名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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ドラマ第2話

10月15日7時、学園登校日

 

朝日に照らされて、寝ているみくが、目を覚ました。

 

「……今日から…登校日だっけ…」

 

小さく欠伸をするみくは、階段を下りて、テーブルにある書き置きを見つける。

 

「今日の帰りは夜か……朝は、パンでいっか。」

 

トーストを食べながら、テレビでニュースを見ていると、事件速報に【凶悪犯脱獄】のテロップが流れた。

 

「怖いな…」

 

朝食を食べ終えて、身支度をして家から出る。すると、お隣から少年が家から出るところだ。

 

「おはよう。」

 

「……おはよう…ございます。」

 

少し、声が小さいがみくには、聞こえている。少年は走っていってしまった。

 

「……挨拶は良くなかったかな?」

 

 

 

8時25分

学園に到着すると、校舎3階にある高等部職員室に向かい、ノックしてから中に入る。

 

「黒川みくです。山川先生は…「来たか、黒川。今から教室に向かいぞ。」」

 

山川が教室に案内する。

 

 

 

 

高等部1年の教室内では、生徒達が会話していた。

 

 

「今日から転校生が来るらしいよ。」

 

「誰だろうね?」

 

「……いなく…ならない?」

 

「転校生次第だね。」

 

教室に、山川とみくが入ってきた。生徒達は静かになる。

 

「みんないるな。黒川、簡単に自己紹介してくれ。」

 

「黒川みくです。よろしくお願いたします。」

 

「黒川、席は…本川の隣で良いか?」

 

窓際の席にいる眼鏡をかけた少女は、外を見ていると、山川の声に気づいて、小さく頷いた。

 

(静かな子だ…それにしても、生徒数は…10人くらいかな。空席があるけど…)

 

 

「黒川みくです。」

 

「本川未央だよ。よろしくね!」

 

「よろしくお願いします。」(元気な人ですね)

 

 

「最初の授業だが…自習だ。自由にしてて良いが、騒ぐなよ。」

 

山川が教室から出ると、生徒達がみくに集まってきた。

 

「黒川さん、何処から来たんですか?」

 

「東京から引っ越してきました。」

 

「東京から!?都会ですよね!」

 

みくは生徒達の質問に、次々と答えた。

 

(黒川さん、慌てずに答えてる…)

 

質問が終わると、みくは顔色変えずに、淡々としている。

 

「だ、大丈夫?」

 

「大丈夫ですよ。」

 

「なら良かった。お昼は給食が出るからね!楽しみだよ。」

 

(そう言えば、そんな話もありましたね…)

 

「黒川。放課後の部活するか?」

 

「………?」

 

男子生徒に声をかけられて、みくは黙ったままだ。

 

「ちょっと、安川君。いきなり言っても困ると思うよ?」

 

「悪かったな。俺は安川広幸、サッカー部だ。よろしく。」

 

「…………よろしくお願いします。」

 

(反応遅いよ!?冷静で、クール系だと思ったんだけど……)

 

クラスメイトと仲良くなれたみくは、次の授業の準備に取り掛かる。

 

(部活動…考えたこと、ありませんでした。)

 

 

 

 

12時

午前中の授業を終えて、お昼のため食堂に向かう生徒達。

 

「給食何かな?」

 

「気になりますね。」

 

 

 

今回のメニューは、カボチャのサラダ、野菜スープ、挽き肉とカボチャの煮物、ご飯、牛乳だ。

 

 

「カボチャ尽くしですね。」

 

「食べなきゃね。」

 

「カボチャ尽くは…吉岡さんが作ったのかな?」

 

給食を食べ終えたみくは、小さながら欠伸をしている。

 

(やっぱり、食べた後は眠くなりますね。)

 

「黒川さん。お昼休みどうする?」

 

「そうですね。」(いつもは、日向ぼっこしてますけど…)

 

「図書室行かない?読みたい小説があるんだ!」

 

未央の誘いに、すぐに承諾したみくは、図書室に向かった。

 

 

 

12時45分

 

「何を読みたいんですか?」

 

「ミステリーだよ。魔女殺人事件だよ。昔の推理小説だけど、面白くて!」

 

「それは興味深いですね。」

 

図書室に到着して、中に入ると、既に先客がいた。

 

「青君今日も早いね!まさか…授業サボったりして?」

 

「未央姉ちゃんじゃあ、あるまいし……やらないよ。」 

 

青は小説を読み終えると、図書室を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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