慣れって凄いですね、最初の頃に比べると
スムーズに書けるようになりました
手間がかかるのは、変わりませんが…
殺風景な岩山の多い場所で大柄な戦士と
この場にいることが不自然なほど
幼い子供が日夜激しい訓練を繰り広げていた。
「よしそうだ!気がコントロール
できはじめたぞ!む!?」
自身を指南していたピッコロの動きが止まり
視線を己ではなく別の方向へと警戒を込めた
眼差しで見つめ臨戦態勢をとっていた
急な師匠の変わりように困惑し、緊迫感のある
空気に耐えかねてたまらず声をかけてしまう
「ど、どうしたの!?ピッコロさん?」
「誰かがここに向かって来てやがるな。
おまけに今まで俺が感じたことのない気だ」
「えぇー!も、もしかしてサイヤ人!?」
「いいや違う。サイヤ人にしては、気があまりにも
小さい大して脅威を感じない
精々貴様といい勝負だ」
「ホントに?よかった〜」
「気を抜くなぁ!まだ敵では無いと決まったわけ
じゃない!
相手の正体が分かるまで警戒を怠るなよ!」
「は!はい!」
弟子に気合を入れなおすと未知の存在が迫って
来ている方向を凝視する
うっすらと相手の輪郭が見え次第にそれは鮮明に
なっていき、その正体を現す
「ガキだと!?チッ!何が来るかと思えば
警戒して損したぜ」
「ねぇピッコロさん…あの人僕たちに
何か用があるのかな?」
「さぁな。それは、話せば分かることだ」
自分たちの元へと接近して来る少年を
眺めながら待つ
少年が高度を下げ地面に足を着けると
ピッコロたちにお辞儀をし話しかける
「どうもこんにちは!僕は、カミュと言います!
数ヶ月前に神様の宮殿でお世話になっておりまして
サイヤ人と戦うために神様やミスターポポさんに
修行をつけてもらってるんです!
今日は、お二人に僕のことを知ってもらう為に
ご挨拶に伺いました」
「こ、こんにちわ…僕、孫悟飯です…」
少年が気さくに自己紹介をし悟飯も礼儀正しく
挨拶を交わす
「神にだと?まさか神の奴がこんな見知らぬガキを
育ててやがったとはな…
それで用件は、なんだ?まさかただ挨拶に
来ただけではあるまい」
「その通りです。実は僕には、不思議な能力が
あるんですがサイヤ人との対決を前にあなた方に
力を見せておこうと思ったんですよ。
初見だとまず間違いなく
驚かれてしまいますからね」
「何…?能力だと?いいだろう。ガキの面倒ばかりで
退屈していたところだ。相手をしてやる」
その場で二人は、構えをとり戦闘態勢に入る
それを見た悟飯は慌てて二人から離れ
戦いを観戦する
「じゃあ…行きます!ふっ!」
カミュが駆け出し挨拶がわりの右拳を突き出す
ピッコロは、避けず左腕で防御すると次は右脚を
カミュに振るう。小柄な体格を利用し姿勢を低して
蹴りをやり過ごすと反撃に出る
「はぁ!!おりゃりゃりゃあ!」
「ふん…」
ピッコロに激しい連撃を浴びせるがすべて捌かれて
一旦距離を取る
「くっ!ハァハァ…!」
「どうした…もうへばったか?」
「いえ!まだこれからですよ!」
再びピッコロに立ち向かいカミュは、攻め続け
それにピッコロは応戦し、たまに反撃を挟んで来る
一連の流れを何度か繰り返すと
ピッコロが口を開く
「動きは悪くない、技術もなかなかだ…
神が鍛えただけはある
だがこれは戦闘能力であって特別なものは
何一つ無い。
そろそろ貴様の不思議な能力とやらを見せて見ろ!」
「分かりました。では…お見せします!
ハアァァァ!変身!」
少年の体が発光し光が収まると少年の姿が変わる
頬や片目に傷跡が浮かび上がり山吹色の道着を着て
先程とは段違いのプレッシャーを放っていた
あまりの変わりようにピッコロは驚愕する
「バ、バカな!?ヤムチャだと!?
感じられる気も本人そのものだ。
これが貴様の能力なのか!?」
『はい!見た目や気だけではありませんよ
力もお見せします!
今のヤムチャさんの実力をね…!
狼牙風風拳!!ハイハイハイィィ!」
技のキレ、俊敏さ、威力などまさしく別人の様に
パワーアップし巧みに攻撃を仕掛けてゆく
力の差が縮まったことでピッコロの余裕も
なくなり本格的に戦闘を開始する
「いくぞぉ!操気弾!ハイィー!」
「ちぃ!舐めるなよ…!誰かの力を借りたとて
所詮は俺に劣る戦士に過ぎん!
実力の差を見せてやるぞ!」
「す、すごい…!これが戦いなんだ…!」
激しさを増す二人の戦いに悟飯は、思わず固唾を呑む
改めて自分が立ち向かおうとしている者に
想いを巡らせる
自分は、これから訪れるであろう強敵に
打ち勝てるのだろうかと
そう考えているうちに唐突に戦闘は終わった
「参りました…時間切れです…ふぅ」
「ふん…その能力には、制限があったか
まあいい。使えるのは確かだ
戦力として認めてやる」
「ありがとうございます…」
「サイヤ人が来るまでに貴様自身の力も
もっと磨いておけ
今のままでは、話にならん」
「もちろんです!まだまだ僕は、強くなります
それじゃあすみません。
これで失礼します!悟飯くんまたね!
お互いに頑張ろう!」
「う、うん。さようなら」
そして少年は、その場から飛び去って行った
二人は、遠ざかる少年を見上げながら
今日の出来事を振り返っていく
(変わったガキだったが久々に歯応えのある戦いが
出来たぜ…今の自分の強さを再確認できたのは
大きい。あのチビが相手では、不可能だからな)
(あのお兄ちゃんも僕とおんなじ子供もなのに
すごいや…僕も頑張らないと…!)
あの出会いからさらに月日は流れていき
Z戦士たちは、いよいよ決戦の日を迎える
『では神様、ポポさん行ってきます!」
「気をつけるのだぞ…
決して無謀なことは、せぬようにな」
「大丈夫ですよ、自分の事はよく分かっている
つもりです。上手くやってやりますよ」
「カミュ強くなった。ポポや神様よりも
それだけに惜しい…もっと時間あれば
誰よりも強くなれてたはず。
必ず帰ってこい、どこまでオマエが
強くなるか見てみたい」
「はい必ず生きて帰って来ます!」
「地球の命運を託す。この星の危機を救って
やってくれ…」
「安心してください。実は今まで隠していたの
ですが、僕には切り札があるんですよ
それなら間違いなくサイヤ人にも通用します!」
「誠か…!それは心強いな。
しかし油断は禁物だぞ…
あくまで孫悟空が間に合うまで
持ち堪えることを考えるのだ」
「理解しています…悟空さん抜きでは、切り抜け
られないでしょうし…じゃあ行って来ます!」
そして少年は、天界を後にして目的の場所へと向かう
すでにサイヤ人は、地球に到着しており移動を
開始していた…
向かう最中、悟飯とピッコロの元にサイヤ人を含めた
戦士たちが次々と集まってゆく
その場に近づくにつれ緊張が高まり気持ちが
引き締まる
「いよいよ始まるんだ。俺の物語が…!
絶対に切り抜けてみせるぞ!俺のやり方でな!」
三話目終了です。読んで頂きありがとうございます
ようやく次回から本編の流れに入れますね。ここまで
前振りが長いDBの二次創作は、珍しいのではないでしょうか?
今さらですがあらすじのリニューアルと一話目の修正と加筆を
行いました。良ければご覧ください
ここ数日根を詰めていたので次回は、間が空くと思われます