番外編1
プロジェクトルームのソファーで、読書をしていたコナンの隣に、こずえが来て座っていた。
「青、何してるの?」
「こずえ姉ちゃん?読書してるよ。」
「本読んでるの?」
「そうだよ。こずえ姉ちゃんは…?」
「お昼寝してきたの…」
こずえは機嫌が良さそうな笑みを浮かべている。
「青、杏は何処なの?」
「杏姉ちゃん?確か…レッスン行ってるはずだけど。」
「レッスン?行ってくるね…」
こずえはプロジェクトルームを出ていく。コナンは読書を終えたようで、カフェに行くようだ。
(何食べようかな?)
すると、武内がコナンを呼び止める。何やら誰かを探している様子だ。
「プロデューサー。何かあったの?」
「江藤さん。橘さんを見掛けませんでしたか?」
「ちょっと聞いてみるね。」
携帯を取り出して、電話を掛けると、橘ありすの携帯に繋がった。
「武内プロデューサーが探してるけど…うん、わかった………プロデューサー。ありす姉ちゃん、寮にいるみたいだけど…」
「そうですか。困りました…橘さんが希望していた企画が通ったんですが…」
(嫌な予感が…)
一応、武内にその企画を聞いてみることにした。
「バラエティー番組で、イチゴ料理対決をする企画です。」
「イチゴ料理…プロデューサーはその料理を食べたことあるの?」
「………改良を重ねたキンキンに冷えたイチゴパスタを試食しました。」
「味は聞いた方がいいかな?」
「……………」
武内は横に降った。理解したコナンは、何も言わずに立ち止まっていると、ありすがやって来た。
「武内プロデューサー。呼ばれてきました。」
「橘さんが希望していたあれが通りました。その打ち合わせを…」
「本当ですか!わかりました!そうだ。青さんもイチゴパスタ食べてみますか?」
ありすが目を輝かせながら聞いてくる。
(断れない…どうしよう…)
武内が助け船を出した。
「橘さん。江藤さんは他ロケの打ち合わせがあるので、無理かと。」
「それは仕方ないですね。また、今度。」
武内とありすは打ち合わせに向かった。
(危なかった…今日はおとなしく帰ろう。)
コナンは寮に戻った。
翌日、コナンは他プロジェクトのメンバーである星輝子に呼ばれて、レコーディング室に来た。
「輝子姉ちゃん、来たよ。」
「青、来てもらって悪い…フヒ、ギター演奏…いいか?」
「大丈夫だよ。暇だったから。それよりも、予約したの?」
レコーディング室は事前に予約をしていれば、アイドル個人でも利用できるが有料である。
「この部屋の方が、防音。迷惑ならない…」
ギターを鳴らし始める。滅茶苦茶でやっているように見えるが、しっかりと演奏している。
「青、どうだったかな?」
「最初と最後の部分が低かったよ。この部分…」
楽譜を見せて、音の指摘をする。
「そうか。い、いつもありがと…」
「僕が出来ること…余りないし。」
「感謝してるから、余り言うなよ。」
コナンは月に1度、輝子のギター演奏をチェックを頼まれている。だが、コナンからしたら余り乗る来はしない。
(俺がやっても、大丈夫なのかな?)
ギター演奏のチェックを終えたコナンは、寮に戻った。