名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

51 / 111
第2話投稿


【ニート探偵双葉杏】 2

第2話

 

双葉探偵事務所に依頼の電話が来て、3日後。依頼主が事務所に来たようだ。菜々が依頼主の男性にお茶を出すと、杏の後ろに下がる。

 

「私が双葉探偵事務所の所長、双葉杏だよ。余り、緊張しないでね~普段引きこもりだし…」

 

「ちょっと杏ちゃん!?何言ってるんですか!」

 

「仲が良いですね?」

 

依頼主である眼鏡にスーツ姿の男性、司馬男六は出されたお茶を飲みながら、苦笑いしている。

 

「で、司馬さんは杏に依頼をしたいんだよね?電話でも聞いたけど、もう一度いってくれない?」

 

「わかりました。」

 

司馬の話だと、故郷の村の住人が、行方不明になっているとのことだ。

 

「…行方不明。警察には連絡したの?」

 

「勿論です。ですが…」

 

「村内を探しても、発見できなかった…て、こと?」

 

司馬が小さく頷くと、菜々はパソコンを起動して、司馬の故郷である村を調べることにした。

 

「……森で囲まれた小さな村ですね?」

 

「はい…自然豊かで自慢の村です。」

 

「何か有名な物とかは?」

 

菜々の質問に、司馬男六は眼鏡の上げながら答える。

 

「○○村ではハーブティーが人気でして、観光客にも好評です。」

 

「そうなんですね!」

 

「ですが、住人はプライドが高いのか、古臭い何かなのか、村の外には売りたくないみたいで…」

 

「村の外に売りたくない……依頼は行方不明者の捜索でいいの?」

 

「お願いします。そのせいで、村内では神隠しの祟りと…発見できなくても、真相が知りたいんです!」

 

「わかった。出来る限り、その村を調べ、解決してあげるよ。」

 

「ありがとうございます。費用は此方で、負担いたします。前払いとして、依頼料の30万です。残りは終わり次第、お支払いたします。」

 

司馬は探偵事務所を出ていった。杏はそれを見届けると、だらけきった表情に戻り、小梅が事務所に顔を出す。

 

「小梅…あの人に誰か憑いてた?」

 

「憑いてない…」

 

白坂小梅は霊の存在を見ることが出来る。但し、そんな頻繁に見えるのではない。何か、その人物に伝えたい事がある霊の存在のみ、霊視できる。

 

「なら、杏の勘違いかな?何か隠してると、思ったんだけどね…」

 

「杏ちゃん、今日の夜ご飯はどうしますか?」

 

「菜々さんの料理どれも美味しいからね。手軽なカレーでいいや。」

 

「小梅ちゃんもカレーで良いですか?」

 

「それで…大丈夫。」

 

「菜々は買い物にいってきますね!」

 

「気をつけてね…」

 

菜々が買い物に出掛けてくると、杏は眠たそうに部屋に戻ろうとするが、小梅に腕を捕まれる。

 

「小梅…?」

 

「杏さん…スプラッタ映画…見よう…」

 

「見なかったら?」

 

「エヘヘ……」

 

杏は朝まで眠れなくなったようだ。




次回は第3話投稿します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。