無職転生 妄想ss集 作:み缶
書かれている内容は、学園編あたりのものです。
誤字脱字があれば教えていただけるとありがたいです。
とある日の昼休み
そこには男女4人がなにやら言い争っていた。
「・・・いくらボスでも、これは譲れないの」
そう言うのは、プルセナ・アドルディア
大森林の守護者たるドルディア族の族長候補とも言える人物
「そうニャ、あちし達にも譲れないことはあるのニャ」
そう言うのは、リニア・デドルディア
こちらも同じく、ドルディア族の族長候補である。
彼女らの前に立つのはラノア魔法大学のボスこと、ルーデウス・グレイラットと、アスラ王国第2王女、アリエル・アネモイ・アスラの守護魔術師にして、ルーデウス・グレイラットの妻、シルフィエット・グレイラットだ。
―――ルーデウス視点―――
今、俺がいるのは修練棟の訓練室だ。
横には初心者用の魔術杖を持ったシルフィ、
正面には臨戦態勢のリニプルがいる。
何故こんなことになったのだろうか。
そう、あれは朝の出来事だった。
~~~朝~~~
昨日はシルフィが家に帰ってくる日だったので、
今日は魔法大学に一緒に登校している。
「ねぇルディ、知ってる?」
「ん?」
「今日、食堂に幻の肉サンドが出るらしいよ!
何でも、珍しいお肉を使っていて10数年に一度出るか出ないかなんだっ
て!食べてみたいなぁ...!」
何やらそれは珍しい肉を焼いて、レタス、トマトで挟んだものらしい。
ハンバーガーとかサンドイッチみたいなもんだろうか。
目をキラキラさせながら語るシルフィを見て俺は決意した。
絶対に買ってやろうと。
~~~昼~~~
まずい、少し授業が長引いてしまった。
小走りで食堂に向かうとラスト1個のカツサンドがあった。
それに手を伸ばした瞬間、誰かの手と被ってしまった。
横を見るとそこにはリニアとプルセナがいた。
そこでどちらが肉サンドを取るか口論しているとシルフィが来た。
シルフィに宥められながら話し合った結果。
どちらが肉サンドを取るのか、決闘で決めることになったのだ。
~~~現在~~~
試合は2対2の模擬戦だ。
こっちは俺が前衛、シルフィが後衛の形だ。
対する向こうはリニアが前衛、プルセナが後衛になっている。
修練棟に来る途中で呼んできたザノバに審判役を任せている。
お互いに準備が整ったことをザノバに伝える
「では、よーい、始め!」
ザノバが開始の合図を下瞬間、プルセナが口の近くに手をかまえる。
そこに砂埃を発生させようとしたところリニアが前に出てくる。
《砂埃がリニアによって掻き消される。》
(まずい...!)
咄嗟にプルセナの上に水を発生させ、なんとか咆哮魔術を防いだ。
その時はリニアがほぼ目の前までやってきていた。
《リニアが顔に向かって手を振り下ろす》
後ろに身を翻し、何とか避けることが出来た。
その瞬間にリニアの足元に泥沼を発生させる。
リニアは攻撃してすぐのまま体制を変えることが出来ず、泥沼にはまってしまった。
すかさずリニアの額目掛けて岩砲弾を打ち込みノックアウト。
プルセナの方を見ると足元が凍って動かなくなっていた。
どうやら俺が発生させた水にシルフィが
実質的なフロストノヴァを作り出していたようだ。
咆哮魔術を使おうにもこのままだと防がれてしまう。
そう察したのだろう。
「・・・負けを認めるの...」
大人しく降参した。
そして現在。
俺は横で羨ましそうに肉サンドを見るリニプルを横目に、
肉サンドをシルフィにあーんして食べさせている。
こう見るとものすごく可愛い。
シルフィは
「もう...みんな見てるのに...」
と言って顔を赤く染めているが、
耳が少し跳ねているところをみると満更でも無さそうだ。
そしてあまりにも私的すぎる目的で訓練室を使ったことで後にジーナスから少しお叱りを受けるのだが、それはまた別のお話。
こういうほのぼのとした短編も書いてみたかったから書いた。
何の肉が使われてるかとかそういう細かいことは気にすんな!!
明日は転移事件が起きなかった場合のifルートを投稿しようかと思います。こちらは何パートかに分けて投稿するつもりですのでよろしくお願いします。