<オリ章作成中につき現在更新停止中>Project Moon RPG気ままに実況プレイ 作:とろねぎ
山を走ったことへのレポートってなんだよ...
所感もクソもねぇよ...
哲学の階。
難しそうな言葉とお似合いだろう調律者...元か。元調律者が司書補を務める階。
足を踏み入れた瞬間に、ビナーと目が合ったのは少し驚いたけど、用事を思い出したらなんてこと無かった。
「ビナーッ!!よくも柱ぶつけたなコノヤロウ!?」
「だが、善い導と成ったで有ろう?幼子よ。それにそう憤るものでもないよ。害は無かったじゃないか。」
「いや頭吹っ飛ばされたんだけど。」
「......」
「......」
気まずい沈黙。
なんで黙ってるの?
しばらくじっと目を合わせ続けていたら、ようやくビナーが紅茶を啜ってばかりだった口を動かした。
「...茶でも何うだ?」
いや予想外だったんかい。
珍しく、ほんっとうに珍しく動揺しているらしい。
いつもは嘲笑うような薄ら笑いを浮かべているけど今は真顔で私に茶を勧めている。
社会科学...あそこにあった球体から、微かに紅茶の香りがした辺り、どうせまた珈琲信者と紅茶信者が宗教戦争起こしてたのだろうと察する。
「まあ、せっかくだし。」
じゃああの柱は、ケセドに向けて撃ったやt...
「ケセドに柱撃ったの!?」
「そう声を荒らげるものでは無いよ。抜け殻にも、信念と云う物は在る。私は唯、あの坊やに其れを訓えただけさ。」
「...当てなかった代わりに、鎖でぐるぐる巻きにしたんだ...」
人生で初めて見た、あの綺麗な球体が脳裏にチラつく。
「......あ、そうだ。」
ただ、球体の鎖が黒い所から、一人を連想した。
「ローラン見なかった?正直、あなたに文句言うために来たようなものだけど、まあ、会ってみたいかなって。」
はっきり言うのも何だか恥ずかしい。
「あとアンジェラともゆっくり話がしたいし...」
パチンッ
「それぐらいならいいわよ。ちょうど今、退屈していたの。」
「御前から退屈とな。良い善い、未だ席は残っている故、御掛け成さい。」
「ふおっ!?ま、まだそうやって移動出来るんだ...ゲブラーと入った時は、歩いて来てたからてっきり...」
「前ほど自由に、とはいかないけどね。他者を移動させることも出来なくなったし。」
「...あー、じゃあローランをここに連れてくるのも無理なんだ。」
「そうね。まあその必要も無いと思うけど?」
椅子に腰掛けながら、チラチラ後ろの物陰を意味ありげに流し見るアンジェラ。
「あー、やっぱり?」
「!」
ほんの一瞬だけ気配が漏れ出た。
その揺らぎを見逃す訳もなく、爪を発現させて、いつでも視界の届く場所に道を開けるように整える。
「ビナー。」
「ふふ、御前がそうやって、私を顎で扱う日が来ようとはな。...さて、私はもう一つ、席を用意せねばな。」
イタズラ用の罠をしかけた子供のような笑みを浮かべるアンジェラと、どこかの翼の特異点を使って、虚空から上品な黒い椅子を取り出しているビナー。
その両者が見ていた場所に道を開き、椅子の上に繋げる。
「いってぇ!!」
そして、ドカッと椅子の前が浮び上がるぐらいに勢い良く落ちてきた黒。
「おっ、久しぶり。」
黄色の光が薄らと浮かび出ている、黒い鎖で巻かれたその人に何の気なしに挨拶。
「あぁそうだな最年少の
...罵声で返されちゃった。
「落ちてしまうよ。確りと、御掛け成さい。」
ローランを拘束していたのも一瞬で、すぐに鎖が弾けて自由になった。
「...なんだ。俺を巻いてどうにかしてやろうって訳じゃないのか。」
「近・況・報・告!あと、図書館がどうなっているのか気にもなったし、世間話もしたいな〜って。」
「世間話...それにしては珍しいな、アンジェラまで居るなんて。」
「私にだって、今の都市がどうなっているのか気にかける権利はあると思うのだけど?」
「え、そんな魂胆してたの?私、純粋に友達とおしゃべりしに来た感覚だったんだけど。」
「友達......そう。」
微妙な反応をしていたけど、一ミリも表情筋が動かないせいで何も分からない。
「...アンジェラは、感情表現から練習しようか。」
「最近、歯車で構成された生物が見つかったのだけど、アレの技術を応用すれば人間ポップコーンマシンでも作れるかしら...」
「うんちょっと待って?私が悪かったから。」
「......冗談よ。本気にしないでちょうだい。」
...少し、落ち込んでいる?
とまぁ、当たり障りの無い雑談を交えてから本題に入ることにした。
図書館はと言うと、今はとにかく外郭の事を知るために動いているみたい。
付近の探索ならマルクトなんかの司書補が三人一組で探索して、遠くならゲブラーかローランが。
図書館には二人のどちらかは居るようにして、不測の事態にも備えているみたい。
水や食料は、まだ微かに残された図書館の力で本から取り出せるみたい。しかも、図書館の外から出ても司書補たちは本にならないらしい。
前より改善されてると思ったのは私だけじゃないはず。
「その『不測の事態』に備えるためにあなたは探索に出ていないというのに、酒を飲んでいたのよね。」
「うぐっ...ゲブラーが帰ってきたから良いと思ったんだよ...それまでは普通にジュースで我慢してたんだからな!?」
「はいはい。そういう事にしてあげる。」
仲良いなぁ。
...今考えると、というかよくよく考えなくてもこのメンツ豪華だな?
元調律者、
一人だけなんか身内が凄いみたいになってるけど、その奥さんの動きをトレースして装備を使ってるローランもまあまあ気持ち悪い。
しかも全然完璧じゃないみたいだし。
うんいつの間にか奥さんがヤバい話になってたね。
「そういえばローランって既婚者だったわね。やっぱり、パートナーの顔を見たいって気持ちはあるの?」
「そりゃ......あるよ。でもそんなこと思ったって仕方無いだろ?片や都市の色を貰ったフィクサーで、片や放逐された本人間なんだから。」
「...?会えばいいじゃない。」
「......は?」
「だから会えばいいじゃない。ナオの力で。」
「「はい?」」
ごく自然な顔をして私まで巻き込んで来おった!?
「「...なっ、なんで!?」」
一言一句違わず声が重なる。
「図書館の外でも活動出来るのは分かっているし、あとは都市に入り込む手段だけ。そしてそこに、自由に場所を行き来するあなたが来た。......ね?」
ね?じゃないがな。
「...まあいいけど。じゃあ私が帰る時、ついでに連れてくね。何日後にまた図書館に返せばいい?」
「えっ、ちょっ...」
「そうね...二日って所かしら。二週間に一度、二日間の帰省日を設けるわ。もしかしたらその時の状況によって変わるかもしれないけど、時間が取れなかった分は次に回してあげる。どう?」
「どうって言われても...本当にいいのか?」
「私にだって、あなたを哀れに思う気持ちはあるのよ。」
「哀れって...」
「お前と私たちじゃ、還る場所を違えているからな。今でも尚、自身が帰すべき所は、閑散とした荒野では無いと考えている。砂に塗れ、不愉快な温い風を浴びながらも抱いているそれは、納得か?悲観か?はたまた、光か?」
諭すように話し出すビナー。
ティーカップの中にある、半端に残った紅茶が揺らめいている。
「...相変わらず分かりにくい話し方をするんだな。俺が妻を恋しく思うことの何が悪いんだ?」
何か語弊があったのだろう。
ビナーを睨むように顔を向けるローラン。直球に恋しいなんて言ってる辺り、かなり溜め込んでいたみたい。
でも当の本人はそんなことはなんとも思っていないみたいで、そのまま続ける。
「何も悪く無いとも。愛と苦痛を求めてこその人間だからな。」
...うん、こんな話し方だから誤解されるんだろうね。
「って、なんで本人そっちのけにして俺の帰省計画を立てているんだ?」
「ローランうるさ〜〜い。」
「うるさいわよローラン。」
「茶の席で声を粗げるものでは無いよ。規律、規則...左様な言の葉を乗り継ぐのは得意であろう?」
「......酷くないか...?」
「まあそんなことよりも。」
「『そんなこと』!?」
一息ついて、元々
「どうなの?今の都市は。」
「都市暮らし数年の人にそれ聞く?でもまあ...変わってないよ。相変わらず裏路地は血生臭いし。あ、でも一つ変わったことといえば、ねじれが増えたね。」
「...そう。」
「はーあ、これもどっかの館長サマが光をばら蒔いたからだろうな?...冗談だぞ?」
「わかってるからそう怯えないで。」
「まあいいんじゃない?フィクサーの仕事も増えたし、食いっぱぐれる人も多少は減ったんじゃないかな。」
「ってなると、ねじれ専門の協会でも出来たのか?強かだなぁ。」
「いや、まだ事務所がちらほら、って感じ。私のところもそうだし。」
「...あ。」
すると、ローランが何かに気付いたような声を出した。
「てことは、偉大な最年少特色フィクサー様は、今はねじれの処理に当たっているわけか。」
「あぁ〜...そういう訳じゃなくて、今は一企業に雇用?されている感じ。」
「へえ、特色へ継続的に金を払うだなんて、余程デカイ企業なんだな。どこの翼だ?」
「リンバスカンパニーってとこ。翼じゃないよ。」
「翼じゃ...ないのか。てっきり、もう新しいLの翼が生えたもんだと。」
「翼じゃないけど...旧L社には関係あるかな。エンケファリンとはまた違った物を探してるんだ。黄金の枝って言うんだけど...」
ふと何気なく話したつもりだったんだけど、どういう訳か...
「黄金の枝が...どうしたのかしら?」
「何うした。何故口を噤む?もっと善く噺を聴かせてお暮れ。」
アンジェラとビナーの目が怖い...!
いきなりどうしたんだろう。
「(ローラン、ローラン...!)」
「......?」
あ、気付いた!
「(た、す、け、て)」
ゆっくり、ぱちぱちと瞬きしてアイコンタクト。
この今にも幻想体の力を行使してきそうな蒼白の司書と体の周囲で小さな、黒い閃光を弾けさせる元調律者を止めるように。
「(......頑張れ!)」
なんともまあ良い笑顔でサムズアップ。
...
「(こンの三十路魔法中年野郎〜〜ッ!)」
「...ってことで、リンバスカンパニーでは旧L社の技術の精髄である黄金の枝を回収することが目的なの。」
リンバスカンパニーの社員...もとい囚人たちがどうして黄金の枝集めに協力しているのか、なんかの話も交えて聞かれること全てに答えている頃だった。
アンジェラは満足が言ったみたいだけど、ビナーは...
「所で幼子よ。御前にはあれが枝に視えるのだな?」
一口、再度注がれ湯気を上げるカップを口から離し、問い掛ける。
「え?いきなり何...?や、うん、枝にしか見えないけどさ。」
「そうか、そうか。いや何、本質を識る程に本質からは外れていくものさ。それが枝で有れ、精髄で有れ。理性という牢獄を解き、其の刻見えたものを観なさい。」
「???」
相変わらず何を言っているのか分からないけど、ビナーは満足したみたい。
「...」
今度はローランの方がうずうずしてる...気がした。
それはアンジェラも同じことを考えていたみたい。
「ローランも何か気になることがあるみたいね?」
「あぁそうそう、例のナンタラカンパニーの話なんだけど、特色二人って言ってたよな。一人はお前だとして、もう一人は?」
「ん、えっと、ヴェルギリウス...赤い視線って言った方が伝わる?」
「......マジか。なんなんだよ、そのリンバスカンパニーってやつ...」
普通に答えただけなのに軽く天を仰ぐローラン。
「赤...赤い霧の後釜かしら。どんなフィクサーなの?」
と、純粋な疑問をローランにぶつけるアンジェラ。
「特色最強が赤い霧、特色最キチが青い残響だとすれば、赤い視線は特色の中で最もヤバいやつだ。敵に回しちゃいけない。」
「特色の時点で敵に回したらダメじゃない?」
「お前は仕事の時のアイツを見てないからそんなことが言えるんだよ。あの赤い二つの点に睨まれたら、しばらくの間付き纏われてる錯覚を覚えるんだぞ......フツーの人間だったら自害、よくて発狂だな!」
明るく言うことじゃないと思う。
「まるで一度交戦したかのような言い草ね。」
いかにも、『痛いところを突かれた』顔。
「...昔に、ちょ〜っとな...」
本当にちょっとなのかな?
「そんなに恐ろしい人なんて知らなかった。あの人、保育園かなにかの先生みたいだよ?囚人たちを引率してる姿なんてまさに。」
「ぶふっ!!そ、それ、ほ、ほんとうか...?」
「?...うん、自由奔放な囚人たちに、毎回報告を受けながら眉間を抑えてる。」
「はははっ!ま、まじか!ははっ、はははは!はっ、腹いてぇ!」
そんなに面白いのかな...?
「......下品な笑い声ね。ナオ、このアルコールの入った男を連れて行って。」
「あ、もういいの?」
「えぇ。面白い話は、もうたくさん聞けたから。また時間が空いた時にでも来てちょうだい。その時は、
「わかった。二日後でよかったよね?」
指をぶいと二本立ててアンジェラが頷くのを確認すると、ローランの方をむんずと掴む。
傍らに道を作って、二人に手を振る。
「んじゃローラン行こっか。」
「え?いきなr
そして、飛び込んだ。
『図書館』
かつて星として轟々と輝き都市を見下ろしていた知識の宝物庫は、傲慢なるもの達によって光を失い、誰とも知らぬ荒野の中へと流れ落ちた。
こうして一つの星を主演とした舞台は幕を閉じることになったわけだが、次は主役を夢見た舞台装置が自身の台本を書き上げる番であろう。
蒼白の機械とその友人、仲間によって再び一等星の輝きを取り戻すのもそう遅くは無いのかもしれない。
あとがき
息抜き編終わり!閉廷!
次からはリンバス第3章に入っていきます。
転職しようか迷ってましたけど、『次はきっといい事だらけ』の精神で行きます。
やっぱティファレト(B)を...最高やな!
ただいまー!抽出抽出抽出ー!
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平成狸合戦〇んぽこ
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アイエエエ!?
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うおっ...スケベの王様かな?
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#特殊バフで遅延するな
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凍ってしまえば痛くなる必要も無いから