ゲーム番組のロケで、ゲーム開発を行っている施設に来ているコナン、紗南、杏、レオンの4人は、VRNNOのゲーム体験会の参加者として呼ばれた。
「うわぁ!このゲーム機、人が入れるくらい大きいよ!」
「どうやって、ゲームするんだろ?」
「わからない……」
「卵の型だね。」(コクーンだよな。)
ゲーム開発部代表、條原大幸が4人にゲーム機の説明を行う。
「今回皆さんには、体感型ゲームを体験していただきます。」
「どんなゲームなの?」
「このカプセルは仮想空間を体験できる装置です。プレイヤーの情報を読み取り、仮想空間で操作することができます。テレビゲームの最新型です。」
條原が4人にヘルメット型の装置を渡した。
「あのカプセルに入ったら、このヘルメットを被ってください。仮想空間内での操作が出来ます。」
「結構軽いんだね。」
「それでは、カプセルに入り、ヘルメットを被ってください。」
コナン、杏、レオン、紗南の順番で、カプセルの中に入りヘルメットを被る。
(中は少し狭いな。コクーンと違って、窮屈じゃないけど…)
研究員の1人が、コントロールルームにいる條原に報告する。
「体験者4人の準備が完了しました。」
「わかった。ゲーム起動を開始しろ。」
條原の指示で、研究員の1人がゲーム装置を起動させる。4人いるカプセルが光だした。すると、研究員が條原に話し掛ける。
「條原さん、ゲームデータに、見覚えのないキャラがいるんですが…」
「何?直ぐに調べる。」
仮想空間
コナンは灰色の世界に出現して、目を覚ました。
(仮想空間…なのか?)
仮想空間内を歩いているが、何もない空間が続いている。
「誰かいないの!」
コナンが声を出すと、空間歪んで、目の前に少年が現れた。
「久し振りだね。江戸川コナンくん…今は、江藤青だったね。」
「ヒロキ君!?どうしてここに…」
少年の名はヒロキ。別名ノアズアーク。1年で5年分成長する人工知能である。コクーンの仮想空間で、コナンが会話したことがある少年だ。
「僕もあの時は、消滅した筈だったんだけどね…気づいたらネットワーク内にいたよ。それで、調べてみたら、コナンくんがアイドル活動してる情報を知ってね。」
「ちょっと事情があってね?杏さん達知らない?」
「このゲームの体験者達だね。調べてみる。」
ヒロキは仮想空間内の地図を表示させると、赤く点滅しているのを発見する。
「……双葉杏、レオン・ハザード、三好紗南の3人は、別サーバにいるね。」
「よかった…ここの会話は聞かれてないの?」
「一時的に遮断したから聞かれてないよ。そろそろ、時間だ。」
「……またね。ヒロキ君…」
「さようなら…江戸川コナンくん。」
コナンは仮想空間から離脱して、現実世界で目覚めた。
「青君…大丈夫かい?」
條原がコナンが目覚めたのを確認すると、安心している様子。その隣には、杏、レオン、紗南の3人がいた。
「みんな…どうしたの?」
「青君だけが、仮想空間内にいないから心配したんだよ。何かあった?」
「うーん…わからない。」
「何事もなくてよかった。今回は申し訳ない…」
條原がコナンに謝罪した。
「気にしてないよ。」
「そうか…」
後日、ゲームは無事稼働して、コナン、杏、レオン、紗南の4人はゲームを楽しんだようだ。