「倉田ましろが頑張ってピクルス抜きにしたら……(ガルパエリア会話)」
勇気出して言ったけど対応して貰えない時ってあるんですよね
突然ですが私は今、つくしちゃんとハンバーガー屋に来てます。
なぜここに来ているかと言うと、今日はななみちゃんの家での練習もなくて学校も休日でお休みだからつくしちゃんとおでかけすることになって。
ショッピングモール行ったり商店街行ったりして、月ノ森に通ってる私たちでもちゃんと普通なところを巡ってお昼ご飯としてここに来た。
「ね、ましろちゃん」
「何、ってこれ……ミッシェル?」
「みたいだよ、決められたメニューを頼むと貰えるみたい」
「ほ、欲しい……けど」
「?どうしたの、ましろちゃん?」
期間限定でおまけが付いてくる、ハンバーガー屋ではよくやってる施策。
今の期間中はミッシェルのお役立ちマスコットっていう使用用途があまりわからない気がするグッズ。
使わないかもとわかっていても欲しくなっちゃう、でも。
おまけ付きのメニューを見るとどれも……
「ピクルス入ってるやつだけ……」
「そっか、ましろちゃん苦手なんだっけ」
「でも、ミッシェル欲しい……」
「それじゃ、ピクルス抜いてもらお?」
「う、うん、頑張る……!」
あまりやりたくないけど、ミッシェルのためにも勇気を出さなきゃ。
深呼吸してから店員さんの前に行く。
こういうの苦手だけど、ずっと引き気味じゃダメだから、言うんだ、私。
「いらっしゃいませー、ご注文は?」
「えっと……ハピネスバーガーのセットを、ピクルス抜きで……」
「私もハピネスバーガーの、私のやつはピクルス抜かなくていいです」
「はーい、お待ちくださー」
店員さんがメモを取り、注文した物の金額を払う。
支払いを終えて一度席に戻るとつくしちゃんが褒めてくれた。
「言えたね、ましろちゃん」
「う、うん……なんとか」
「店員さん少し冷たかったけど言えたんだから成長したと思って、ね?」
「そうだけど……あ、出来たみたい」
褒められるのは嬉しいし、頑張って言ったことも少し自信に繋がる気がする。
これで少しでも先輩達と話せるようになれば……
なんて考えているうちにバーガーができあがって番号が呼ばれた。
私たちの注文したものを受け取り席に戻っておまけのミッシェル……は後で開封することにしてとりあえずハンバーガーを食べる。
食べ………あれ?
「な、なんで……」
「どうしたのましろちゃん!?」
「ピクルス……抜きってお願いしたのに……」
一口食べたら苦手な食感が歯にあたった。
上手いこと避けてちゃんと飲み込んでからもう一度確認。
やっぱり、入ってる……
「ま、ましろちゃん!泣きそうにならないで!?」
「ごめん、頑張って食べる……」
「うーん……」
頑張ったのに、勇気出したのにピクルスが抜かれてなかった。
でも、店員さんも忙しいだろうし今更抜かれてないからって抜いて欲しいなんて言えない。
だから頑張って食べる。
苦手だけど、克服しなきゃ……
「それじゃあ私が貰うね?」
「えっ、でもそれ私……」
私が覚悟を決めて、といいつつ目を瞑って一気にピクルスを食べようとしたらつくしちゃんが私のハンバーガーからピクルスを取って食べた。
さっき少し噛んじゃったんだけど、当の本人は
「大丈夫だよこれぐらい──ほら、これで無くなったはずだよ」
なんて、平気で言う。
「……ありがとう、つくしちゃん」
「どういたしまして?……さ、食べよ」
「うん!」
つくしちゃんは凄い、それと……ちょっとズルいかな。
でも、平然とそうやって動けるのは羨ましいや。
ということで
ガルパのハンバーガー屋エリア会話、「勇気をだして言ったのにピクルス抜いて貰えなかった倉田ましろ」の独自アレンジです。
ピクルス抜かれてない……(泣)で終わっていたのでそこから先、もしひとりじゃなくそこにモニカのメンバー誰かがいたら、ということで二葉を入れてみました。
めちゃくちゃ遅めのましつくの日ってやつですね、遅いね
次回以降もこんな感じが続いていきますが何卒よろしくお願いします。