戻って喜多!未来に郁代!(仮)   作:続きを書く予定がない短編

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ぼざろのタイムリープ系見たい(一ヶ月半前)

ないやんけ!

草案書くか〜

よし設定はこんなもんか

タイムリープ系の神小説投稿されてる!もう書く意味ないやん!

~Fin~


神頼みの代償

 

 

(また、ダメだった)

 

 目覚めたのはベッドの上。

 掛け布団が体を覆っている、つまり今はまだ夜が肌寒い季節だということ。昨日までの、冷房をかけなければ寝ることもできないような熱帯夜では決してない。

 

「私、あと何回繰り返せばいいのかな」

 

 おそらく私、喜多郁代は、今日結束バンドに加入した…のだろう。勢いだけで手を挙げ、ギターのイロハをなにも知らない状態で加入して、その後初めてやる5月のライブはとてもぎこちないものとなる。

 それからは必死にギターを練習するんだ。優しい先輩たちに囲まれ、バイトして、上達して、オーディションに出て合格して…今度こそライブを成功させるためにと。

 せっかくのライブ当日は残念ながら雨模様、でも頑張ってきた証を、成長を集まってくれた少ないお客さんに披露する。

 だけど結果は無情だ。ライブは失敗で終わる。

 全てこれから起こること。なぜそんなことを知っているのか? 

 

 そんなの、決まりきったことだからだ。

 分かりきったことだからだ。

 運命、なのかもしれない。

 

 

 

 なんせもう何度も繰り返しているのだから。

 

 

 

 何度も。

 

 何度も何度も。

 

 何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 なんとこれで記念すべき100回目だ。ありがたすぎて涙が出る。

 …もう、これ以上数えるのはやめよう。私が無意味に傷つくだけだ。

 

「なんであんなお願いしちゃったのかな」

 

 1回目に、この終わらない悪夢の元凶とも言うべき最初の周に戻れたなら。

 それこそ何度も夢想したことを、また性懲りも無く思い浮かべる。

 

 一週目、ライブのお疲れ様会としてみんなで江ノ島に遊びに行った。そして最後に妙音弁財天にお参りをして帰ろうという話になった。

 

 もしも戻れるなら、私は私を殴り倒してでもその願いを止めるのに。

 

 

『神様お願いします! どうかあの失敗したライブをもう一度、いや成功するまでやり直させて下さい!』

 

 

 神頼みなんて非科学的、絶対に叶うことのない願い。

 だからこそあのときの私は無茶なお願いをしてしまった。

 

【いいよ】

 

 聞き間違いかと思った。

 

 そんな軽い返事が聞こえたんだ。

 え、と声を上げる間もなく、私の意識は白く塗り替えられていった。

 

 

 

 そして始まったこの繰り返し。

 ライブを失敗すると、この結束バンドに加入した日に戻るループ。

 繰り返した今だからこそ分かる。

 

 これは神様が叶えてくれた【祝福(きせき)】なんかじゃない。

 むしろ────分不相応な願いをした私に、神が与えた【(のろい)】なんだ。

 

 ああ。

 お願いします。

 神様。

 

 いや。

 

 

 誰か。

 

 

 

「私を、助けてください、ヒーローさん…」

 

 今度こそ叶うはずもない呟きが、虚空に消えた。

 

 

 

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