解散会と送別会が5日後に迫った。だが、コナンは脱獄犯であるジンとウォッカに警戒して、落ち着きがなかった。今現在は、安室の家で待機している。
(奴に知られたら、俺と知り合った人達が全員殺される。特に、
コナンは台所に向かい、コップに水をいれて飲むと、江藤青用の携帯にメールが来ていた。相手は、小梅からである。内容は…
〈久し振り…青は送別会と解散会に参加するの?〉
「小梅姉ちゃんから……参加できるよ…送信。」
〈楽しみにしてるよ……それと、オッドアイのお姉さんから伝言…無理はしちゃダメだって…〉
「オッドアイのお姉さん……まさかな。」
小梅にメールをすると、携帯を机に置いて、本棚にある推理小説を取り出すと、読書を始める。
(安室さんは仕事で遅くなるから、夕飯は買い置きしてあるレトルトで、済ませるかな。)
欠伸をすると、読書をやめるようで、布団に入り仮眠するようだ。その頃。安室は、風見に呼ばれて、警察庁の地下会議室にいた。脱獄犯であるウォッカを確保できたようだ。
「それは本当か?」
「ウォッカは確保出来ましたが、ジンはいまだに逃走中のようで、指名手配をしていますが、目撃情報は…」
「目撃情報は期待できないか。余り無理はするなよ…風見警部。」
「既に、徹夜ですがね。ですので、十分に気を付けてください。コナン君にも、言っておいてください。」
「わかった。」
安室は立ち上がると、ベルモットが会議室に顔を出した。風見の協力者であり、組織壊滅作戦での協力をしたため、監視付きではあるが、自由に行動している。
「バーボン…久し振りね。」
「ベルモット…呼ばれたのか?」
「風見警部に呼ばれてね。一応、協力者だから…シルバーブレッドは元気にしてるかしら?」
「引退してからは、何を目指すかで、悩んでるよ。探偵はやらないらしい。」
安室の言葉に、ベルモットが驚いている。引退したら、探偵を目指すと思っていたからだ。
「探偵はやらないのね。」
「コナン君は元メンバーにお別れをしたら、海外に留学したいらしい。飛び級で、大学に行くと言っていたよ。」
「飛び級で…余り、海外に行くのはどうなのかしら?」
ベルモットは海外留学に、否定気味だ。コナンの学力ならば、海外の大学に飛び級できる。
「一応…小学生よね?」
「一応、小学生ですが…工藤優作さんからやるべきことをしたら、協力すると許可したそうだ。」
「やるべきこと…元メンバーにお別れの挨拶ね?」
「正解です。コナン君は、メンバーにお別れをせずに、アイドルを引退したので…」
「約4年ですよね?コナン君がアイドル活動をしたのは…はじめは潜入捜査が目的でしたが…」
「4年は長い方ね。」
安室はコナンが潜入捜査を終えたら、アイドルを引退して、探偵を目指すと思っていたが、潜入捜査を終えても、引退しなかったのは驚いたくらいだ。
(俺は別の意味でも、驚いてしまったがな。まさか、あの頃の4人と組織のメンバー2人が…コナン君に憑いていたとは、思わなかったがな。)
安室は退室すると、家に帰っていった。ベルモットと風見は、ジンの確保のために計画を練るのだった。