博多駅で1人の女性が東京行きの夜行列車を待っていた、彼女が乗るのは博多発寝台特急「あさかぜ4号」である。
「えーと、私は個室だったはね。」
そこへ、車内アナウンスが流れた。
「まもなく、東京行寝台特急・あさかぜ4号が発車します、お見送りの方は白い線の内側でお見送りください、ドアが閉まりますご注意ください。」
ジリリリリリリりり
と、発車ベルが鳴った。
ピィーッ!
寝台特急「あさかぜ4号」は博多を17時39分に発車した。
「すいません、食堂車は空いていますか。」
「ええ、今準備していますので、放送が流れると思います。」
「どうも、ありがとう。」
ガタン、ガタタタン、ガタタタタン
博多、東京間を結ぶ寝台特急「あさかぜ4号」はブルートレインの元祖と言われている、うち1往復は下関から始発されている、寝台特急「あさかぜ4号」は博多を17時39分に発車し、小倉、門司、下関、宇部、徳山、広島、尾道、岡山、翌日に名古屋で朝を迎える、浜松、静岡、沼津、熱海、横浜、終着東京には翌朝の9時30分である。
名古屋で朝を迎えた、あさかぜは東海道本線に入った。
浜松駅
「あさかぜ4号」は6時06分に浜松駅に到着した。怪しげな男があさかぜを下車した。
ピィーッ!
あさかぜは浜松駅を発車した。
「お客さん、もうすぐ東京ですよ、起きて下さい。」
車掌は個室寝台に入室していると、その時、女は個室寝台で死んでいたのだ。
「うわぁぁぁぁ。」
車掌は慌てて、車掌長を呼びに行った。
「車掌長、個室寝台で女性が死んでいます。」
「ええ、女性が死んでる。」
そして、寝台特急「あさかぜ」で連続殺人事件の捜査するとは思いもならなかった。
私の名前は南 達仁、東京公安室公安特捜班の私服鉄道公安職員です、と言うわけで公安特捜班に配属されてから2週間がたちました、特捜班は11人体制で公安室に待機していた。
「オランダ村特急、寝台特急北斗星、スーパーかがやき、結構人気なんだよな。」
「おいっ南、警戒に行ってこい。」
「はい。」
南と高山は、東京駅の寝台特急のホームへ警戒に当たっていた。
9時30分、寝台特急「あさかぜ4号」は東京駅に到着した。
「どこだ、死体が見つかったのは。」
「5分前に着いたあさかぜ4号の車内で。」
「死んでるのは女性のようです。」
公安特捜班の捜査主任・小林洋介は駅員と一緒にホームへ向かった。
その後、高山と岩泉と桜井と梶山と松本と共に現場へ到着した。
「死体の現場はどこです。」
「個室A寝台の3号室です。」
ホームで警戒線を張り、捜査は開始されていた。
「すいません、ちょっと通してください、通ります。」
「ああいかん、入っちゃいかん。」
「私も鉄道公安隊です。」
と、南は鉄道公安手帳を公安隊員に見せた。
「失礼しました。」
「お待たせしました。」
「あなたは。」
「本日付で、東京公安室・公安特捜班に配属となりました南 達仁です。」
「主任、あれが新人の。」
「そうだ、本日付で配属になった南 達仁公安官だ。」
「ええーっ。」
個室寝台
「被害者の身元は。」
「確認しました、免許証によると東京在住の川島妃花さん24歳です、腕には注射痕があるな。」
「えっ、注射痕が。」
「これは多分、アルカロイドによるショック死ですかね。」
「やはり、毒殺か。」
「でも、注射器はどこへ消えたかだ。」
鑑識が担架で遺体の川島を搬送し、解剖へまわした。
「誰かが、個室寝台に入って殺害したと考えられますか?。」
「うーむ、南の言う通りならその線も荒ってみようか。」
「ええ。」
東京駅構内で聞き込みをしていたが、不審者は見当たらなかった。
「だめだ、目撃者と不審者は見つかりません。」
「そうか、とにかく捜査を続けよう。」
「了解。」
公安特捜班
「南 達仁か、今日から警乗2班から転属したか。」
「はい。」
「それで、あさかぜの死体で何か分かったか。」
「被害者の川島は、何者かに注射器で毒殺と考えられます。」
「注射器か。」
「はい。」
「問題は、犯人はどこからあさかぜに乗って来たかだ。」
「そこが、謎ですね。」
「被害者の川島は、博多から寝台特急「あさかぜ4号」に乗り、博多を17時39分に発車しています。」
「ああ、博多から乗ったのか。」
「はい。」
南は高杉班長に事件の足取りを説明した。
そして、特捜班は謎を解けるのか。