名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

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第8話

米花町にある毛利探偵事務所に住む毛利蘭が、事務所内の掃除をしていた。

 

「よし、これで掃除は終わり。」

 

三階にある住居に戻り、部屋で自習をする蘭だが、何だか元気がなさげだ。それもそうだろう。半年前に居候をしていたコナンが海外に帰ったのだ。実際は降谷の協力で、海外に行ったことになっている。

 

「夜ご飯どうしようかな?」

 

蘭の携帯に着信音が鳴る。電話相手は親友の鈴木園子からだ。

 

「どうしたのよ、園子?」

 

『今日の空いてない?』

 

「そうだね。空いてるわよ園子。』

 

『だったら、夜7時に行くわね。』

 

「わかった。」

 

電話を終えると、夕飯の買い出しに向かうため、外に出る。

 

「お父さんにメールしとかなきゃ。」

 

簡単にメールで連絡すると、スーパーに入り買い出しする。野菜を見て夕飯の献立を考えていると、阿笠博士と灰原哀がスーパーにいた。

 

「博士と哀ちゃん、こんにちわ。」

 

「蘭君じゃないか。元気にしてたかのぅ?」

 

「蘭さん…もう、大丈夫なの?」

 

「心配してくれてありがとう。」

 

蘭は夕飯の買い出しをするため、博士と哀から離れた。

 

「哀君。」

 

「江戸川君は何をやってるのよ…あれから、連絡もないわ。」

 

博士と哀はコナンの事情を知っているが、誰にでも言える内容ではないため、黙っているしかない。

 

「哀君。」

 

買い物を終えて、家に帰った博士と哀は食材を冷蔵庫に入れる。

 

「…話を変えるわ。江戸川君がアイドル…どうなのかしら?」

 

「うむ。音痴じゃからの…」

 

「運動神経はいいからダンスは出来そうよね。博士、野菜カレー出来たわよ。」

 

皿にカレーを盛る。野菜しか入っていないカレーを見て、物足りなさそうにしている。

 

「肉ならなしよ。」

 

「トホホホ…」

 

落ち込みながらカレー食べる博士だった。

 

 

 

 

 

探偵事務所の真下にある喫茶ポアロでは、安室がバイトしていた。組織の潜入捜査は終わったはずだが、週2回はバイトに来ている。

 

「暇ですね。梓さん…」

 

「そうですね。」

 

カランと音がなり、お客が入ってきた。

 

「いらっしゃいませ…久し振りね。輝子ちゃん。」

 

「仕事が休みだから、食べに来た…フヒ…」

 

紫の帽子、青のサングラスをしている少女は、星輝子だ。

 

「ご注文は?」

 

「キ、キノコパスタで…」

 

「畏まりました。」

 

梓が水を出して、輝子に話し掛ける。

 

「今日は一人できたの?」

 

「いや…早苗さんと来た。今は買い出しに行ってる。」

 

「早苗さんも警察官辞めて、アイドルなんですよね。」

 

「キノコパスタ出来ましたよ。」

 

「キ、キノコ!ヒャ…ごめんなさい。」

 

雄叫びを上げそうになるが、静かになった。安室は気にせずに洗い物をしている。

 

「アイドルは大変?」

 

「そりゃあ…でも楽しい。フヒ…」

 

洗い物を終えた安室は、梓に買い出しに出ると言って、外に出る。

 

 

「さて、連絡しますか。」

 

安室は携帯を取り出して、電話を掛ける。

 

「今のところ異常は無いですよ。ベルモット…」

 

『それは良い連絡ね。クールガイが潜入捜査をすると、聞いたときは頭に来たけどね。』

 

「コナン君は残党を発見出来ていないようです。どうする?」

 

『そうね。今は…現状維持を続けなさい。奴を始末しない限り、クールガイが危険よ。』

 

「ではまた。」

 

電話を終えると、スーパーに買い出しに向かった。

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