仮面ライダー平成ジェネレーションズ Grand Order 作:人見知り
《堀田竜也side》
俺たちカルデア一行は、現地住人のススメもあり鏡城キャメロットへ向かっていた。
どちらのキャメロットも調査しなければならないのであれば、
おそらく敵対しない上、助力を期待できる方を優先したのだ。
ここエルサレム周辺はとても暑く、砂地ゆえに足を取られて歩きづらい。
「マスター。今からデも、キャタピラに換装したセんか?」
「……遠慮しておく」
果心居士と佐中真央は、いつも通り妙なじゃれあいをしている。
迂闊な事を言うと、翼とか変声機とかを仕込まれるが、
キッパリ断るとショボンとされるから強く断れていないため、ずっとこの調子だ。
そんな事より…同行者の事が気になって仕方がない。
「ねぇ、マシュ。あのリアって人、冬木のセイバー*1に似てるよね…?」
「う〜ん?どことなく似てる気はするのですが、ネロさんとそっくり過ぎて…」
六花とマシュも気になるらしい件の女性…リアは、この特異点で出会った女性だ。
フード付きのローブで顔を隠しているが、たまに垣間見える素顔が皇帝ネロにそっくりで、冬木のセイバーにどこか似ている。
歳は40過ぎくらいだろうか。
俺のサーヴァントであるガレスやここで出会ったベディヴィエールが言葉を濁すあたり円卓関係者なんだろうが、
魔術が使えない上に、剣が得意なだけの生身の人間らしい。
ガレス達の時代から千年は経っているのに生きているのもおかしい。
普通なら他人の空似なんだろうが、神秘の濃い時代だ。何かあるのかもしれない。
そんなこんなで、俺たちは鏡城キャメロットに到着した。
噂通り全てが鏡?で出来ている。
俺たちのような人間やサーヴァントは映るものの、周囲の風景は映らない。
更に近づくと、玉座に座る蒼い夜空の如き剣士…仮面ライダーが映った。
年齢も性別も分からない不可思議な声が反響した。
(((……大勢貰ってるから大丈夫なんだろうけど…
怪しすぎる)))
マスター一同、同じ事を思った。
《解析終わるまで絶対に手を出さないでよ⁈》
ドクターロマンも釘を刺してきた。
「ん。早くよこしなさい」
見ると、ジャンヌオルタが手を出していた。
「ちょっと!ジャンヌ!」
六花が慌てて手を下げさせようとするも、ジャンヌは手を下げない。
「マスターも考えてみなさいよ。誰かがやってみないと解析出来ないでしょう」
それはそう。と思ったが、六花は違ったようだ。目が据わっている。
「で、本音は?」
「……わーかった。わかったわよ。あの聖女サマに聖剣を自慢したいだけよ…」
そんなやりとりをよそに、城に映るジャンヌの手の周囲を様々な剣が飛び交い、幾つかは虚像を残して去っていく。
虚像と虚像が重なるたび、ジャンヌの手に剣が現れていく。*2
全ての像が重なった時、ジャンヌの手には2振りの刀があった。
「シュヴァルツェス・シュヴェールト、荒覇吐七十二閃、大黒毒竜万破…
あえて無銘というのも良いわね」
ジャンヌは子供のように目を輝かせている。
非常に気に入ったらしい。
一方でベディヴィエールは浮かない顔だ。
「貴方は何者ですか。私は貴方のような存在は知らない」
ガレスにも視線で確認を取ったが、首を横に振られた。
ガレスも知らないらしい。
"異なる歴史"とかいう気になる情報が出てきたが、
それより様子がおかしい人がいる。
リアだ。
「貴方なのですね…やっと《申し訳ないけど、粛正騎士達が近づいている!サーヴァントもだ!》…この気配はモードレッド? あの子を放置するわけにはいきませんね
申し訳ありませんが、同行するのはここまでのようです」
これまで生気を感じられなかったが、明らかに活力を漲らせている。
活力というより燃え尽きる寸前の煌めきかも知れない。
「剣を」
リアが手を伸ばすと、鏡面から一振りの剣が飛び出し、その手に収まった。
「あの子の剣ですね」
微かに微笑んだ気がした。
リアはローブを脱ぎ捨て、声高に名乗る。
「騎士達よ聞け!我が名はアルトリア・ペンドラゴン!
この先に進みたくば、この首、討ち取ってみせよ」
その後、アルトリア(オリジナル)とモードレッド(獅子王円卓)は剣で語り合い、
モードレッドの暴走自爆で心中。
その後は、原作通りに獅子王討伐。
次回は、聖剣製作者及びオリブリテン
未完から完結にするために、ガツガツ強引に進行します。
まぁ、fgo2次なんて沢山あるし気にしませんよね。……本作読んでる人も少ないし
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