カフェでコーヒーとレモンパイを楽しんでいたコナンだが、捜査進まないことに苛立ちを覚えていた。
(早く残党を見つけないと、周囲に被害が…それなのに、くそ!)
見えもしない敵の手掛かりを発見できずにいたコナンは、日々ストレスを感じるようになっていた。
コナンの違和感を周囲は気づいていないが、このまま続けば時間の問題である。
(ダメだ…何も考えたくない。今日の予定は…休みか。調べたいけど…どうするかな。)
江戸川コナンの人脈をフルに使えば、調べられるだろうが、表向きでは江戸川コナンは、海外にいる設定になっている。勿論、学校も転校している。
(明日は学校なんだよな…しかも、346プロ系列だし…何でもありか…安室さんに連絡入れて、気分転換に散歩してこようかな。)
降谷に捜査状況の報告をメールで送る。
「何処行こうかな…この近くに…公園あったよな。」
コナンはサッカーボールを持って、近所の公園に行くと、リフティングをしながら調べた推理を整理していく。
(偽の爆弾予告を何度も警察に伝えた理由がわかれば…ターゲットは全部アイドルイベントの会場。何かの目的が絶対にあるはず。組織の残党の企みがわからないと、止めようがない。)
リフティングを終えると自販機で缶コーヒを買うと、ベンチに座り休憩する。
(捜査だけでなく、レッスンもしないとな。探偵とアイドルか…使い分けないと、危ないな。)
缶コーヒを飲み干すと、空き缶入れに捨て、立ち上がる。
「さて、お昼はどうしようかな。」
「青、何してんだよ。」
「晴姉ちゃん、どうしたの?」
学校の帰りなのか、ランドセルを片手に持った晴がコナンに声をかけた。
「今日はオフだから。」
「青はサッカーするのか?」
「リフティング程度はしたよ。」
コナンは晴の前で、リフティングをしながら会話を続ける。
「青、凄いな。」
晴の誉め言葉に、反応しつつリフティングを続けるコナン。すると、お腹の音がなりミスをした。
「まだ…お昼食べてなかった…」
「オレも一緒にいいか?」
「行こうよ!て、言っても、カフェになるけど。」
「行こうぜ!」
コナンと晴は346プロダクション内にあるカフェに行く。
「人が余りいないね。」
「学校ある日だしな。青は学校に行かないのか?」
「明日からだよ。まさか、アイドル育成の学校があると思わなかったけど…」
「オレと同じじゃん!」
「そうなの?」
空いている席に座り、メニュー表を見ると、新メニューと書かれたウサミンサラダと書かれた料理を発見する。
「…………人参が沢山入ったサラダかな?」
「……人参しか入ってなかったり。」
「普通のサラダにする?」
「オレはパスタで。」
お昼を食べ終えたコナンと晴。晴は用事があるようで、帰っていった。
「そろそろ…帰ろうかな。」
コナンは寮に帰った。それを遠くの方で見ていた渋谷凛と眼鏡をしている前田みくがいた。
「みく。」
「どうしましたか凛さん。」
「あの男の子…プロダクション内にいたかな?」
凛の言葉に、みくは携帯を取り出して、電話を掛ける。武内に聞いてみるようだ。
「プロデューサさん。ちょっと、聞きたいことが…」
みくの電話が終わるのを待っている凛。電話を終えたようで、凛に話す。
「新しいアイドル候補生らしいですね。」
「アイドル候補生…でもなんで、プロデューサが?」
「他の人が担当になる予定だったみたいですけど、忙しい時期で、アイドルデビューするまでの間は、担当になるみたいです。」
「……この時期に、アイドル候補生。」
「凛さん?」
「何でもない。寮に戻ろ。長期間の海外ロケは疲れちゃった。」
「疲れたにゃ……あ。」
気が抜けたのか、猫声になったみくに、凛が肩が震えている。
「凛ちゃん!?」
「笑ってないよ。」
「誰も言ってないにゃ!?」
凛とみくは帰っていった。