小梅からの連絡を受けた安室は、一旦家に戻るとコナンにその情報を伝える。
「乃々姉ちゃんの居場所がわかったの?」
コナンからの質問に安室は小さく頷いた。情報提供者は匿名だと言ってはいるが、既にコナンは気づいている。
(小梅さんは…何者…)
「コナン君。森久保さんが連れ去られた場所は、廃墟されたビルだとわかった。僕は風見に連絡して、急行してもらう。」
「待って、ジンの要求は僕も連れていくこと。だけど、警察が来た瞬間、乃々姉ちゃんが殺されちゃう。」
コナンの発言に、安室は解決策を考えるのだが、警察の応援は呼べず、コナンと安室以外の人間が来たら、殺される可能性があるため、手の打ちようもない。
(ジンを最悪射殺すれば解決……ダメだ…コナン君もそうだが、森久保さんの前で、それだけはしてはならない。)
「何か無いのか…」
するとコナンの携帯に着信が、相手は快斗からだ。通話ボタンを押した。
『名探偵。緊急事態のようだな?』
「誰から聞いたんだよ?」
『風見警部からだ。名探偵のアイドル仲間を救う方法はないかと、知らせてくれたんでな。』
快斗は救う方法を考えてはいるが、それをするためには、ベルモットの変装技術と快斗の手品が必要らしいが…
『どうする名探偵。安室さんと名探偵だけで、救えるのか?』
「わかった。合流したいから、何処かで集まろう…」
『なら、俺の巣穴に来てくれ。場所はメールで送る。』
快斗からの電話が終わると、すぐにメールが届いた。隠れ家の場所がメールで伝えられると、安室とコナンは、隠れ家に向かった。その頃…乃々を誘拐したジンは、廃墟ビルの最上階にいた。
「江戸川コナンの知り合いかどうかは、わからないが…バーボンとは知り合いのようだからな。」
椅子に縛られている乃々は、薬で眠らされているためか、そう簡単には起きる気配がない。
(この小娘は、江戸川コナンが来るまで、生かしておく必要がある。俺の復讐のためにな。)
ジンの様子を1羽の白い鳩は、足に取り付けられている小さなカメラで、監視している。そのことを知らないジンは、乃々から一旦離れると、廃ビルからでて、何処かに向かっていった。
白い鳩はジンを監視するため、空を飛んで尾行を開始した。
コナンと安室が隠れ家に到着すると、快斗とベルモットに出迎えられた。
「久し振りだな。」
「それよりも、作戦はあるのか!?」
「無いこともないぜ。俺とベルモットには、変装技術があるからな。それを使った作戦なら、助けられるかもしれない。安室さん…トランプ銃は使わせて、もらうぜ。拳銃じゃないからマシだろ?」
「問題ない。風見が揉み消してくれるはずだ。」
元部下である風見を信頼している安室は、風見に今現在の状況をメールで知らせると、離れた場所で待機すると、メールが来たのだった。