第3話
とある村の山中に茶髪、青の瞳を持つ少年が歩いていた。
「………はぁ、早く帰ろう。」
「若様、探しましたよ。」
「……今から帰るんだけど。」
メイドの女性が、少年の隣を歩くが、溜め息をしてメイドにいった。
「何で、誰も僕を見捨てないの?」
「見捨てられるわけがありません。」
「……どうでもいいや。帰るよ。」
メイドと少年は帰っていった。
杏、菜々、小梅の3人は、司馬の案内で村を目指す。今は森の中をバスで走行中である。
「司馬さん、今から向かう村だけどさ…バスで行けるんだね?」
「ですが、本数は少ないんですよね。平日は1時間に1本でまだいいですが…土日祝日は5時間に1本です。」
「それは大変ですね。」
「……どうしたの?杏さん…」
「あの鉄の門は?」
杏が見た先は、村の入り口が、鉄の門で閉ざされているのを発見した。
「あれが村の入り口だよ。」
桂馬と共にバスを降りる杏、小梅、菜々は、鉄の門の隣にある鐘を発見する。
「あの鐘を鳴らせば、鉄の門が開くよ。」
「何で、鉄の門で閉ざされているの?」
杏の疑問に、司馬は鉄の門を見ながら説明する。
「この村は隠れ里なんだ。資産家が土地を村にしたんだよ。」
「資産家…?」
「昔はね。村の住人は余所者を嫌ったんだ。でも、ある日を境にそういった偏見はなくなった。あの鉄の門余所者を村に入れない砦だった。今はそんなことないけどね。」
司馬は昔話を終えると、鐘を鳴らすと鉄の門が開き、村への通行が可能になった。
「入るよ。」
村に入ると、民家が立ち並んでおり、回りは森で囲まれていが、その先に行くと山道になっている。自然が豊かな村だ。
「森で囲まれてるね。」
「凄い、綺麗な村ですよ!」
「畑がある…」
「自慢な村だからね。村長に挨拶に行こう。行かないと、機嫌を損ねてしまうからね。」
杏、小梅、菜々は村長宅まで案内されると、呼び鈴を鳴らす。すると、家から白髪のご老人が出てきた。
「村長。都内からのお客さんを連れてきました。」
「司馬さん、お帰り。お嬢さんら、わしがこの村の村長、柳田敬三。ゆっくりしていきなさい。」
柳田敬三は優しい笑みを浮かべ、家に戻っていった。
「優しそうな村長だね。」
「それはよかった。早速だけど、宿の方に案内するよ。早い方がいいからね。」
杏、小梅、菜々が宿に案内される。村には少々合わない館が建てられていた。
「デカイ…」
「綺麗な館ですね。」
「………」
「誰が呼んでくるよ。」
司馬は館の主を呼んでくる。すると、小梅が杏に小さく呟いた。
「………気配がする。」
「……いるんだね?」
「いろいろ……」
小梅は館を睨んでいるのだった。
次回はドラマ内の登場人物紹介&第4話投稿します。