艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん 〜黒野一家のビビッ島旅行記・改〜   作:星龜

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『ニュータイプ』(前)


 

草原を進撃する

アリアのガンダムXANGO(ザンゴー)

ティナのアサルトドム―。

 

 

ガンダムXANGO(ザンゴー)のレーダーが、空を飛んでくる機影を捉えた。

 

正面モニターに、敵機のデータが表示される。

 



 

【機体名】

エクストラパック

 

【ベースキット】

1/144 ライトニングバックウェポンシステム

 

【種別】

汎用型モビルアーマー

 

【属性】

 

【ファイター】

黒野 秋雨

 



 

「1時方向から来たわ!!」

と、ティナに報せるアリア。

 

『ゑっ?

エクストラパックって、何?』

と、ティナからの返信。

 

「何かな…

あっ、何かが降りた!!」

と、正面モニターに、エクストラパックからナラティブガンダムが飛び降りる光景が映され、ナラティブガンダムのデータも表示された。

 



 

【機体名】

ナラティブガンダムE装備

 

【ベースキット】

1/144 HGUC ナラティブガンダムC装備

 

【種別】

宇宙用モビルスーツ

 

【属性】

 

【ファイター】

黒野 梅雨葉

 



 

続いて、エクストラパックが放った大口径ビーム砲のビームが飛んできたが、ガンダムXANGO(ザンゴー)もアサルトドムも、なんなく回避した。

 

「私がガンダムの相手をするから、ティナはモビルアーマーをおねがい!!」

 

『がってンッ☆』

と、ガンダムXANGO(ザンゴー)がナラティブガンダムを…

アサルトドムが、エクストラパックの相手をする―。

 

 

正面モニターに映る、ナラティブガンダムを見据えるアリア―。

 

パッと見た感じは、無改造のナラティブガンダムC装備のようだ…。

 

…が、アリアは、ここで

重大な事

に気づいた―。

 

ゑっ…!?

 

ナラティブガンダムの動きが…

 

止まって見えない―!?

 

 

アリアは『ニュータイプ』である。

 

『ニュータイプ』とは、ビビッ島において

特殊な能力を持ったガンプラファイター

のことだ。

 

それは

ガンプラバトルで、対戦相手の動きが止まって見える

のだ。

 

なぜ、そんなことが起きるのか、原因は不明である。

 

一説には、プラフスキー粒子が人体に何らかの影響をあたえているのではないかと言われている。

 

しかし、『ニュータイプ』同士が対戦すると

相手の動きが止まって見えなくなる

のだ…。

 

 

ナラティブガンダムが、止まって見えない…

 

つまり

梅雨葉は『ニュータイプ』

ということだ―。

 

同じ『ニュータイプ』同士の対戦なので、勝敗を決めるのは、自身の技量と…

 

愛機(ガンプラ)の性能だ―!!

 

 

ビームライフルを撃ってくるナラテ([梅雨葉])ィブガンダム。

 

しかも、かなり正確に狙って―。

 

だが―

 

ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)は、バックパックを回転させて推進方向を変えることで、ナラティブガンダムからの攻撃を全て回避してみせた―。

 

 

地上に降り立ったナラテ([梅雨葉])ィブガンダム。

 

レーダーが、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)の機影を捉えた…

 

その時!!

 

痛っ!?

梅雨葉は、急に頭が痛くなった

 

しかし、痛みはすぐに治まった。

 

(何だろう?)

と思いつつも、迫り来るガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)に向けて、ビームライフルを3発撃つ。

 

しかし、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)は、ナラテ([梅雨葉])ィブガンダムの攻撃を全て回避した。

 

(今の攻撃をかわした―!?)

と、驚く梅雨葉。

 

やはり、自分の愛機(ガンプラ)は宇宙用モビルスーツなので、地上戦は不利なのだと、梅雨葉は感じた。

 

今度は、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)からの攻撃―。

 

「くっ…!?」

と、どうにか、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)からの攻撃を回避する。

 

もともと、ナラティブガンダムの機動性は、あまり高くない。

 

しかも、地上ステージなので、ただでさえ高くない機動性が、さらに低下している…。

 

だから、回避するのも一苦労だ。

 

!!

 

ついに直撃コースが来た。

 

しかし、深海が、秋雨達をナンパしていると勘違いした、ビビッ島独自のガンプラバトルについて教えてくれた親切な男性は

シールドにも耐久値があって、耐久値がゼロになると、シールド防御ができなくなる

と言っていた。

 

しかし、今、ここでシールド防御しないと…!!

 

ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)からの攻撃が、ナラテ([梅雨葉])ィブガンダムのシールドに直撃した…

 

その直後!!

 

正面モニターに…

 

NT-D Drive

と表示された。

 

「…うそ…

何…これ…!?」

 

発動したNT-Dに驚く梅雨葉…。

 

ビビッ島のガンプラバトルでは、ガンプラの原作の機能がある程度再現されていると聞いていたが、まさか、NT-Dまで再現されているとまでは思わなかった…。

 

 

NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)―。

 

それは、ユニコーンガンダムやナラティブガンダムにインストールされていた、特殊な機体管制システムである。

 

敵性ニュータイプ、もしくは強化人間の発する感応波を感知する事で自動的に起動し、モーションパターンによる手動操作から、インテンション・オートマチック・システムによる思考操作に切り替わり、敵の感応波を受信しての先読み行動が可能となる。

 

さらに、ジェネレーターやスラスター出力向上、敵のサイコミュ兵装を自らの支配下に置く【サイコミュ・ジャック】といった、いくつかの機能が解禁される。

 

ナラティブガンダムの場合は、インテンション・オートマチック・システムへの移行機能は無いが、パイロットの制御を離れた行動を起こしたりした。

 

 

ビビッ島のガンプラバトルにおいては、1分間、『ニュータイプ』と同じ効果が得られるが、使用後、5分間は使用できなくなる―。

 

 

梅雨葉も、一応、NT-Dについての概要は、ほんの少しだが知っている。

 

ガンプラバトルにおいて、実際にNT-Dを使おうものなら、相当作り込まないといけない。

 

起動しているのを見た梅雨葉の表情は、未知の体験の緊張と、興味と、恐怖で歪んでいた…。

 

とりあえず、ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)に向け、ビームライフルを撃つナラテ([梅雨葉])ィブガンダム。

 

その攻撃は回避されたが…

 

…!?

 

梅雨葉が操作していないのに

 

ナラティブガンダムが、ビームライフルを撃ったのだ…!!

 

そして、その攻撃は…

 

ガンダ([アリア])XANGO(ザンゴー)に命中した―!!

 

 

「あ…あれは…!?」

と、ナラティブガンダムのサイコフレームが赤く輝き始めたのを見て、驚くアリア。

 

サイコフレームが発光する…

 

つまり、NT-Dが発動したということだ。

 

(でも…

相手も、私と同じ『ニュータイプ』なのに、どうしてNT-Dを発動させるんだろう?)

と、首を傾げるアリア。

 

ビビッ島のガンプラバトルにおいて、NT-Dは、普通のガンプラファイター(オールドタイプ)の『ニュータイプ』に対する対抗手段である。

 

しかし、『ニュータイプ』同士の対戦だと、NT-Dを発動させる必要は無い。

 

だから、アリアは相手(梅雨葉)の意図をはかりかねていた…。

 

 

「あれは…!?」

と、梅雨葉のナラティブガンダムのNT-Dが発動しているのを見た深海も、驚きを隠せなかった。

 

「NT-Dが発動するほど作り込むとは…

雨葉も白も凄いな☆」

と深海は、梅雨葉のナラティブガンダムを製作した雨葉と白を褒めたが…

 

「おとーさん…違うよ、違うよ、違うよ…。」

と、雨葉は首を横に振り

 

「・・・・・・。」

白も同じく、首を横に振った。

 

 

ビビッ島のガンプラバトルは

ガンプラの完成度に関係なく、原作の機能は発現する―。

 

雨葉も白も、深海がナンパ男と勘違いした、ビビッ島のガンプラバトルについて親切に教えてくれた男性の話を聞いていたので、なぜ、梅雨葉のナラティブガンダムのNT-Dが発動したのか、わかっている。

 

 

「じゃ、何だ?

梅雨葉の相手は、本物のニュータイプだとでもいうのか…!?」

と、NT-Dについて知っている深海は驚嘆する。

 

「そうだよ。

アリアは『ニュータイプ』なんだ。」

と、深海達の近くで観戦していた青年が言った―。

 

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