<オリ章作成中につき現在更新停止中>Project Moon RPG気ままに実況プレイ   作:とろねぎ

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ここではLCB一行と管理人血鬼の交戦が語られる

 

 

 

 

あの...これは違くて...別に雅なお武家FOXを完凸しようと石を集めていたからこんなに遅れた訳ではなくて...

また新しいシリーズに手を出そうとしてたから遅れた訳でもなくて...

 

むしろ未完のシリーズも色々あるのにこの期に及んで、雰囲気で楽しんでいるシリーズに手を出すとか言語道断焼肉定食諸行無常にも程がある話で...

 

でも他に手を出したくないかと言われてみれば全くそういう訳じゃなくて...

 

だけどやっぱり、あんまり増やしすぎるのも良くないなと思ったんです...

 

だからその、こっちに凶弾向けるのやめてくれま

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「大人しくしなさいなぁ!すぐに素敵なドレスを仕立ててあげるから!」

 

鋏の左右の刃が打ち合わされ、ジャキンジャキンと鋭い音を立てて私たちを一瞥する。

 

入園してから初めて嗅ぐような濃い血の臭いを撒き散らして鋏は音を立てる。

 

「正面に立つな!ボンボンは注意を引き、他は纏まらずに対処していけ!相手の得物を観察し、中距離での戦闘は控えるんだ!」

 

「うーん...別に文句は無いんですけど、それを言うのはダンテさんじゃないんですかね?」

 

「あ...申し訳ありません管理人様!つい...」

 

『い、いや。いいと思う。うん。ホンル、悪いけど皆を守ってくれない?』

 

「は〜い。」

 

K社の両刃武器を持ったまま駆け出すホンル。

 

ダンテは少し不安になったのか、囚人たちを見回した。

 

『でも、念の為あと一人...良秀、お願い出来る?』

 

「無。」

 

『あ...そっか、ごめん...じゃあ、アリ...』

 

「無問題、だ。あいつの芸術には興味がある。」

 

「誰がお前の指示を聞くか」とでも言いそうな顔だったのに、以外にも乗り気だった良秀。

ロボトミーE.G.Oのメイスを二つ、慣らすように軽く振り下ろしながら歩いて行った。

 

『......他は、適時指示してくね。とりあえず、余計な被弾はしないように。』

 

傷を付けて血が出るほど強くなる血鬼の性質は、ワープ列車の中で嫌という程思い知ったからね。

 

「なんなんですのぉその格好!設計した人のお顔を一度確認させていただけませんことぉ!?」

 

「結構偉い人だと思いますけどね〜。」

 

「は、理解できないか。理解する必要も無いが。」

 

片やK社職員、片やロボトミーE.G.Oなのによくそんな文句が出るものだよね。

どっちも翼のものなのに。

 

「あらぁ?」

 

「これ、結構丈夫なんですよ?」

 

「そのまま抑えとけ。」

 

ホンルが鋏を受け止め、そこへ良秀が骸骨と蜘蛛のメイスで横薙ぎにするも、管理人血鬼は分かっていたかのように少し体を逸らしただけで避ける。

 

「チッ、浅い...!」

 

『ありがとう、二人とも。』

 

その一瞬生まれた隙をダンテは見逃さず、いつもの感覚...罪が繋がる、としか形容の出来ない感覚がやってきた。

 

「貰った。」

 

初撃。

 

赤い茨で纏められた鏡の剣が振るわれる。

 

「貰えませんわぁ!」

 

管理人血鬼はホンルを蹴り飛ばし、自由になった鋏で剣を受け止め、弾き落とす。

 

「チッ、抑えとけつったろ。」

 

「え〜?それなら、さっきの防いでくれても良かったんじゃないんですか?」

 

「テ・世・テ*1。おりゃあ保母じゃないんでな。」

 

バトラーの人格はあるくせに...あんななりだけど、実は面倒見良いのかな?

 

「いつも、通りに...!」

 

「あらぁ?」

 

スティグマ工房の武器が、独特の紋様を浮かび上がらせる。

 

「おっかしいですわねぇ?どうしてそんなに怯えてらっしゃいますのぉ?アタシぃ、ちゃぁんと忠告しましたよね?『小さなお客様は、お父さんとお母さんの手を握るように』...ってぇ!」

 

煽るために言っているんだろうけど、たぶんそれ...シンクレアには逆効果じゃないのかな。

 

しかもあの姿...なんか、見覚えがある気がするし。

 

...気のせいだね。うん。

 

「っ...黙っていてください!」

 

「あらっ...?」

 

シンクレアが叫ぶと、今度は逆に管理人血鬼の鋏を持つ腕が大きく上へ跳ね上げられた。

 

「烙印を...刻み込んでやる...!」

 

周囲が歪んで見えるほどの熱を放つそれが管理人血鬼へ突き刺さる。

 

一瞬溢れ出た血液が音を立てて蒸発し、烙印を焼き付ける。

 

「あ、熱ッ!?何をしますのぉ!?」

 

管理人血鬼は苦悶の声を上げ、剣を突き刺すシンクレアを睨み付ける。

 

「あ、しまっ...!」

 

睨み付けていただけなら良かったのだけど、何事も上手くいかないものだよね。

 

わずかに浅い切り傷がシンクレアの腕に入り、そこから零れ出した血液が自我を持っているように管理人血鬼の鋏へ吸収されていく。

 

私たちは、私たちよりも少しだけ強い相手と何回もやり合ってきた。

 

でも、これは初めての経験だった。

体勢を崩されもろに攻撃を受けたにも関わらず、武器を振るってくるなんて初めてだった。

 

それは、明確に私たちとの実力差を表していた。

 

「すこぉしだけできるみたいだけどぉ...それだけですわねぇ!」

 

より巨大に、より濃厚な血の匂いを漂わせる鋏を打ち鳴らし、振り回す。

 

先程よりも遥かにリーチを増したそれを、ある囚人は避け、ある囚人は逸らし...

 

「あっ...はは、思ってたよりずっと鋭いんですね?」

 

「これしきの苦痛が...オレの足を止められると思うなよ...!」

 

またある囚人は、深い切り傷を見て各々の感想を漏らしていた。

 

私は避けたよ?避けたって言うか...まあ当たらないし。

 

「血...!血...!アッハハ...!空腹で空腹で...死んでしまうかと思いましたわぁ!」

 

狂気を含んだ歓喜の笑い声を上げる管理人血鬼は気付いてないみたい。

 

「ん〜!ちょっぴり鉄臭いですけどぉ、まあまあな味であつっ!!?

 

「その喉を焼いてやる。このゴミムシが...!」

 

ガスマスクで苦しそうに呼吸するグレゴールに気付かなかった管理人血鬼は炎に包まれた。

 

叫び声一つ聞こえなくても、骨ごと燃やし尽くすかのように火力を上げた時。

そこそこの重量を持つ物が固い床に落ちた。

 

それがグレゴールの腕だって分かるのはすぐだった。

 

「ちょっとぉ!アタシの区域に火気の持ち込みは禁止ですのよぉ!?これだから最近のお客様にはうんざり!醜いものはアタシのエリアにはいりませんわぁ!」

 

鋏を振り回し、グレゴールの首をはねようとしたところで淡く燃える炎を纏った腕がそれを弾き落とす。

 

「燃えるのが嫌か?ならば融かしてしんぜよう!」

 

「『ドンキホーテ』...!どうして、どうしてアンタがそんな目をしているの!?そんなの、余りにも、とんでもなく...理不尽じゃないのぉ!」

 

二人は知り合いなのか、それとも向こうが一方的に勘違いをしているのか分からないけど、その言葉こそ理不尽じゃないの?

 

血液で出来た鋏が僅かに溶け、そこへドンキが鋭い貫手を突き刺す。

 

「理不尽だなんだという言葉はかつての訪問客たちこそが言う言葉であろうが!!」

 

「あぁ気に入りません気に入りませんわぁ...!アタシたちの苦しみも分からないくせに...!」

 

「苦しいからと言って無辜の民を手にかける理由になぞ!」

 

「ゴチャゴチャうるっさいですわねぇ!」

 

「んなッ...!?」

 

管理人血鬼が叫ぶと、再び血が鋏へ集まりドンキホーテの拳に傷をつけた。

 

痛みと驚きに顔を歪ませながら後ろへ引くドンキへ、管理人血鬼は鋏を突き立てようと追い打ちをかける。

 

「あはは、大丈夫ですか〜?」

 

それをいつものような軽薄な笑みを浮かべて防ぐのはホンル。

 

ただ少し、顔色が悪いような気がするけど。

 

「か、かたじけないホンルくん!......ホンルくん?どうしてピクりとも動かぬのだ?」

 

「...血が、止まらないんですよね。だから僕、もうだめみたいなんです。アンプルも、きかなく、て」

 

「ホンルくぅぅん!!」

 

動かなければ死ななかっただろうけど、割って入ったのは管理人の指示だろうね。

ホンルってそういう奴だし。

 

ホンルを切り捨ててドンキホーテを生かす選択をしただけ。

 

「もうおひとり動かなくなってしまいましたのぉ?」

 

管理人血鬼は煽るように言い、まだ暖かいホンルに鋏を突き立てようとする。

 

『あれだけは絶対に防がないと...ごめん!』

 

誰に謝った?今度は誰を切り捨てるつもりだろう?

 

私はまだだから私じゃないのは確かだけど...あっ。

 

「あらぁ?」

 

「...血に集る...ゴミムシが...!」

 

グレゴールかぁ。

 

残った腕に着いた火炎放射器が炎を吹き出し、血溜まりごと燃やそうとした瞬間にまた、鋏がその腕を切り落とす。

 

「そのような格好の方に言われたくありませんわぁ!それも、同じ手段が何度も通じると思っているようなみにく...」

 

一々煽らないと気が済まないのか、口うるさく捲し立てる管理人血鬼が、再び爆炎に呑まれた。

 

赤く燃え盛る炎の中から、黒い炎を纏った弾丸が管理人血鬼の体を貫いて飛び出す。

 

「...なんで!?」

 

こっちに向かって。

 

「チッ。」

 

「あ...ありがとう...」

 

今、魔弾弾いたよねこの人。

 

「はあ...節・穴?」

 

「なんだとコラ!?」

 

「...お前に言ったわけじゃない。」

 

『こんな時に喧嘩しないでよ...』

 

...あの爆発は、グレゴールの燃料タンクを撃ち抜いた結果かな。

 

これを許すグレゴールも、これを実行するダンテも慣れてきたものだなって思うけど、そこまでするのかと...イサンを見て、思う。

 

「凶悪なる弾丸が...彼らを貫通せん。」

 

イサンの持っているE.G.Oの一つ、凶弾をこんな所で見るとは思わなかった。

 

イサンの放った凶弾は死に体のグレゴールを貫き、管理人血鬼の周囲へ無数の魔法陣が展開される。

 

「あなた達...とんでもない人でなしですわねぇ!」

 

どの口が言うんだって、ツッコミ待ちにしか思えない発言の後、弾丸が降り注ぐ。

 

管理人血鬼も鋏を振りかざして防御の姿勢は取るけど、決して少なくない量の弾丸が体を貫く。

 

「...痛いじゃ、ありませんの...服も、こんなになって...」

 

よたよたとふらつく管理人血鬼のすぐ側で、また炎が吹き上がる。

 

それは、どこかで見た事のあるような、蜜蝋の翼と剣を発現させたシンクレアからのものだった。

 

「この激情の中で...燃え上がれ。」

 

自分に言い聞かせるような言葉を皮切りに炎は勢いを増し、管理人血鬼は備える間もなく炎に押し潰された。

 

「あぁ...気に入らない。気に入りませんわぁ...アンタたちも...アンタの、その目も...」

 

ドンキホーテを睨み付けた管理人血鬼は、そのまま数メートル弾き飛ばされ、動かなくなった。

 

「......終わったか。」

 

「ウティ!?シャレにならないからやめて!?」

 

「何を騒いでいる。的確な状況整理を行っただけだろう。管理人様、此度も素晴らしい指揮で...」

 

顔を真っ青にして騒ぐロージャを哀れな生き物でも見るような目でウーティスが見て、囚人たちの人格も剥がれていく。

 

そんな時だった。

 

「...そういえば...」

 

数メートル向こうの管理人血鬼が、鋏を杖のようにして起き上がり、床に突き刺した。

 

「訪問客が来たというのに...まともな挨拶もしてなかった...だよねぇ...?」

 

管理人血鬼は顔に着けた鳥を連想させる仮面を両手で掴み、引っ張る。

 

「...うっ...」

 

嫌な予感を察知したシンクレアのうめき声のすぐ後、肉の引き剥がれる生々しい音がこだまし、やがて縫い跡塗れの醜悪な顔が顕になった。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

当作品では、ほんへよりも敵が強くなっております

今回の場合、毎回マッチ可能反撃が発動して理髪師が攻撃した相手に『出血回数が1以下の場合発動しない』みたいなデバフが着いてるんじゃないでしょうか

 

それを破壊不能コインで当ててきます

 

ナーフしなきゃ...

 

 

 

薬サン

おにぎり

東センクホーテ

赤眼懺悔

リウソー

Kンル

ワイルドハントヒース

リウメール

リウロージャ

フィリクレア

魔弾ティス

炎拳グレ

ホモチャ

 

なんだこの生焼けトンチキパーティ

 

書きたいシーンを元に編成を詰めたらこうなりました

出ていない囚人もいますけど、サポート要員ってことでね

 

ホモちゃんはカンテレに忘却パッシブを乗せるつもりでしたが、上手く出せなかったので今回は控えです

 

 

 

 

*1
テメェの世話はテメェでやれ

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