無職転生 妄想ss集 作:み缶
思ったより時間取れなくて字数少なめになりました。
すみません。
ロキシーとの結婚、シルフィの妊娠発覚から2ヶ月たった。
シルフィの方はお腹が少し目立つようになり、村の人からたまに祝福されるようにもなった。
家の中でシルフィを見つけるとたまにお腹を撫でながら微笑んでいることもある。
ロールズに妊娠の報告をすると泣いて喜んでいた。
そしてロキシーのことについてだがシルフィが認めていて、俺がシルフィに愛想をつかさないと誓えるなら良いといってくれた。
寛大なお義父さんには本当に頭が上がらない。
ロキシー本人はと言うとシルフィに遠慮してか俺とは少し距離を置いてるように見える。
シルフィは「そんなに気を使わなくていいのに」と言っているのでもっと距離を縮めたいところだ。
そしてもう1人うちに住み始めた人物がいる。
アイシャだ。
子供が出来た上、妻が増えると大変だろうからと自分から申し出てくれた。
素直にありがたい。
まぁ、初日に口止め料として髪留めを要求されたが。
ともかく色々あったものの、うちは落ち着きつつあった。
―――
「ねぇルディ」
俺が居間で本を読んでいるとシルフィから声をかけられた。
「どうした?」
「4人で川に行かない?」
「川?」
事情を聞くとアイシャに冒険者時代の話を聞かせていたロキシーが川や魚、釣りのことについて喋っていると、釣りをやってみたいと言い出したそうだ。
「俺はシルフィが行けそうならいいよ」
「うん、そこまで激しい動きはしないと思うから大丈夫だよ。」
―――
そうして俺たちは川にやってきた。
当初予定していた4人だけではなく、ノルンもついてきた。
アイシャから話を聞き、興味を持ったようだ。
今はロキシーがノルンとアイシャに釣りの仕方を教えている。
・・・彼女は教えてる姿が似合うな。
「ルディ!」
そう思いながらロキシーの方を見ていると横から水をかけられた。
「川の水、冷たくて気持ちいいよ!」
「・・・やったな...!」
俺もシルフィに向かって水をかけるもちろんパシャパシャ程度だ。
妊婦にそんなガチでかけたりはしない。
「ちょっとそこ!魚が逃げちゃいますよ!」
ロキシーに叱られ俺達は陸に上がった。
ロキシーが俺達の分まで釣具を用意してくれていたらしく、俺らも釣りをすることになった。
俺はロキシーとシルフィの間に座っている。
間と言っても釣り糸が絡まると面倒臭いので少し離れているが。
そしてアイシャが言い出したことによって釣り対決が始まることになった。
現在始まってから1時間。
ノルン2匹
アイシャ2匹
ロキシー1匹
シルフィ3匹
俺0匹
・・・俺なんかしたっけな?
まあいい。買った時の景品は俺からのプレゼントだしな。
自分からプレゼントを貰ったところで嬉しくは無い。
ロキシーは頑張って釣ろうとしているが魚が食いつかない感じだ。
―――2時間後
最終結果は以下の通りだ
ノルン5匹
アイシャ6匹
ロキシー5匹
シルフィ8匹
俺0匹
・・・俺の結果は置いといて。
シルフィの優勝となった。
釣った魚はその日の夕飯となり、残った分はパウロ達にあげてきた。
今日はロキシーとの距離を縮められた気がする。
――――3ヶ月後
シルフィのお腹もだいぶ大きくなってきた。
この頃になると、シルフィは一度手芸屋を閉じ、家で休んでいることが多くなった。
反対にロキシーは俺の狩りや見張りに付いてきたり、ノルンに魔術を教えるようになった。
そしてアイシャが家事全般をしてくれているおかげでシルフィも休めるし、俺達はお金を稼ぐことが出来る。ありがたい。
最近のパウロとゼニスはどこかソワソワしている。
おじいちゃんおばあちゃんになるのが楽しみなのだろうか。
とは言ってもシルフィの出産までは1ヶ月ほどあるだろう。
それまではゆっくり過ごそう。
「ちわーす。郵便でーす。」
玄関の方から脳天気な声が響く。
「はい。」
「これ。どうぞ。」
「誰からですか...?」
「えーと、エリス・ボレアス・グレイラット様からですね。」
俺は領収書にサインし、封筒を受け取る。
「ありがとうございました。」
家の中に戻り手紙を読むことにする。
内容はこういうものだった。
もうすぐ15歳の誕生日パーティーを行うので是非来てください。
・・・まずい。そう思った。
まずい理由は2つある。
1つはシルフィがもうすぐ出産で、間に合ったとしても体力が持つか分からないということ。
もう1つは何を言われるか分からない。という事だ。
エリスとはあんな約束をしていたし最後の方になると俺に懐いているのに近かった。つまり俺の事が好きだったんだろう。
そして俺は今2人の妻を持っている。下手したらその場でぶん殴られないだろうか。
とりあえずその事を3人に相談することにした。
「えーと、誕生日はいつ頃って書いてあるの?」
「1ヶ月後だよ。」
シルフィがうーんと悩む。そうだろう。出産と丸かぶりなのだ。
「私は構いませんが...シルフィが厳しいですよね。」
「私も別に大丈夫だよ。」
ロキシーとアイシャが言う。
「シルフィの出産には立ち会いたいが、向こうも5年過ごしてきた仲だからな。」
「逆に来てもらったら?」
「へ?」
アイシャの提案に変な声を出してしまう。
「貴族のパーティーは参加できなくても、個別にお祝いすればいいんじゃないかな。
そうすれば向こうの日程ともズレるし、もしかしたらシルフィ姉の出産にもたち会えるかもしれないよ。」
「・・・そうだな。」
思い立ったが吉日。俺は早速手紙を送ることにした。
そして念の為、あのことも言っておく。
「その、エリスは多分俺のことが好きだったと思うんだ。
だから俺がなんか言われていても、みんな我慢して欲しい。」
別れたあと久々に会えたら結婚していた。それは誰だって悲しくなるだろう。しかも俺とエリスはあんな約束をしていたんだ。場合によっては殴られても仕方がない。
「・・・別にルディがどうしてもって言うなら妻に迎えてもいいと思うよ?」
「え?」
「ボクの考えはね、前にも話したと思うけど妻が増えたからって不幸になる訳じゃないと思うんだ。だからエリスさんの気持ちが変わっていなくて、ルディにもその気があるなら受け入れてあげてもいいんじゃないかな?」
「うーん」
シルフィの提案に悩んでしまう。
確かに、シルフィとロキシー、エリスがそれで良いのならそれが一番良いだろう
「私はルディの判断にまかせます。ですが、別に今決めなくともあってから決めれば良いのでは?」
「そうだな。」
ロキシーの助言に頷き、俺は早速手紙を書いて出すことにした。
あと2.3話くらいで完結させたいな...