346プロダクションのプロジェクトルームでは、コナンが学校から出された宿題をしていると、学生服姿のみくが入ってきた。
「みく姉ちゃん、おはよう。今日は学校あったの?」
「ありましたよ。課題もたくさん出ましたから、プロジェクトルームで、終わらせようかと。青君も宿題ですか?」
「音楽の宿題出されちゃって、聴いて解くのは出来るんだけど…」
コナンの言葉に、苦笑しているみく。内容を見せてもらうと、歌唱力の宿題を出されたようだ。
「今日はオフだから、私も手伝いましょうか?」
「良いの?みく姉ちゃん。」
「苦手を克服するにはいい機会ですから。一緒にやりましょう。」
「ありがとう。みく姉ちゃん。」
「ですが、私だけだと少ないので、他に誰か呼びましょうか。」
「誰呼ぶの?」
携帯を取り出して、電話を掛けるみく。暫くして繋がったようだ。
「卯月さんですか?ちょっと予定を聞きたいんですけど……暇…実は青君の歌唱力の練習、一緒に手伝ってもらえたらと……わかりました。プロジェクトルームで待ってますね。」
「卯月姉ちゃん来るの!?」
「大丈夫みたいですね。私はボイトレを借りられるか聞いてきますね。」
(………相談しなきゃ、よかったかな。)
歌唱力以外の他の宿題をして終わらせると、来るまで暇なため、ロシア版の推理小説を読み始める。
(楽器なら大丈夫なんだけどな…バイオリン限定だけど…)
読書に集中していると、みくが戻ってきたようで、読書に集中しているコナンを見る。
(何を読んでるんだろう?)
少し気になったのか、読書の邪魔をしないように、見える範囲で、本の内容を見る。
(英語?でも、文字が違うような…)
「みく姉ちゃん。どうしたの?」
「あ、ボイトレ使えないみたいで…メンテナンスしているみたいで…」
「それは仕方ないね。」
「青君は何を読んでるの?」
「ロシア版の推理小説だよ。結構面白くて「」
「ロシア版…まさか、青君は…ロシア語話せるとか…」
「少しなら話せるよ。読むのは、問題ないし。」
「それは凄いね。」(近い時期に、アーニャちゃんを会わせてみましょうか…)
みくが何かを企んでいるが、コナンは知るよしもない。
「暇になっちゃたね。どうしようかな?」
「卯月さんが来たら、猫カフェに行きますか?青君の宿題の期限は?」
「来月まで。後、3週間はあるから大丈夫…かな?」
「予定が合えば手伝うよ。」
コナンは読書を終えると、丁度卯月がプロジェクトルームに入ってきたようだ。
「卯月さん。今から猫カフェに行きましょう!」
「青君、宿題は?」
「期限があるからまだ、大丈夫。」
「なら、行きましょうか。」
みく、コナン、卯月の3人は猫カフェに向かった。
都内の猫カフェに到着した3人は、消毒を済ませると、店内に入った。
「猫がたくさんいますね。」
「癒されるにゃ……」
「みく姉ちゃん。変わってるよ。」
「私としたことが…」
「オフだし、別にいいかな。」
コナンは猫カフェに来るのが初めてのようで、近付こうとしない。
「青君、猫の頭を撫でてください。」
「……わかった。」
少し焦げ茶色の猫に近付くと、猫の方からコナンに近付いてきた。
「……珍しいですね。この子が自分で近付いてくるなんて…」
「バーボン君が珍しいね。」
「………バーボン?」
「猫カフェのマスターは、ウィスキー好きで、猫の名前はお酒の名前から付けるんですよ。」
(猫に酒の名前……)
コナンは猫の頭を撫でると、目を細めて頭を擦り付けてくる。すると、他の猫が近付いてきた。バーボンに威嚇している。
「ライとバーボンは何時も仲が悪いですね。でも、威嚇まではしてなかったような…」
「仲良くな。」
威嚇していた2匹の猫が、コナンの声に反応して、威嚇をやめた。
「いい子だな。」
バーボンとライがコナンの手に頭を擦り付ける。
暫く猫カフェを楽しんだ3人は、帰った。