無職転生 妄想ss集 作:み缶
拙い文章ですが暖かい目で見ていただけると嬉しいです。
誤字脱字がある際は教えていただけるとありがたいです。
「ルーデウス、私の家族になりなさい。」
「え?」
ふと、隣に座った彼女の顔を見ると真っ赤だった。
「つまりその...い、一緒に寝ましょうってことよ」
落ち着け、エリスは今自暴自棄になっているのだろう。
エリスは誰かにそばにいて欲しいのだろう。
でも、今一緒に寝ても俺はエリスの体温を近くで感じて我慢できるだろうか。
いや、出来ないだろう
「今日は寂しい気分なのでエッチなことをしちゃうかもしれませんよ?」
「今日はいいわよ!」
...本気で言っているのだろうか。
俺はこの旅の中でずっとエリスと過ごしてきた。
その中では助けられることも何度もあった。
俺だって一人の男だ。彼女に魅力を感じていないわけじゃない。
…いや、端的に言おう。俺はエリスに惚れている。
だが、ここで抱いてしまって良いのだろうか。
エリスにとってこの行為は望んでいることなのだろうか。
「エリスは...その、自暴自棄になっているのでは、無いですか?」
エリスが痺れを切らしたように立ち上がり言った
「ルーデウス!」
「私はルーデウスが好きよ!」
そう言う彼女は視線は俺の目を真っ直ぐ見つめている。そのうえ顔はこれ以上ないほどに赤面している。そのことからそれが本当の気持ちであることはわかった。
「エリス...」
エリスがここまで言ってくれたのだ。俺もここで、はっきり言わなければならない
「僕も、エリスが好きです。」
「僕と...結婚してください。」
エリスは目を見開くと、そっぽを向く。
「ふん...!結婚してあげるわ!」
その後はまぁ、想像の通りだ
そしてその日俺とエリスは結ばれた。
その晩、夢を見た
エリスが俺を置いて何処かへ行ってしまう夢だ。目が覚めると、隣にエリスはおらず、部屋の床には真っ赤な髪がまとまって落ちている。
そして棚には
「ルーデウスと私では釣り合いがとれません。
旅に出ます。」
と置き手紙が残してある。
エリスを追おうと部屋から出ようとすると、夢から覚めた。
上体を勢いよく起こす。
背中は汗でびっしょりだった。
隣を見るとエリスは目を擦りながらこちらを見ていた。起こしてしまったようだ。
「.....なんで泣いてるのよ」
「え?」
どうやら俺は泣いているらしい。
ああ、そうか、あんな夢を見たからだろう。
目の前にいるエリスが無性に愛しくなり思わず抱きついてしまった。
「わっ...なによ...もう」
エリスはそういいながらも頭を撫でてくれた。
俺はこの世界では本気で生きていく。そう決めた。
ここでエリスと結婚すれば今までやってきたような生き方とは変わるかもしれない。だが前世では出来なかった一人の人間を最期まで愛すということ。そういう生き方も本気で生きている事にはなるのでは無いだろうか。
「エリス。これからよろしくお願いします」
彼女から少し離れ言う。
「よ、よろしく...ルーデウス」
彼女は赤面しながら返してくれた。
エリスには旅の中でよく支えてもらっていた。
これからは支えてもらうだけではなく、2人で支え合って生きていこう。
心の中でそう決めた。
―――エリス視点―――
私はルーデウスと結婚することになった。
最初に好きになったのはルーデウスの10歳の誕生日の時だろう。
その後すぐ転移事件が起きた。
目を覚ますと目の前にスペルド族がいたが、既にルーデウスが話をつけていてくれたらしい。
それからも旅のなかで、何度もルーデウスに助けられていた。
そして帰ってきた日の晩、私はルーデウスと結ばれた。その時気づいてしまった。
彼の手はずっと私より小さいのだ。
私はこれまで支え続けられていた。
そして結婚を申し込まれ少し浮かれていたかもしれない。でも彼の私より小さい手を握りながら、
これからはルーデウスに助けられるだけではなく、助けてあげなければいけないのだ。
この先も生きていく上で困難はあるだろうだがその度に2人で助け合っていけばいいのだ。
そう思いながら、眠気に身を任せ目を瞑った。
書く予定は無いですがこのあとルーデウスはエリスと冒険者になり、ラノア魔法大学には入学せず、シルフィとは会わない。転移の迷宮には冒険者としてある程度実力をつけたエリスが着いていきルーデウスを励ますのはエリスでルーデウスはロキシーに惚れないみたいな感じかなーと思ってます。