Project Moon RPG気ままに実況プレイ 作:とろねぎ
もぞもぞと良秀の腕の中から抜け出したナオはふらつきながらもしっかりと立った。
「...私、またやっちゃった。前もこうだった。自分がどうにも出来なかったからって、暴れて......これ、私がやったんだよね?」
〈まあ...うん。〉
「何人死んだ?」
〈四人かな。致命傷なら...良秀とドンキホーテ以外。〉
「......ごめん。」
〈そんなことを責める場合じゃないし、責めることは今後もない。まだ、やることがあるんでしょ?〉
「...うん。」
「う、うぅぅぅぅ...ずびっ...深緑どぬぉぉぉ〜...!」
「うわっ抱き着くのやめて...涙と鼻水すごい...」
「当人は...当人は一生...いや百生かけても忘れられぬ後悔を刻み付けられるところであったぁぁぁ...!!」
「ねえ、この人どうにかして。」
〈...ナオは一回、自分の本来の立場を思い出すべきだと思うよ。特色フィクサーでしょ?〉
「...まあ、うん...それはそれとしてだよ。」
ドンキホーテの頬を手のひらで潰して、腕に血管が浮かぶほど力を加えて引き剥がしていた。
顔を色んな体液で汚しているドンキホーテの首根っこを良秀は掴んで、ただタバコを吸っていた。
「ダンテ...私、今からすごくバカなことするよ。巻き込まれたくないでしょ?ここからだと、都市は結構近いの。だから...」
〈置いていかないよ。〉
「えっ。あ...なんで...?」
〈私は管理人だから。〉
「は、いやっ...私、アリスじゃないのに...」
本気で理解していないようなナオに、イシュメールが呆れたように額を抑えた。
「はあ...どうして全員、後戻りできないようなタイミングで今更他人に戻ろうとするんですかね?」
「......あ?何見てやがる。オレのこと言ってんのか?」
「ヒースクリフ君以外いないと思うが...」
「ドンキホーテさんもですよ。私も人のこと言えないですけど。」
「なぬっ!?」
「そうそう。なんかとんでもないことばかり一方的に押し付けて、じゃああとは忘れて!みたいなさ、あんまり気分良くないんだよね〜。」
「巻き込まれるのはもう慣れましたよ、私たち。お互いにお互いの後ろめたいものに巻き込んで、巻き込まれてきたじゃないですか。」
「...今までのとは話が違うんだって。都市の人間が踏み込んでいいことじゃないの。」
〈いいや、それでも踏み込むよ。私は...囚人が一人でも欠けたら、その時点で全ての囚人たちがバラバラになってしまうような気がするから。〉
それに...どうしてもあれが、心の底からナオを捨てようとしているようにはどうしても思えなくて。
それが愛情なのか、もっと質の悪い執着なのかは分からないけど、少しでもいい方に賭けることにした。
「今の状態でアレから逃げ切ることは不可能だろう。」
「ならいっそのこと死に物狂いでやってやろうって話だな?」
「ま、何もせず殺されるよかずっといいんじゃないか?性にあわないしな。」
「あなた達...私が今まで出会った人たちの中で、一番のバカだよ。本当に...ダントツ。」
諦めたように呟くナオの左目は、穏やかな淡い色を帯びていた。
それから、小さく息を吸って何もない場所を見た。
「...話終わったよ。そろそろ出てきてよ、おかあさん。」
ナオの言葉を待っていたかのように、再び空間が引き裂け、あの白い獣が顔を出した。
『何から何まで、凡庸で退屈だったわ。待ってやる必要もなかったかしら。』
後悔するように吐き捨てながらも、視線はナオから離れなかった。
「...私...おかあさんがなにをしたいのかわかんないよ。」
『教えてあげたはずだけど。まさか、まだ誤解だなんて言う訳じゃないでしょうね。残念なことに誤解じゃないの。私の目的はほとんど達成されたようなものだから。』
突如として、獣の体が陽炎のように歪んだ。
「でも...それだけなら、おかあさんはいらないことまでしてくれたことになるよ...ただ育てるだけなら...」
『そうするまでの価値があった。ただそれだけなのに...自分が愛されてるだなんて、本気で思っていたの?」
原型も見えなくなって少しすると、歪みが落ち着いた。
ただ、そこに居たのはナオだった。
髪は白いけど、服装も顔も、全て同じ...違う点と言えばナオとは対称のように赤い右目と空洞になっている左目。
欠けていた左腕からは不均衡な獣の腕が生えていた。
「っ...なんで、それっ...!」
「言ったでしょう。返してもらうって。」
喉を鳴らして笑う。
「人間の自我から生まれる殻...脆弱極まりないけど、面白い玩具ね。今まで世話してあげた分多少多くは頂いたけど...問題ないでしょう?」
口角を上げ、鋭い牙が覗く顔は...自然の悪意としか言いようがなかった。
獣は空洞の左目の中に指を入れ、開いて見せつけた。
「後はここに返してもらうだけ。ね、ナオ。いい子だから。」
わがままを言う子供をあやす様な声色で今度は柔らかく微笑む獣の手には、無骨な銃が握られていて。
「おかあさんからのお願い。聞いてくれるよね?」
「え...なに───」
ナオの言葉は乾いた破裂音に遮られた。
燃え盛る弾丸が真っ直ぐナオの顔に食い込もうとして...
「大丈夫ですよ。」
ホンルによって真ん中から切られた。
「...さ・ごまでやれ。切ったとこで落とした訳じゃないだろうに。」
「あ〜ごめんなさい。でも良秀さんがちゃんと落としてくれたじゃないですか。」
緊張感のない会話だったけど、今はこれでよかった。
「......おかあさん、全部、聞かせてもらうから。」
「もう話すこともないのに、何を話せというの。」
「全部だよ。昔から今まで、どんな気持ちで私といたのか。どうして必要のない世話までしてくれたのか...全部聞かせて。」
「自分から傷つこうとするなんてもの好きね。」
「それでも...もう、目を背けるのは嫌だから。」
「......そう。」
ナオの言葉に獣は何も言わず目を伏せた。
『輪廻:幻爪』Lv■■■ 外郭の旧支配者 たった一人の母 繰り返す者
体力3400 斬(0.25) 貫(1.5) 打(0.5) 速度2〜6 防御レベル-4
混乱区画(3000_1800)
憤怒(0.25)色欲(1.0)怠惰(1.0)暴食(0.5)憂鬱(2.0)傲慢(0.5)嫉妬(1.5)
『突き刺し、捻じる』斬撃 憂鬱 コイン4
基本威力2 コイン威力2
対象にマイナス効果が5種類以上あればコイン威力+1
アリスの『結ばれた繋がり』70以上でコイン威力+1
《Ⅰ・的中時》火傷5、火傷回数3付与
《Ⅱ・的中時》振動回数5付与
《Ⅲ(破壊不能コイン)・的中時》火傷回数2付与
《Ⅳ(破壊不能コイン)・的中時》破裂回数5付与
『遊びはおしまい』 打撃 色欲 コイン2 攻撃加重値6
基本威力8 コイン威力4 破壊不能コイン
《Ⅰ・的中時》このコインはメインターゲットにのみ的中する。振動回数3を付与
《Ⅱ・破壊されずに的中時》振動威力5を付与。振動爆発。次のターンに攻撃レベル減少5を付与
『脆弱な人間如きが止められるとでも?』打撃 憂鬱 コイン3 攻撃加重値3
基本威力5 コイン威力3
対象のマイナス効果が5種類以上ならコイン威力+1
《Ⅰ・的中時》火傷回数3増加
《Ⅱ・的中時》振動回数2増加
《Ⅲ(破壊不能コイン)・的中時》破裂4付与
『臓腑を撒き散らして死ね』斬撃 憂鬱 コイン2 攻撃加重値2
基本威力4 コイン威力6 破壊不能コイン
対象のマイナス効果が3種類以上ならマッチ威力+2
アリスの『結ばれた繋がり』30毎に攻撃加重値+1
《Ⅰ・的中時》対象の出血回数5増加
《Ⅱ・的中時》対象の沈潜回数3増加
『次元裂-奇襲-』斬撃 憂鬱 コイン4 攻撃加重値5
基本威力5 コイン威力3 破壊不能コイン
《一方攻撃時またはマッチ勝利時》『次元破壊者』の数だけ与えるダメージ+20%(最大200%)
《マッチ敗北時》与えるダメージ-90%
《Ⅰ》このコインはランダムな2体に的中する
《Ⅱ》このコインはランダムな3体に的中する
《Ⅲ》このコインはランダムな4体に的中する
《Ⅳ・的中時》次のターンに『次元の亀裂』*12を付与
《使用後》...このスキルで敵を討伐していなかった場合、アリスの『結ばれた繋がり』15減少
『次元裂-跳弾-』貫通 憂鬱 コイン2 攻撃加重値7
基本威力6 コイン威力2 破壊不能コイン
このコインは破壊されても威力が下がらない
《使用時》『次元破壊者』の数だけ与えるダメージ+10%(最大100%)
《Ⅱ(破壊不能コイン)・破壊されずに使用時》アリスの『結ばれた繋がり』10毎にこのコインを再使用する
《Ⅱ(破壊不能コイン)・破壊されて使用時》アリスの『結ばれた繋がり』50毎にこのコインを再使用する
《使用後》コインを全て破壊されていなかった場合、次のターンに『次元跳弾』*2を5得る
『愚かね』回避 傲慢
基本威力6 コイン威力6
このスキルはマイナス効果によって威力が変化しない
《使用時》対象がアリスでないなら、アリスの『結ばれた繋がり』10毎に基本威力+2(最大+10)、アリスの『薄れ往く繋がり』が50以上なら代わりに基本威力-6
《ターン終了時》このターンで回避に成功していた場合、次のターンに『次元裂-奇襲-』を使用する
『弱いわね』強化守備 傲慢
基本威力4 コイン威力8 破壊不能コイン
このスキルはマイナス効果によって威力が変化しない
《使用時》対象がアリスでないなら、アリスの『結ばれた繋がり』10毎に基本威力+1(最大+5)
《マッチ勝利時》次のターンに『次元裂-跳弾-』を使用する
『ひれ伏しなさい』マッチ可能反撃 傲慢 コイン2
基本威力4 コイン威力5
このスキルはアリスの『結ばれた繋がり』20毎に再使用する
《Ⅰ・的中時》破裂回数3増加
《Ⅱ・的中時》破裂回数1増加
『さようなら』斬撃 色欲 コイン1
基本威力1 コイン威力44
このスキルのコインは必ず表になる
対象のマイナス効果1つにつき与えるダメージ+100%
《戦闘開始時》次元破壊者の数だけ対象の精神力減少
《Ⅰ・的中時》コインを5回まで再使用する
パッシブ
『強制調律』
戦闘開始時、『黄金の枝の調律?』を得る
『人智の及ばぬ獣』
出血・火傷・破裂・振動・沈潜で受けるダメージ-70%
沈潜が発動する際、精神力は減少せず憂鬱ダメージとして受ける
パニックタイプを変更されない
メインターゲットが保有するマイナス効果1種類につき与えるダメージ+10%(最大100%)
『亀裂』
攻撃的中時、ダメージの20%分の斬撃ダメージを与える。
破壊された破壊不能コインが与えるダメージ-80%、そのコインで敵は混乱しない。
『繋がり』
戦闘開始時、アリスに『結ばれた繋がり』*3を100付与
『結ばれた繋がり』が減少する時、条件に記載の数分『結ばれた繋がり』が『薄れ往く繋がり』*4に変化する
ターン開始時、アリスの『結ばれた繋がり』20毎に精神力+5
『次元破壊者』
下記の条件を満たした時、『次元破壊者』*5を得る
・ターン開始時、現在のターン数+7得る
・マッチ勝利時、マッチ数+3得る
・敵討伐時、敵のレベル10毎に1得る
また、マッチ敗北時に『次元破壊者』が10以上なら7消費してこのマッチをやり直す
この時のマッチ威力+3、一度だけ全てのコインが表になる
やり直したマッチに勝った時、精神力は増加しない
やり直したマッチに敗北時、『次元破壊者』5減少
『人ならざる母』
アリスとのマッチ敗北時、アリスの『結ばれた繋がり』5減少、『次元破壊者』5減少
アリスとのマッチ進行時、マッチ威力-2
『傲慢で覆った憂い』
傲慢属性の攻撃を受けた時、次ターンが終わるまでの間憂鬱耐性+0.2(最大+1.0)
『ちらつく』
アリスが1ターンの間に60以上のダメージを受けた時、この戦闘の間、ランダムな物理耐性1つを+0.3(最大1.5まで)
『空虚の残影』
アリスが混乱した瞬間、そのターンを終了する
『引き裂ける』
アリスを優先的に狙う。ただしアリスが混乱状態ならアリス以外の最も体力が低い囚人を狙い、アリスはサブターゲットにもされない
アリスは撤退できず、完全に死亡した時は戦闘に敗北する
この戦闘開始時、使用できない光の苗木がある場合、それをこの戦闘の間だけ使用可能状態に戻す