<オリ章作成中につき現在更新停止中>Project Moon RPG気ままに実況プレイ 作:とろねぎ
柱が目の前を横切る。そして一瞬の静寂の後、なにかが弾けるような音がした。
「...は?」
柱が通った方向である部屋の端には、女性と思われる人の体。
しかし、頭があるべき場所には柱が壁にまで深く突き刺さり、その周囲を血液や脳漿で汚している。
『侵入者、侵入者。』
『全ての職員は排除に。繰り返す。』
『しん...し...に...』
『す...の...しょ...じ...』
『ザ...ザザッ...ザー...』
展開が早すぎるッピ!この段階で(たぶん)調律者襲来ってマ?
ブゥーン...
全ての照明が消える。そして、非常用照明に切り替わり施設全域を生物の体内のような薄暗い赤で塗りつぶした。
「ナオ!クライン!」
チェーちゃん...(安心)
何が起きてるんですかこれ!?
「頭がカチコんできおった!とりあえず、中央に集まれ!」
「これだから...ッ!」
「おいクライン!お前も早く...」
「友人なんかいらないんだ...!」
クラインチーフ...とりえず行かないと!
「あ、あぁ...」
《情報部門》
情報部門もひどく暗かったが、先程と違うのは、浅く呼吸をするだけでも分かる血の匂いだろう。
「あだっ!」
チェーちゃん!?
「いったぁ...ん?なんやこれ。」
チェシャチーフの足元を見ると、首と体が切り離された職員クライジャンとアランであった。
どちらの傷口も酷く荒く、切り落とされたと言うよりも引きちぎられたという表現が適切だろう。
うっわ...アーさんの弟モドキも死んどる。
「ここもか...なんでこんなことに...」
「アーくんは無事なんやろな...!」
《中央本部部門》
「ナオに...先輩とクライン!やっと来たか!」
「やっと来たのかい?」
「アンタ達、遅かったな。」
アントンが気づき声に出すと、他のチーフも気づき、声をかけてくる。
「アルマ、報告してや。」
「サリアとタルマは今各部門の生き残りを探している。バイロンは不明。」
『幾度と増える...然れども増える...』
「おい、なんだ今の。」
「さぁね〜?」
『幾度と散らす...然れども散らす...』
遠くの方から黒い外套に身を包んだ男が歩いてくる。
「お前が...!」
クラインチーフ?ステイッ!ステイッ!
小柄な体格に黒髪黒目、そして、肩ほどまである髪を後ろでひとまとめにしている。
『
「ハッ!調律者なんてお偉いさんがなんの用や、むしろ教えてくれんかなぁ!」
『我は唯、都市の均衡を保つのみ。
いきなり何言ってんのこの人...!(恐怖)
もしかして調律者ってみんなビナー語*1の使い手だったりする...?
「いきなり何を...!」
『海にその身を射ち
『何れも視識らぬものであろう。されば「もう御託はええわ!」
あっチェーちゃん!
「先輩!」
「死ねッ!」
ブチ切れじゃねぇかあの人!
『ハァ...』
チェシャチーフがそのEGOを振るうが、何者かに阻止される。
『調律者、話し過ぎだ。』
爪かよぉぉぉ!!爪まで来てんのこの支部?本格的に何やらかしたんだよ!
『其れは済まないな。されど、待てども来なかったが故。』
爪が調律者と合流したちょうどその時、懲戒部門の方向からバイロンチーフがこちらに吹き飛んでくる。
「バイロン〜?どったのよ〜」
「ハァ...ハァ...!ここにも爪が居るのか!」
チーフ!ハルっちは!?
「ハァ...ハァ...ッすまない...!」
そんな...
「バイロン、ここにもって言ったか?」
『嗚呼、其処に要たのか。』
『手間取った。済まない。』
『良かろうて、して、一人は?』
『調律者、ここに。』
情報部門の方向からもう一人、爪が現れる。そして、何かをこちらへ投げ飛ばす。
「タルマ!」
「ハァ...サ、サリア、か...!」
「生きとんのか!」
「うん、一応大丈夫みたいだよ〜」
『踏む...漸く
『『了解。』』
そう言うと、二人の爪は青色の液体を体に注入し、裂け目に消えていった。
どこ行ったのあの人ら...
その後、福祉部門の方向で何かが壊れる音がした。
『ウォォォォォン!』
この声は!
チェーちゃん!向こうに行ってくる!
「...わかった!行ってこい!」
「ここまで来たら、死ねないよな...!」
「良いじゃねぇかクライン。今までで一番いい顔してるぞお前!」
「ここは僕たちが抑えとくから、早く戻ってこいよ?」
「任せ...ろ...!」
「バイロン〜?キミは二人を守ってなよ。おいちゃん頑張るからさ。」
《収容室前》
『中々しぶとい。』
『しかし、驚異では無い。』
『タイソウナコト...ヌカスジャナイ...!』
キツネぇさんになにしてるのこの変態どもめ!
『ナオ...!』
『敵対者追加、行動は?』
『変更無し。目標排除優先。』
『了解。』
なんかこの辺にぃ、暇してるホモ、居るんですけど〜
遊んでくれません?
『貫く。』
あ、待ってくださいよ〜(ピストル連射)
やらせはせん!やらせはせんぞぉ!(DZR)
『...優先変更の許可を。』
『許可。』
キツネぇさん!一人引き付けとくから、ソイツ殺っちゃって!
『タス...カル!』
うん!ヨシ!遊ぼうか!
『切り裂く。』
驚いたねェボウヤ。奇しくも同じ構え(武器)だ。
EGOぶつけて相殺!しかし反撃はしません。
だってキツネぇさんは爪よりも強いから、ホモちゃんは時間を稼ぐだけでいいんですよねぇ...
ただ、別にアレを倒してしまっても構わんのだろう?
シャンクスしててもやれるってこと
『貫く。』
それはもう見たゾ。避けた後、隙だらけのその土手っ腹にぶち込んでやるぜ。
『予測済み。』
なんて?
メキッ
今変な音した...
オイ!女の子の可愛い顔を蹴るんじゃねぇよ!(都合の悪い時だけ女の子アピールする人間のクズ)
てか、ホモちゃん蹴られてばっかな気がする...ちっちゃいから蹴られやすいのかな...
『切り開く。』
ふぉふぉあ!「切り」って言ってるのに爪突っ込もうとしてきやがった!当たったらホモちゃんのヒラキが出来てましたね...
キツネぇさん!
『...!?』
ホモちゃんは大丈夫なので、暴れ散らかして良いですよ!
『...シンジルカラネ!』
途端に『O-02-R96』の体から炎が吹き上がり、一帯を火の海にする。
...ヨシ!ダメージは食らってないな!
『予想外。』
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
いい所だったのに...なんだぁ?
『敷地埋没を開始します。不満及び疑問は入社契約書をご確認ください。』
はぁ!?ふざけんな管理人コラ!
コラー!殺すぞー!(SSR)
激しい地響きと共に瓦礫がいくつか落ちてくる。
キツネぇさん、ワープできる!?
『ナオダケナラ...イマスグ!』
は?いやです。
(ていうか、そんな選択肢)無いです。
俺は皆と生きてここを出てぇんだよーッ!
『ソウ...ナラスコシ、ジカンヲチョウダイ。』
かしこまっ!
『阻止。』
『駆除。』
お前ら二人に負けるわけねぇだろ!(王者の風格)
『妨害。』
『排除。』
ほらほら来いよオラァ!
『完了。』
えっ
ズブッ
おっおぉぉう...
『阻止。』
『了解。』
やらせんって言ってんだろ!(ライフル狙撃)
やるなら俺を殺してからにしろぉぉぉ!
野郎☆OF☆クラッシャー!(ピストル連射)
『鎮圧。』
爪はあなたに刺さっている爪をそのまま振り上げた。
かかったなアホが!(DIAーさん)
『絆』ギフト発動じゃい!
ホモちゃん☆ファイヤーだ喰らえやがれこの(聞くに絶えない罵倒)!
『バッチリヨ、ナオ。ココカラ、デルワヨ...!』
皆一緒!?
『モチロン...ナオノ、タノミダカラネ...!』
『阻止。』
『阻止。』
こちらへ迫る二人の爪を見ながら、あなたの意識は安堵からか光に包まれた。
《路地のどこか》
「うん...ここは...?」
夜の闇を照らす無機質な光によって、チェシャチーフ...いや、チェシャが目を覚ます。
「あっ起きた!おーいお前らー先輩起きたぞ。」
「「「ホント(マジで)!?」」」
「「「後で行くー!」」」
目を覚まして一番に声をかけたのはアントンだ。
「えーと...ここどこ?」
「先輩!出れたんですよオレたち!」
アントンは興奮冷めぬやらと言った様子で話す。
「アントン。それぐらいにしとけ、気持ちはわかるけどな。先輩は情報処理速度貧弱なんだから。」
助け舟(?)を出してくれたのは、クラインだ。
「おう、誰が貧弱やと?」
「おぉ、怖い怖い。」
「...なんやクライン、随分と明るくなったやないか。」
「...皆の歩むはずだった人生を背負う決意ができたんですよ。」
「おー?かっくいいー!」
談笑しているところ、チェシャはあることに気づく。
「そうや、他の奴らは?見当たらんけど。」
「アルマはタルマを、バイロンはサリア、ケルミナはナオの様子を見ている。」
問に対してアントンが答える。
「そうか、タルマとサリアの様子は?」
「あの時はかなり危なかったが、なんとか峠は越えた。意識も戻ったし、あとは安静にしておくだけだ。」
「よし冷やかしに行こ。」
それに対してクラインがふと声を荒らげる。
「判断早えぇなオイ!」
「よっ大将やってる?」
「そのノリする場面じゃないでしょチェシャ先輩。」
「あっはぁ〜、アルくんに見事なツッコミされたねぇ先輩〜」
「いやぁ、ノリが良くて先輩嬉しいで!」
アルマとケルミナの元気そうな顔を見て安心したチェシャだったが、一人を見て、固まる。
「...バイロン。」
「なん...ですか...」
「泣いてんのか。」
「いえっ...ちがい...ますっ...!」
「さっきからずっと泣いてない〜?」
「言ってやるなよアンタ...」
「おう泣いてんな。吐き出せ〜?」
「は...はいっ...なんで...俺がっ...生き残ったんだろう...って...!」
地面に打ち付けられ、弾ける水の音を聞きながら、三人は黙って聞く。
「本当に生きるべきはっ...!ハル...っ!お前が生きるべきだったのにっ...!俺はっ...俺はぁ!」
声が上ずり、しかし声を殺すよう話し、顔から体液が垂れる。
「ハルは最後になんて言ってた。」
「うっ...「ありがとう」...って!「ありがとう」って!恨み言でもっ!「助けて」っでもなく!感謝を...!」
「それが答えや。」
「でもっ…!」
「おーうやかましわ!今度またウジウジ言ったらドツくからな!」
「先輩のあーいうとこ、おいちゃん尊敬ー」
「そればっかりは僕も同意。」
ケルミナが言い、アルマが同意する。
「ケルミナが!」
「「…え?」」
ケルミナとバイロンがほぼ同時に惚けた声を出した。
「チェシャ先輩マジで言ってんの?」
「いやいやいやいや!おかしいでしょ!」
「あっはっはっは!」
「笑い事じゃないってぇ!」
「ま、それはさておき…「さておきって言った!?さておかないでよ!」
「アーくん!クライン!そろそろやでーこっち来いやー!」
「どうしました?」
「なんだいきなり...」
「今回のMVP様のお目覚めやで!」
『ほら!起きなさいナオ!』
嗚呼、暖かい。このままここに居たい。
『もう...!しばらく私は出れないってのに...この子大丈夫なのかねぇ?』
いや、駄目だ。
みんなが呼んでいる。
行かないと。
『うん。それでこそ私の娘!頑張りなさいね。』
オッハー!(クソデカボイス)
頭から調律者と爪三人必要だと思わせる当支部の職員+キツネぇさんって一体...?
調律者と爪を大きな被害なく抑えてたチーフたちって一体...?
ビナー語翻訳のコーナー。
「なんかお前んとこの狐、一匹で特異点複数潰すからわからせに来ました(^-^)」
「おまいらは都市という海に住む魚なんだから海に抗っても無駄なんやで彡(゚)(゚)」
日曜日にもう一つ投稿します。