深夜のプロジェクトルームては、武内が担当しているアイドル達のスケジュールを計画していた。
(双葉さんはレッスンと歌番組の予定。
白坂さんはホラー映画紹介のオファーが入ってます。本田さん、森久保さんはラジオ番組のゲスト出演…か。他の人達は、今は海外ロケ…予定では、明後日には帰国。
江藤さんはレッスンが入ってますが、アイドル候補生の中では、身体能力が高い。問題は…どのようなアイドルになるか…)
武内は眠気覚ましのコーヒーを飲みながら計画案(仮)を考えている。
(江藤さんの苦手な分野として、歌唱力の部分。どうするか。)
「プロデューサーさん。残業ですか?」
「千川さん…スケジュールを組んでまして…」
「仕事熱心なのは良いですが、倒れたら意味無いですよ。」
そう言って、武内にエナドリを渡した。
「余り、無理をなさらないでくださいね。」
ちひろは部屋から出ていった。
「千川さんの言う通りですね。帰りますか。」
パソコンの電源を消して、プロジェクトルームの鍵を閉めて、帰っていった。
346プロの地下室では、男性が狂気の笑みを浮かべながら、パソコンに謎の計画書を記録していた。
「最高の舞台を作るためには、土台が必要だ!アイドルを育て上げ、最高の舞台を完成させたまま、消してやる。だが、まだ足りない!環境が悪いからか?」
男性はイベントに関する計画書を見ながらカレンダーを見ている。
「どうするか…このままだと、不完全のまま舞台が完成してしまう。それは、俺のプライドが許せない!此方から、機会を与えるか?まだまだ、時間はあるんだ…じっくり、仕上げてやる。」
地下室から出ていった。
コナンが346プロに入って、3週間。レッスンに慣れ始めた時、武内から提案が出された。
「僕がラジオ出演?」
「はい。他局のラジオ番組はまだ無理ですが、双葉さん、安部さんのラジオ番組【キャンディーウサミン】のゲスト出演なら問題ないと、上から言われました。」
「大丈夫なの?僕はまだ…候補生なんだけど…」
コナンが問題ないのか武内に、質問する。
「トレーナーの話では、ダンスの方は大丈夫との話です。ですが、ボイトレの方が難点との話が。」
コナンの苦手分野は歌唱力。武内は別の方向性でのアイドル活動の方法を考えていた。
「ちょっと、考える時間…良いですか?」
「大丈夫です。時間はあります。江藤さんはアイドル候補生ですが、今は私が担当しています。いつでも、相談に乗ります。」
「ありがとうございます。」
コナンは一瞬だが、子供の仮面が外れたが、その事にコナンは、気づいていない。無意識のようだ。
「男子寮まで送りましょうか?」
「大丈夫だよ。一人で帰れるから…」
「……わかりました。まだ…明るいですが、お気をつけて。」
コナンは男子寮に帰った。