと氷を入れる。
「青、砂糖無しでよく飲めるね。杏には無理だよ。」
「慣れれば飲めるよ。」
暫くして、レストランから出ると、菜々が安室から怒られていた。
「余り羽目を外しすぎないように 。買いたいのであれば、僕が買ってきますので。良いですね?」
「……わかりました。」
コナンは部屋に戻ると、予告状を眺めながら考えている。
(この予告状を大量に出した意味は?何か、意味があるはず…夜になったら、動くか。)
携帯のタイマーをセットして眠った。