名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

84 / 111


とある休日。晴とありすは、本屋で参考書を買うために来ていた。

 

「晴さんはそろそろ、スカートに慣れてください!」

 

「まだ、慣れねえよ。ジャージ姿の方がまだマシ。」

 

「それよりも、青君がアイドル引退したんですよね?先月辺りで…」

 

ありすは参考書を選びながら、晴に話し掛ける。

 

「……………」

 

「まだ、気にしてるんですね?」

 

「そりゃあ、同じ所属だしな。」

 

「正確には、武内プロデューサーの個人担当アイドルが青君ですが、プロジェクト担当も武内プロデューサーなので、同じプロジェクトになったようですが…」

 

晴の気持ちを察してか、ありすは態とらしく、咳払いをする。

 

「お昼一緒にどうですか?お昼代、私が持ちますよ。」

 

「………気分じゃない。参考書買ったら戻るよ。」

 

「…………わかりました。」

 

 

ありすと晴は、参考書を購入して、本屋を出ると安室とコナンを見掛けた。

 

だが、江藤青の正体は、コナンだとは知らないため、気づかない。

 

「安室プロデューサー。」

 

「ありすさんと晴さんは、買い物ですか?」

 

「参考書を買いに本屋に…」

 

「安室さん。先にファミレスに言ってるから。」

 

コナンは走っていってしまった。

 

「コナン君…全く。」

 

「あの子は?」

 

「僕の知り合いの子供でね。買い物に行ったところだったんだ。」

 

「中学ですか?」

 

安室は参考書をありすと晴に見せる。外国製の参考書を買っていたようだ。

 

「………留学ですか?」

 

「正解だよ。今はまだ早いから、受験勉強中だ。」

 

「………まさかな。」

 

「晴さん?どうしましたか?」

 

晴の独り言が聞こえたようで、ありすが心配している。

 

「なんでもない。それじゃあ、安室プロデューサー。また、プロダクションで…」

 

「ああ。気をつけて帰るんだよ。」

 

安室と別れたありすと晴は、女子寮に戻ると、部屋で寛ぐ。

 

「晴さん。何か変ですよ?」

 

「ありすは…青と仕事はしたことあったか?」

 

「プロジェクトが別なので、仕事はありませんが。会話したことは、何回かあります。」

 

「そうか。さて、勉強するか。」

 

参考書を出して、試験勉強の準備をする晴。ありすも準備をするが、思ったことが1つだけあった。

 

(青君もそうですが…あの男の子の瞳の色…綺麗な青色でしたね。同一人物……な、わけないですよね?)

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜のプロダクションの屋上で、安室は警視庁公安部所属、風見警部補…いや、警部と電話していた。

 

「久し振りだな。風見…元気そうじゃないか。」

 

『降谷さんがやめて、1年ですね。』

 

「で、今回は一般市民の僕に何を依頼するのかな?風見警部?」

 

『降谷さんは協力者の中で、特例なので上から情報を伝えるようにと。』

 

「どんな情報なんだ。」

 

『元黒の組織の幹部、ジン、ウォッカの2人が脱獄しました。」

 

「何!?どういうことだ!」

 

風見からの情報に、激怒する安室だが、冷静になり話を聞く。

 

『脱獄方法は不明です。申し訳ありません。』

 

「そうか。僕の方も出来るだけ、情報を集めておく。」

 

電話を切って、懐にしまう。

 

(コナン君には、話さない方がいいな。今度は、僕が探偵に戻る番だな。プロデューサー補佐の仕事もある。どうにかするさ…)

 

 

プロダクションを後にした。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。