第15話
青の部屋で殺人事件の情報を紙にメモしていた。杏が得た情報は、警部である木原からの情報だけ。推理するにも、情報が少ない。
「情報を整理出来たけど、厄除け部屋は密室なんだね。」
「内側からしか施錠できないからね。」
「犯人は被害者をどうやって、厄除け部屋に行かせたんだろうね?それがわかればな…」
「………それだ!」
青の言葉に杏が立ち上がり、何処かに電話を掛ける。
「木原警部。ちょっと、聞きたいことがあるんだけど…被害者の持ち物何かなかった?」
(杏姉ちゃん、何言ってるんだろう?)
「わかった。ありがとね……被害者の持ち物にアレはあった。誰がそれを持たせたかだけど…そのトリックも可能なのかな?」
「杏姉ちゃん、何かわかったの?」
「まだかな。それを証明しないと、いけないんだけどね。どうするかな……」
「……甘い物でも食べて、気分転換は?」
「そうだね。そうするかな。青君も行くよね?」
「一緒に行きたい!」
「村長がやってる喫茶店に行こうか。」
青、杏は喫茶店向かう途中、菜々と小梅と合流した。
「菜々お姉さんと小梅姉ちゃんも喫茶店に行くの?」
「そうですね。行きますよ。」
「私も…行くよ。」
青、杏、小梅、菜々の4人は喫茶店に向かう。
喫茶店に到着すると、柳田が4人を出迎える。
「いらっしゃいませ。空いてる席にどうぞ。」
「山谷さんも来てたんですね?」
「これはこれは…甘い物が好物で…青も来たんだな?」
「礼蔵おじさんも来たんだね?」
「可憐ちゃんも来るらしい。事件でお祭りが出来なくなったからな。」
山谷が苦笑いすると、菜々が席に座る時に、何かに気づいた。
(あれ…この匂い…何処かで。)
「菜々さん。どうしたの?」
「この甘い香り…なんでしょうか?」
「この匂いは村長手製のお香だよ。司馬さんは、商品化したいらしいけどね?」
山谷がケーキを食べ終えると、千円札を置いて、店内を出ていった。
「お香…」
「注文は何にしますか?」
「…そうですね。チーズケーキとコーヒーで。」
「ありがとうございます。」
柳田はチーズケーキとコーヒーの準備をしている最中、菜々は小声で杏に話した。
「杏ちゃん。現場にお香と似た匂いを感じました。関係ありますか?」
「…………本当!ということは…後は証拠だけだね。」
暫くすると、チーズケーキとコーヒーが運ばれた。
「杏ちゃん達は何か注文は?」
「忘れてた。紅茶1つ。」
「チョコケーキ1つ…」
「コーヒーブラックとレモンパイ。」
柳田は注文を聞いて、離れていった。
次回は第16話投稿します