映画館に辿り着いたコナンに、卯月、凛、みく、菜々、かな子、乃々、李衣菜、晴、武内の9人が目を見開いている。
「青!?何で…」
コナンは何も答えずに、針金で封鎖されている映画館の扉を観察する。よく見ると、通り抜ける隙間はあるようだ。
(行くしかない…)
「待って!青は…」
「僕が行かないとダメなんだ。今は時間がない。」
「………青君、何か知ってるんですか?」
コナンは不適な笑みを浮かべて、振り替える。その表情に何も言えなくなった9人。
「江藤さん、警官の話では、あの針金を取り除くのは、不可能のようです。爆弾と繋がっているらしく。」
「プロデューサー?」
「私達では……お願いします。」
「最後に…教えてくれないかな?青は…何者なの?」
「隠す必要は無いかな。今だけは…アイドル、江藤青…そして、僕は探偵だよ。凛姉ちゃん。」
「探偵……そっか。なら戻ったら、教えてくれないかな?プロダクションに来てから今までのこと…」
「良いよ。言える範囲までなら…」
コナンは隙間を通り、映画館内に侵入すると、中心に時限式の爆弾を発見する。その近くには、杏、小梅、未央とちひろの4人がいた。
「青…どうして!?」
「青…来たら…危ないよ!」
「………爆弾の解体…」
「青君はまさか…」
「…そのまさかだよ。ちひろさん。その場から動かないでね。」
直ぐに爆弾の近くまで歩くと、形状を調べる。
(仕掛けられているのは、プラスチック爆弾。コードを切れば、停止する仕組みか。厄介なのが、扉を封鎖している針金も連動していること。)
鞄から解体道具を取り出して、暗視ゴーグルを付けて、爆弾の解体を始める。
(ちょっと、面倒だな。コードが多い…)
爆弾の本体を取り外して、内部のコードをペンチで切る。すると、タイマーが早まり、コナンは解体を中断して、内部を確かめる。
(ダミーコードを切ると、タイマーが早まる仕組みか…)
コナンの解体作業を見て、ちひろは何も言えずにいた。杏は黙ってそれを見ている。
(コナンには、秘密があるみたいだったけど…爆弾の解体もできるのか…杏には無理だね。)
小梅だけは何故か、笑みを浮かべながら見ている。
「……やりたいの?ダメじゃないかな…松田さん…スコッチにも…言われてるし…」
(残り時間は、30分。間に合うかな…)
コナンは集中力が切れて、少し休憩する。
「……青!飴でも食べて。集中力が切れてるよね?」
「杏…姉ちゃん…ありがとう。」
「……青君、大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫だよ。てか、僕が爆弾の解体をしてるのに、何も言わないんだ?」
「青は聞いて欲しいの?」
「……聞かないでくれたら、助かるかな。未央姉ちゃん。」
集中力が回復したコナンは、解体作業を続ける。
「青…そのコード…切ったら…ダメだって…」
「コード…小梅姉ちゃん…誰に聞いたの?」
「松田さん…だよ…解体したくて…イライラしてるけど…」
「………続けよ。」
残り5分で爆弾の解体作業を終えたコナンは、無線で助けを求める。
「終わったから、お願い。怪我人はいないから…ちひろさん、大丈夫?」
「大丈夫ですよ。」
「怪我人はいないから。」
「青、御苦労様。」
「犯人も捕まったし、事件解決だよ。」
杏がコナンの手を握り締め、聞いてきた。
「アイドル…辞めないでよ…」
「辞めないよ。でも、暫く…休暇がほしいかな。」
「プロデューサーに聞いてみますか?青君。」
「そうだね…」
疲労が来て、眠ってしまった。