艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん 〜黒野一家のビビッ島旅行記・改〜 作:星龜
「面白い事を言う男だな。
何だ?
この島のジョークか?」
と、深海が鼻で笑った。
「この島?
君は、この島の
と訊いてくる青年に、深海は
「日本から旅行に来ている。」
と答える。
「そうなんだ。
なら知らないのも無理はないか…。
あの、ガンダム
と言う青年。
「何なんだ?
その、不思議な能力とは?」
と訊く深海。
「相手の動きが止まって見える
んだよ。
でも、おかしいな…?
アリアが苦戦しているなんて…。
あのナラティブガンダムのファイター…
『ニュータイプ』なのかな?」
と、青年は首を傾げた…。
◇
秋雨は、ティナの相手をしていた―。
(すごいなぁ…。)
と、
ティナのアサルトドムは、全身を黄緑色に塗った、無改造のプロトタイプドムだ。
武器は、ジャイアントバズではなく、右手に
…が、撃つたびに、反動で機体が揺れているのだ…。
そもそも、
(あんな武器を持てばどうなるのか…
アサルトドムのファイターは、そんなこともわからなかったのかな…?
だったら…
アイツ…
たいしたことないヤツだわ…☆)
と、秋雨は見切った。
撃った反動に四苦八苦しているので、アサルトドムからの攻撃が当たることはない。
ならば、おもいきって突っ込もう…!!
秋雨は、エクストラパックを緩降下させながら、アサルトドムに照準を合わせ…
…ようとした…
その時!!
「痛っ!?」
秋雨に、突然の頭痛が起きた。
しかし、頭痛は、すぐに治まった。
(何だったんだろう?)
と思いつつも、秋雨は、メガビームキャノンの照準を、
「いっけぇ…っ☆」
と、機首のメガビームキャノンを撃とうとしたら―
「きゃっ!?」
突如、左の方向から、何者かに撃たれてしまった。
もともと、威力があったからか、それとも、属性の都合からか、1発被弾しただけで、耐久値が10パーセントも減ってしまった。
(そうだった…★
相手は3人だったんだ…。)
と、秋雨は緩降下をやめ、エクストラパックを左に旋回させ、撃ってきた相手を捜す。
「きゃっ!?」
と、またしても撃たれてしまった。
(どこ?)
と秋雨はレーダーを見るが、敵機の反応は無い。
しかし、被弾の状況から、相手は正面にいることは間違いない。
(ん?)
と正面モニターを見れば…
はるか先に
地面に黒い影
が見えた。
(あれは…?
そっか☆
敵は
ハイパージャマー
を使っているんだ☆)
□
ハイパージャマー
【新機動戦記ガンダムW】に登場するガンダムデスサイズのバックパックに装備されている、電子戦装備。
周囲に特殊粒子を散布することで強力な電波妨害を発生させ、時間制限はあるものの、電子機器をほぼ完璧に無効化することができる。
ビビッ島のガンプラバトルにおいては、起動持続時間が10秒で、使用後、30秒間は起動できない―。
□
「いけっ☆」
と、秋雨は、地面に映る影を狙って、エクストラパックの機首のメガビームキャノンを撃った―。
◆
秋雨のエクストラパックを狙撃したのは、ラグノの
原作同様、青と水色に塗り分けられたジムスナイパーⅡのバックパックを、ガンダムデスサイズのバックパックに換えた
ガンダムデスサイズのバックパックには
ハイパージャマー
が装備されている。
そのため、遮蔽物の無い平地でも、敵に見つかることなく、狙撃が可能なのだ―。
ティナからの救援要請を聞いたラグノは、ジムスナイパー・ステルスのハイパージャマーを起動させた。
そして、コクピットルームの天井に備え付けてある、精密射撃用照準器『ロックオン・ストラトス』を下ろした。
□
ロックオン・ストラトス
【機動戦士ガンダム
しかし、原作同様、両手で操作する必要があるため、『ロックオン・ストラトス』使用中は、ガンプラの操縦ができないという欠点がある…。
□
そして、スナイパーライフルを撃つ―!!
スナイパーライフルから飛び出した銃弾は、見事、
もともとの威力の高さに加え、属性の都合もあって、かなりのダメージをあたえた…
…が…
(ん?)
と、正面モニターを見たラグノは、首を傾げた。
そして…
機首のメガビームキャノンを撃ってきたのだ―!!
(しまった!!
みつかった!!)
と悔やむラグノ…。
ハイパージャマーにも弱点はある。
それは
地面に映る影まではごまかせない
ことだ…。
どうやら、地面に映る影を見つけられたようだ…。
ラグノは慌ててロックオン・ストラトスを片付けると、すかさず、
「うわぁっ!?」
なんと…
回避できず
直撃をくらったのだ…。
◇
「あっ…!?」
正面モニターに、ラグノの
【機体名】
ジムスナイパー・ステルス
【ベースキット】
1/144 HGUC ジムスナイパーⅡ
【種別】
汎用型モビルスーツ
【属性】
陸
【アビリティ】
ハイパージャマー
【ファイター】
ラグノ
(なるほど…。
データが表示されなかったのは、ハイパージャマーを使っていたから、データの取得ができなかったからか。)
と納得する秋雨。
ハイパージャマーは、たしかに厄介な代物だが
地面に映る影まではごまかせない
ということを知っていれば対処できる。
(それにしても…
何でアイツ…
じっとしている
んだろう?)
と、首を傾げる秋雨。
秋雨の目には
のだ…。
(どうでもいいや…☆
止まっているのなら、攻撃するまで…☆)
と秋雨は、
◆
「うおぉっ!?」
と、
(回避できない…
つまり、相手は『ニュータイプ』か…!!)
と驚愕するラグノ。
ラグノは『ニュータイプ』ではないため、『ニュータイプ』に対抗できない…。
しかし、シールド耐久値がゼロになれば、シールド防御もできなくなる…。
(ここまでか…。)
と、ラグノは降伏ボタンを押した…。
◇
(えっ、降参?
何で?)
と、首を傾げる秋雨。
とにかく、勝ったことにかわりはないため、秋雨は再び、