<オリ章作成中につき現在更新停止中>Project Moon RPG気ままに実況プレイ   作:とろねぎ

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赤い霧

 

やっぱり書きたくなったら普通の感じで日常回書きます。(手のひら返しが神速の作者の屑)

 

 

化け物(たぶん人)&化け物(やべーやつ)&化け物(元調律者)VS化け物(赤い霧)の結果は...

 

化け物が勝ちます。突然のネタバレ申し訳sorry

 

 


 

 

禍々しいどす黒い赤色。

 

数百、数千もの人間の血と骨と内臓を潰して、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜたような色。

 

その色をした、実態をつかめない防具。

 

ほとんど直感的にだけど、アレがカーリー...赤い霧のE.G.Oなのだと分かる。

 

まあそんなことが分かったとして、今現在、鎌のように変形させて振るわれるミミックの横薙ぎを止められる訳でもないが。

 

私たちまとめて、あの凶刃で斬り伏せられる前にせめてものと二人だけは赤い霧の後方に飛ばす。

 

私?

 

まあ...即死は防ぐようにするよ。

 

ズパン

 

そんな音がして、体が軽くなり宙に浮かぶ。

 

「うぎっ...!く、ぅううっ!」

 

歯がかち割れんばかりに痛みを噛み締めて下の赤い霧を見る。

 

足首のない私の下半身や、はらわたなんかの内臓を無気力に垂れ下げている私のお腹に一瞬目が行く。

 

でも自分の内臓くらいなら何回か見たことはあるし、焼かれるような熱さと氷水に付けられているような寒さ以外を「そんなこと」と一蹴する。

 

幸いにもチェーちゃんとビナーが僅かな隙を見つけて攻撃しているし、死にかけの私は警戒されていない。

 

じゃあ赤い霧の背後に飛ぼうか。

 

「...っ!?お前っ...!」

 

後ろ向いたらさっき半分に切り飛ばしたやつが内臓撒き散らして飛びついてきてるのってどういう気持ちなんだろうね?

 

少なくとも、なりふり構わずミミックを振り下ろす程度には驚いたみたい。

 

隙を作れば上々。ハナからダメージを与えるつもりなんてなかった。

 

本当は、霧を吐き出すため。

 

遠くからでも効果はあると思うけど、近くの方が強い効果になるんじゃないかとふと思って。

 

斬る、というよりは叩き潰すような形のミミックによって平面的な体にされる前、しっかりと目的を果たすことが出来た。

 

「はっ、もう勝った気でいんのか...?」

 

挑発し、口の端を吊り上げてから脳漿をばら撒けた。

 

「...ゲホッゲホッ!なんだ、この霧は...!」

 

「よそ見はアカンで?」

 

僅かな不快感を隠しもせずに噎せる赤い霧に、霧の中からチェーちゃんが飛び出す。

 

赤い霧の突き刺しを避けて、腕を絡め取る。

 

「パワー、スピード、戦闘技術、どれをとっても一級品。さすが赤い霧やな!正直、一発当たりゃ余裕でお陀仏できるわ。」

 

「(振り払えない...この霧のせいか!)」

 

「ん〜でもでも〜...それ発現させてから動きが雑いで?急なご用事でも?...まさか、友達の結婚式とか呼ばれとるん?なはは!」

 

「その減らず口ごと叩き斬ってやるよ。」

 

「おーこわ!あ、そやそや、後ろ気ぃ付けた方がええで?」

 

跳び退きながらの警告に赤い霧が振り向くけど、もう遅い。

 

「ちゃあんと死んだか確認しないとねぇ!!」

 

拳を握りこんで殴り上げる。

 

さすがの反射神経で防御はされたが、空中に打ち上げることには成功した。

 

それを銃で追撃し、自由落下してきたところを銃口付近を掴んで振り回すように、バットを振るように銃を振り抜いた。

 

めしゃりと鈍い音が鳴って赤い霧の体が数回回転して地面をはねる。

 

「わーお。」

 

赤い霧もすぐさま体勢を直して私に飛び込んでくる。

 

踏み込んだだけで地面が割れ、弾丸のように真っ直ぐやってくるそれに対して、私は避けるでも防ぐでも無く...

 

「っらァ!!」

 

爪を真っ直ぐ振り抜いた。

 

「ひゃー!」

 

ミミックと爪がぶつかり合い、衝撃を撒き散らす。

 

お互いに大きく仰け反るが、私はその勢いのまま地面に倒れるように、開いた道を通って赤い霧を切りつけ、再び道に潜る。

 

道を通る度に、爪が赤い霧を掠める度に、ミミックに打ち付ける度に、花弁が散る。

 

私の、あの時から異形と化した花の腕から。

 

舞い散る花弁が地面に落ちるとそこから小さな火柱が上がる。

 

「あっつ!あっつ!!」

 

額に大粒の汗を浮かべて私と一緒に赤い霧へ仕掛けるチェーちゃん。

 

反撃を受けたとしても、その度に大量の花弁を撒いて辺り一面を火の海にする。

 

「...はは、あははは!」

 

やがて私の体からも、パチリパチリと火花のような小さな炎が吹き出し始める。

 

抑えきれない、私の昂る感情が溢れ出す。

 

...ビナーは今何してるんだろう。たまに柱とか鎖が現れるから、参加はしてるんだろうけど...まあいっか!

 

でもあの人の性格的に途中でティータイム入っててもおかしくは無いな...?

 

体の火照り昂りとは打って変わって、私自体はまるで陳腐なストリートショーの観衆のように、冷静に物を考えていた。

 

焦っていたということは、あの状態では何らかの制限が課せられているのだろうか。

 

制限時間か、はたまた別の条件か...

 

勝負を付けようと動く赤い霧と、正面切って殴り合ってはいけないし、その必要も無い。

 

あ、でもチェーちゃんが殴り合い始めた。

 

...赤い霧と!?

 

やばいなあの人。でも死なれるのは困るよ!?

 

周りの炎を使って、チェーちゃんに薄い炎の壁を付ける。

 

これで最悪、一発受けてもたぶん大丈夫。

 

たぶん。

 

なんせ相手が悪いからどれだけ守れるか分からない。

 

あとはもう一度霧も出す。少しでも、チェーちゃんが楽できるように。赤い霧相手にどれだけ効果があるかは分からないけど、さっきの感じならかなり弱体化することが出来るはずだから。

 

......

 

赤と、蒼白い炎が飛び交う。

 

やっぱりあの人、装備が強くないだけで本人のスペックが高いんだよな、と改めて再確認させられる。

 

赤い霧と真正面から切り結ぶチェーちゃんがおかしいのか、私の霧とビナーの鎖・柱の横槍を対処しながらチェーちゃんと切り結ぶ赤い霧がおかしいのか...

 

...あ、その突き刺しは道に入れさせてもらうね。

 

チェーちゃんに突き出されたミミックの切っ先に道を開いて赤い霧の肩に転送する。

 

「!!」

 

「ははっ痛いやろ!そんなモン振り回しとるんやで自分!」

 

怯んだのも束の間、赤い残影が走る。

 

「おわっ!?あっぶな!コレ無かったら死んどったやんけ!」

 

楽しそうだなあの人。

 

炎壁がほとんど破られたけど少し残っている。チェーちゃんも引き続き注意を引き付けてくれると思うし...

 

......

 

...腕の一本くらい、薪木として焚べてやる。

 

炎の花弁を散らす腕を、自身の爪で切り落とす。

 

「いったぃ...!」

 

軽く吐き出した苦痛が地面に落ちる前に、道を通して二人の間に落とす。

 

狙い通りに腕は巨大な炎となって燃え上がる。赤い霧には渦を巻いて襲い掛かり、チェーちゃんには鎧のように取り巻く。

 

再び霧も出して、もはや二人の黒い影がぼんやりとしか見えないような濃霧になった。

 

見えはしないが、この霧の中なら感覚的に状況が分かるから邪魔にはならない。

 

今ばかりは、私がサポートに徹しよう。

 

チェーちゃん接待始める前からワクワクしてたし...

 

「後で説教な!!」

 

「...なんでぇ!?」

 

えなんで?私なんか悪いことした!?

 

うぅ...余計なことしちゃったのかな...

 

落ち込んでいる暇は無いと、銃を構えて息を止める。

 

段々と音が聞こえなくなって、目の情報にだけ集中できるようになってくる。

 

そして、放つ。

 

手、脚、胴体...当たれば御の字、当たらなくとも回避行動を取らせたということがアドバンテージになる...はず。

 

あとは適度に自傷して霧を吐き出したり、ミミックの斬撃を赤い霧に返品したり...

 

「遅い。」

 

「お前が早すぎるんやって!!」

 

不味い、押され始めた。

 

もっと霧を吐き出す必要があるのかもしれない。つまりは、脚に、腹に、切り傷をつける程度じゃ足りてないのか。

 

......片脚千切るか。

 

みち、ぶちぶち、ずぱっ

 

「ぎぃっぅぐっ...!」

 

赤い紐をぶら下げる脚を横目に、まだ暖かい肉塊を放り投げて再び霧を吐き出し銃を構える。

 

しかし、血を出しすぎたのかそれとも体のバランスが悪くなったからか狙いがブレる。

 

誤射を恐れて銃をしまい、代わりに先のよりも小さな銃を持つ。

 

そして、頭に銃口を突きつけて道に落ちた。

 

「ぎゃあぁぁ!」

 

赤い霧の後ろに現れると、ちょうどチェーちゃんが蹴り飛ばされて霧を突き抜けていくところだった。

 

困惑したけど、ミミックで胸を貫かれることで我に返った。

 

心臓を潰されても少しは持つ。むしろ首じゃなくて胸をいったことでもう一度霧を出せた。

 

それを察知した赤い霧がミミックを引き抜こうとするが、ミミックの切っ先と私の体を鎖が巻き付き錠前が固定する。

 

痛みそっちのけでビナーに感謝しながらこめかみを撃ち抜いた。

 

一瞬だけ意識が黒塗りにされたが、すぐさま炎の中で目を覚まして...

 

「隙だらけだ。」

 

突然、赤い霧が二つに分かれる。

 

いや違う、二つに分かれてるのは...

 

...

 

体の端から暖かな光に包まれる中、「...あー、やらかしたな。」と、友人の失敗を咎めるような、他人事のような。

 

そんな呑気なことを思った。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

おめでとう!ホモちゃんは クレイジーサイコロリに しんかした!(例のポケットな怪物の音楽)

 

躊躇無く自分の手足引きちぎるイカレポンチ侍の誕生です。

 

基本的に『死ななければ霧をばらまけるしどんな怪我もコラテラルコラテラル♪』を素で言います。

強がりでも皮肉でもなく、当たり前の顔して言います。

 

そんな感じのクレイジーロリです。

 

書いてる時は、「赤い霧が三人に押されてる...やべぇよやべぇよ(焦り)」とか思ってましたが、いざホモちゃんのページとか見返すとですね...

 

E.G.O発現してる二幕目あたりからガンギマリホモちゃんが霧を吹かしまくることによって毎幕脆弱10と虚弱4受けてると考えたら...ネ...!

 

その状態で、さらにビネキに妨害されながらって考えていただければまあ...赤い霧の株は下げてないのかな...と...

 

 

 

『ホモちゃんのヒミツ』

リスキルに弱い。

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