警察庁にある情報分析班では、風見が防犯カメラの映像の分析を依頼していた。
「風見警部。例の映像の人物がわかりました。」
「誰なんだ?」
「……整形痕がありますね。わかり次第連絡します。」
「わかりました。」
安室は美城がいる部屋に来ていた。コナンに関してのことだ。
「専務。コナン君に関しての話とは?」
「実はな…例の監督から江藤青に依頼が来ている。」
「ドラマですか?アイドル引退していたはずですが…」
美城が言うには、アイドルではなく、役者として出てもらえないかとの話だ。
「それは……」
「これに関しては、江戸川コナンの意思を尊重する。アイドル引退にも、理由があるだろう。」
コナンの引退理由は、中学前だからとの理由で、引退している。アイドルだと自由に探せないのが理由だろう。
「コナン君はアイドル以外にも、やりたいことを見つけたいらしいですよ。探偵はしないそうなので……」
「………そうか。安室はどうする?」
「僕は続けますよ。出来る限りは…」
安室はプロデューサーを辞める気はないらしい。その言葉に、満足した美城は1枚の封筒を渡した。
「解散予定のプロジェクト…引き継いでみないか?これは、武内からの推薦だ。返事は来年まで待つ。それまでは、プロジェクトは解散扱いには、させてもらう。」
「検討します。失礼しました。」
部屋から出ていった安室は、暫く考える。
(コナン君にも、事件のことは言った方が…だが、負担になることは。)
とりあえず、今日の仕事を終わらせるのを優先にする。
(晴さんはカッコイイ衣装を希望していましたね。前はタキシードと執事服ですが、どんな服装なら良いですかね?)
ファッション雑誌を見ながら、候補を決める安室。すると、晴とありすがレッスンから戻ってきた。
「戻りました。」
「疲れた…プロデューサー、飲み物なんかない?」
「スポーツドリンクならありますよ。それと、風邪を引きますから…」
「簡単にお昼を作ってきますので、済ませといてください。」
タオルとスポーツドリンクを渡して、部屋から出る。
「急いで、着替えますよ。晴さん…」
「わかったよ。ありす…」
「アイドルは続けますか?」
「…………卒業まではやる。それ以降は…わからないな。」
着替えを終えて、スポーツドリンクを飲む晴に、ありすは…
「私もわかりませんね。その時にならなければ…」
「だな!」
安室が戻ってくるのを待つのだった。
今現在コナンは、仮の姿である江藤青の姿で、出歩いている。安室からの提案である。念のためにフードをしているので、江戸川コナンだとは、思われないだろう。
(……江戸川コナンも江藤青も目立ちすぎた。後者はいいけど、前者はダメだ…無茶してたんだな…俺は。この姿に、抵抗なくなってきてるし…)
本屋に立ち寄ると、推理小説のコーナーを見るが、それを避けて、参考書を見つけて手に取った。
(……これにするか。)
参考書を購入して本屋を出ると、帰りを急いだ。