横島inハイスクールD×D   作:雪夏

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原作売ってしまった。あと、短いです。


横島inハイスクールD×D その5

 

 

 結局、ソーナの眷属たちに関しては、女性陣が男と同居と言う点で難色を示した為、ソーナのみの入居となった。ちなみに男性眷属である少年はまだ眷属になって間もないので話すら回ってこず、狼男の方は自分から辞退している。

 ソーナの相談役として彼女の女王が入居するという話もあったが、リアスと言う相談相手がいることから不要とソーナに告げられ辞退していた。

 

 そこからの二週間はあっと言う間に過ぎていった。

 

 最初の一週間は新居への入居などで慌しく過ぎていった。横島と黒歌以外は学校がある為、持ち込む荷物の整理等に時間を取られていたからである。入居は、横島の侍女三人とグレイフィアが主導しリアスとソーナから順番に入居していったのだが、部屋割りについては事前に話し合いが行われた。

 その際、横島の部屋の隣室をどちらにするかで多少揉めごとがあった。右隣は何故かグレイフィアの部屋として押さえられていた為、残る一部屋――左隣の部屋――をばば抜きで決定するという壮絶な戦いがあったりしたのだが特に語ることではないだろう。ちなみに勝者はリアスである。

 また、同居する上でのルールを決めたりもした。大半は学生寮などで制定されている食事や風呂の時間、ごみだし等のルールであったが、そこは悪魔。夜間の外出、門限はない。その他として、横島にのみ知らされていないルールも存在するが、それは追々明らかとなるだろう。

 

 残る一週間は横島の転入準備に追われた。

 

 何せ横島が最後に学校に通っていたのは遥か昔のことでなのである。基礎知識を思い出すのに()を使い、当時と違うところについてはリアスたちに教わったりしていた。もともと勉強嫌いなところがあった横島だったが、美女、美少女に囲まれての勉強は彼の学習意欲を向上させることに成功し、わずか三日で駒王学園の平均程度の学力を身に着けることに成功するのであった。

 残りの四日間、リアスたちは各々自由に過ごしていたが横島には食事時以外会う事はなかった。これは横島が制服の採寸や日常品の買出し等に時間を割かれていたからである。当初、これにもリアスたちは付き合う気満々であったが、学校に通っている間に行うと言われては断念せざるをえなかった。

 

 そして、今日。ようやく横島は全ての準備を終えたのである。

 

 

 

「それで、忠夫が転入するクラスはどこなの?」

 

「えっと、Bだな。2-B」

 

 リビングでリアスの問いに答える横島。その膝には、当然のように白音が座っている。すると、リアスとチェスで勝負していたソーナが口を開く。

 

「2-Bですか。私の眷属はいませんね」

 

「当然、私の眷属もね。祐斗とは違うクラスにしたのだから当然だけど、ソーナのところもいないとなると忠夫のフォローが出来ないわね」

 

「気にしなくていいって。久しぶりの学校生活を楽しむからさ」

 

 気楽に言う横島に対し、どうしたものかと頭を悩ます二人。授業面でのフォローは、これまでの勉強の結果を見るに不要だろうが、生活面に関しては心配でしかない。横島の性格上男子と喧嘩になることはないだろうが、女子生徒に対しては信用できない。嫌われるのならまだいいが、ライバルを増やすのだけはやめて欲しいとその場にいる全員が思うのであった。

 

「取り合えず、困ったことが会ったら オカルト研究部(ウチ)か生徒会室に来なさい。忠夫のサポートが私たちの任務なんだから」

 

「了解っと。そういや、ソーナちゃんのとこの眷属って何組なの? 祐斗はCだろ?」

 

「匙という最近眷属にした男の子がG組ですね。他は教えません」

 

「何で!?」

 

 ソーナの言葉に突っ込みをいれるも無視された横島は、膝上の白音を抱きしめながら、いじける。嬉しそうな白音ではあるが、リアスたちの視線が怖いのか冷や汗がとまらない。それでも退く気はないようで、背後から回された横島の腕に手を添えて満足そうである。

 しばらく白音を見つめていたリアスであったが、先のソーナの言葉を思い出し眷属の顔合わせを何時にするか問いかける。

 

「そういえば、新しい眷属というのがその匙って男の子?」

 

「ええ。もう一人紹介していない子で、仁村留流子という子もいます。どちらも今年から悪魔になった子ですね」

 

「そう。私の眷属で顔合わせしてないのは、ギャスパーだけ?」

 

「そうですね。まぁ、現状ではどうしようもないことですが」

 

「あの子ってまだ制御できてないのか?」

 

 横島の脳裏に浮かんだのは、段ボールに入った吸血鬼の姿。直接会った回数は少ないが、かなりインパクトのある姿だったのでよく覚えていた。

 

「ええ。そういえば、ヴァレリーはどうしているの? あの子の意識が戻らないのも影響していると思うのよ」

 

「あ~。ごめん」

 

 横島の謝罪に首を傾げる一同。リアスが何に対しての謝罪なのか確認しようとすると、先に横島が答える。

 

「あの子――ヴァレリーの意識はとっくに戻ってる。今は、うちで漫画読んでるんじゃないかな」

 

 

 

 

 




 引越しの際に原作売ってしまっていたので、確認が思うように行きません。
 友達もいないし。あ、原作持っている友達がって意味ですよ?(必死)

 ところで、一誠たちのクラスってどこか分かります?
 取り合えず、一誠、横島(2-B)、木場(2-C)、匙(2-G)としています。他のシトリー眷属は考えてません。

 一誠たちのクラス。匙と留流子の眷属入りの時期。ギャスパー、ヴァレリー関連。
 これらは作中設定です。

 関連活動報告は【HY】と記載します。
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