<オリ章作成中につき現在更新停止中>Project Moon RPG気ままに実況プレイ   作:とろねぎ

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解放される

 

だいぶ短め

 

エピローグと思っていただければ

 

 

 


 

 

「...ぁ、あぁ......!」

 

柱が消え失せて、ひび割れた地面に散乱する肉片と血溜まり。

 

おかあさん、おかあさん...

 

い、いまっ...いま集めてあげるからっ...!

 

目玉も牙も骨も、全部集めて元に戻してあげるから...!

 

やだ...やだやだやだ...居なくならないでよ...!

 

「...呆気無し。」

 

そ、そうだ!Kの特異点なら治せるはず!待ってておかあさん、絶対治してあげるから。

 

「及ばぬ星に手を伸ばすや?」

 

うるさい、うるさい...!うるさい!!

 

お前にそんなこと決められるか。決められてたまるか。

 

「もうどうにてもありぬべきかな。とまれかうまれ我が此処に居るよしは無くなりき。」

 

おかあさんの...目...一個無い。どこ?どこにあるの?

 

「...あぁさり。借りしものは返さざらばぞ。」

 

閃光。

 

目線が元の高さに戻った気がするけど、どうでもいい。

 

おかあさんを集めないと。

 

「さるほどに...帰るや。」

 

私だけになった空間で、血溜まりの中に手を入れて手当たり次第に引っ張り出す。

 

肉片、脳の欠片、欠けた牙、中身が飛び出た目玉。

 

もう一つも無くさないように、囲まないと...

 

でも、この体じゃ囲えない。なら、こんな体要らない。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「...あぁくそっ...最後の最後まで人使いが荒い館長サマだよ全く。」

 

全てが終わり、アンジェラに時間が欲しいと言われたローランは、少女が侵入者の対応をしていると聞いて様子を見に来た。

 

「静かだから終わったんだろうけど、帰ってこないてのが心配なんだよな...おーい、ナオ?」

 

『!!...ヴゥゥゥ...!』

 

「...どうしたんだ?」

 

ゲストを迎えるロビーには、確かな戦闘の痕跡。

 

そしてローランが見たのは、中央、血溜まりの中でその身を丸めている獣の姿をした少女だったね。

 

少女はローランを見るや否や、牙を剥き出し、低い唸り声で威嚇する。

 

「侵入者は?その姿は...なにかの冗談か?」

 

『グヴゥゥゥ...!』

 

「...おい。ふざけている場合じゃ『ギャンッ!ギャンッ!ァッカッカッカッカッ!!』

 

「うわっ!?」

 

『近付くな』と、そう慟哭するように大きな声で威嚇する少女。

 

まるで、何かを守っているみたいだね?

 

喉を震わせて、牙を鳴らして、毛を逆立てる様子はかつて人の姿をしていたとは思えないね。

 

「な、なあ?何があったんだ?」

 

一歩ローランが進む度、少女がより牙を見せる。

 

『グルル...ギャウギャウギャウッ!!』

 

そして、2,3m辺りまで近付いたところで少女が飛びかかる。

 

躊躇しながらも、至近距離用のナイフを取り出すローラン。

 

大口を開いて牙を突き立てようとする少女。

 

「収まりなさい。」

 

『アギャッ』

 

牙と刃が触れ合う直前、少女は地面から伸びた黒い鎖によって叩き落とされる。

 

「...余程手酷くやられた様だね。」

 

『ヴゥゥッ!!』

 

やってきた声の主を見た途端、必死に暴れて、鎖をかみちぎろうと咥える少女。

 

「...ビナー......お前何かしたか?」

 

「そうでも有るし、そうでも無い。ただ一つ私がしてやれるのは。」

 

念の為少女から目を離さず、横目でビナーに問いかけるローラン。

 

何をするのかと疑問に思っているローランの鼻先をかすめて、黒い物体が少女を押し潰した。

 

少しの悲鳴も漏らさず、潰された少女。

 

柱が消えたところには本が一冊。

 

「......」

 

「戻す必要は無いよ。直に全てを返すから。」

 

「ん...あぁ、例の?」

 

「アンジェラは再び、私たちの血汗を自身の一存にて解き放とうとしている。が、私は何も言わないさ。」

 

「そうか。...あー、ところで、こいつは...?」

 

「人の身にて目覚めるだろうね。」

 

「...そうか。ならよかった。」

 

「子供の自我と言うのは中々面白いものだな。」

 

氷膜のように図書館から剥がれていく光の数々。

 

本から剥がれ、天へと昇っていく光。

 

図書館に囚われた人々は今、図書館の主によって解放されることとなった。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

あとがき

 

えっ!?もう図書館終わるんですか!?

 

今日、いつもの時間にもう一話投下します。

あっ見てユーリちゃん!美味しそうなリンゴだよ!

  • 食べても良いよ!
  • 蛆虫湧いてるからやめた方がいいよ(真顔)
  • あんなところに野生のホプキンスが!
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