名探偵がアイドルに!? 本編完結     作:ノック

90 / 111


風見は公安部の警官達と共に、廃工場に集結している。指名手配犯の行方を追ったら、この廃工場にいることがわかったからだ。

 

「行くぞ………突撃!」

 

廃工場に入ると、犯罪者達は慌てるが、警官達に確保される中。風見はジンとウォッカを探すが、既にいなかった。

 

「ジンとウォッカは何処に行ったんだ!?」

 

「俺達は……裏切られたんだよ!」

 

「裏切られた…どういうことだ?」

 

「俺達の組織の目的が、ガキの情報集めや偽造だぜ。少ない情報で、割りと報酬が良いからさ…」

 

組織の構成員の犯罪者が、全員確保された。ジン、ウォッカの行方は知らないようだ。

 

「蜥蜴の尻尾切りだな。捜査員はこの近辺をしらみ潰しに探し出せ。偽造身分証明書や偽造免許書を使って、ホテルに潜伏しているかもしれないからな!」

 

風見の指示で、一斉に散らばった公安の捜査員達。すぐに安室に連絡を入れ、警視庁の方にも応援を呼ぶ。

 

「これで、ジンとウォッカが捕まらなかったら、コナン君が危ない。」

 

「風見さん。実はウォッカに似た男性を見たとの目撃情報が……」

 

「………わかった。5人の私服警官連れて、確かめてくるんだ。絶対に、確保するな。わかったな。」

 

5人の私服警官が、目撃された場所まで向かった。風見は一旦、この地域の管轄である米花警察署に連絡をいれて、警戒体制を敷くように要請する。

 

「後は…仕方ない。犯罪者だが、奴に相談するか。」

 

その頃。コナンは、江藤青の姿でとある喫茶店にいた。誰かと待ち合わせをしているのだ。

 

(誰が、来るんだ?プロジェクトのメンバーじゃないよな。)

 

ブラックコーヒーを飲んで落ち着かせると、帽子を深く被っている女性が、コナンの姿に気づいて声をかけた。

 

「久し振りだぞ!青。」

 

「未央姉ちゃん!?まさか、安室さんに言われて?」

 

「杏ちゃんにも言われたかな?全く、見苦しいぞ!引退するなら相談してくれても…」

 

「ごめんなさい。」

 

未央は笑みを浮かべると、コナンの素直に謝罪したので、許した。

 

「他のメンバーも、青のこと心配してたよ?」

 

「何も言えません。」

 

「そうだ。今日はこれを渡しに来たんだ。」 

 

未央から1枚の紙を渡された。内容は、プロジェクトの解散会と送別会の案内状である。

 

「プロジェクトの解散!?」

 

「人数が少なくなってきて、アイドルを引退した人もいるからね。プロジェクトが正式に解散になったんだ。メンバーで、アイドルを引退するまでは、待ってくれてるけどね。今年の10月か来年の1月のどちらかには解散だよ。」

 

「……そうなんだ。」

 

「だから、青も解散会と送別会の2つは、必ず参加してよ!しなかったら、許さないからな!」

 

未央の本気に、コナンは笑みを浮かべて、小さく頷いた。安心した未央は、一緒に軽い昼食を食べた後で、その場で別れたようだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。