<オリ章作成中につき現在更新停止中>Project Moon RPG気ままに実況プレイ   作:とろねぎ

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他のifの中で一番さっぱりした...


if√:『赤緑拮抗』

「おーい、ゲブラー?本を持ってきたんだけど...」

 

図書館の言語の階にてローランは数冊の本を抱えてゲブラーを探していた。

 

「...あれ?どこかに行ってるのか?おーい、ゲブ...」

 

ローランは辺りを見回すと、ソファーで仮眠をとっているゲブラーを見つけた。

 

「あの赤い霧でもこんなふうに眠るんだな。まぁいいや、本は...そうだな、ここら辺に...」

 

「...悪かったな。こんなふうに寝て。」

 

「あ、起こしちゃった?」

 

「別に、そろそろ仮眠を終える時間だっただけだ。」

 

ゲブラーは小さく欠伸をすると立ち上がり、本を受けとる。

 

「これで全てか?」

 

「あぁ。」

 

「いつも助かるよ。」

 

「まぁ、これが俺の仕事だしな...サボったらアンジェラに何をされるか...」

 

「は、少なくとももうネツァクのことは笑えなくなるだろうな。」

 

「マジかよ...バレないようにしないと。」

 

「まずサボらなければ良いだろう。」

 

「そうだけどさ...ほら、適度に気を抜かないとやってられないんだよ。...そういえば」

 

「なんだ。」

 

「何回も聞いたと思うんだけど、ゲブラー...いや、カーリーが子供の頃を生き残れたコツみたいなのってなんだったんだ?」

 

「あぁ、何回も答えたと思うが、ただ運が良くて機会に恵まれていただけだよ。」

 

「はぁ...やっぱり運か。」

 

「あぁそうだな。」

 

「はぁ、運がいいなら今度は楽なゲストだといいんだけどな。...さすがにそろそろ楽なゲストが来るんじゃないかな。」

 

「...あぁ、コツ...一つ思い出したよ。」

 

「なんだ、やっぱりあるんじゃないか。」

 

「そういうことを言わない。」

 

「え?」

 

「楽観的だったり調子に乗るとソイツから死んで行った。」

 

「...言霊的な?いやいや、まさかそんバゴォン!!るわけ...え?」

 

突然下の方から鳴り響いた音にローランは困惑し、ゲブラーは深くため息をついていた。

 

「...ほら。」

 

「はぁ!?おかしいだろ!」

 

「そろそろ自分の階層に戻っておけ。それか、アンジェラの所に。」

 

「...えぇはいはい、分かりましたよ...」

 

 

 


 

 

 

図書館の最下層にて、一匹の獣が唸っていた。

 

「ようこそお越しくださいました。ゲストの方...っ!?」

 

「うわ...ひどいなこれは...」

 

ゲストをで迎えに来たアンジェラとローランはそこに居たものを見て絶句する。

 

そこには、巨大で*1前足が爛れ、後ろ足が筋肉と神経が剥き出しになっている緑と黒の獣。

 

そして、体の所々に細い数本の糸で繋がった少女の頭がぶら下がっており、背中から飛び出ている燃えている少女から垂れる黒い液体が図書館の地面を汚していた。

 

『ドコ...ミン、ナ。ウアァ...』

 

「...どうかあなたの本が見つかりますように。」

 

『ア...アァ、ア...』

 

諦めたように切り上げたアンジェラを意に介さなず、獣は歪な呻き声を上げながら歩みを進めて行った。

 

 

 

「アンジェラ!なんだよあれ!?」

 

「私が知ってるわけないでしょう。招待状が送られていないのだから、ここに来るまでを見ることも出来ないし。」

 

「招待状が送られてないって...そんなことがあるのか?」

 

「図書館として運営する前に入り込んだあなたが言えるのかしら。」

 

「...はい...」

 

「それでも入れたのなら図書館はそれを許可したって事なのだろううけど...」

 

「それはそうと、接待しなくていいのか?待たせたらヤバそうなんだけど。」

 

不安げに言うローランにアンジェラは口角を少し上げて言った。

 

「もう接待してるから安心しなさい。」

 

「あー...誰のところでだ?」

 

「ゲブラー」

 

 

 


 

 

 

暑く燃えたぎるような階層にて、ゲブラーと司書補たちは獣と対峙していた。

 

「準備は出来たか。」

 

「はい、ゲブラー様。」

 

「じゃあ、やろうか。気を抜かないように。」

 

『アァ...ドコ...寒、イ...ヨ...』

 

何かを呟いている獣にゲブラーが斬り掛かると、その巨体に見合わぬスピードで回避する。

 

こちらをハッキリと認識した瞬間、司書補の一人から声が上がる。

 

「うわぁ!?なんだこれ!コアが...」

 

「は?いつの間に紫の涙のコアなんて付けてたんだよジョッシュ。お前ニコライだろ。」

 

「知らねぇよ!」

 

「...お前が何かやったのか。」

 

『ウルサイウルサイ...!誰、誰ナノ...』

 

返事は返ってこず、燃えている少女の頭を抑えてよく分からないことを呟いているだけだった。

 

引き続き斬り掛かるゲブラーだったが、獣はそれを迎撃し、ゲブラーのミミックと爪で火花を散らす。

 

爪をそらし、生まれた隙に斬りつける。

 

傷付けた場所から炎が噴き出し、ゲブラーは少しの火傷を負う。

 

「炎に気をつけろ!」

 

「はい!」

 

ジョッシュと呼ばれた司書補が攻撃を仕掛けると

 

『オ前...死ネ!死ンデヨ』

 

獣はさっきまでの無気力さとはかけ離れた殺意を出して襲いかかった。

 

「なんで俺なんだよ!あがっ!」

 

吊り下げられている少女の頭たちが噛み付く。

 

「お前、アレになんかやったろ。」

 

「初対面だわアホ!」

 

残りの三人が獣に攻撃を仕掛けると、無抵抗のまま攻撃を受けいれた。

 

ただし、ダメージを受けている様子は全く見られなかった。

 

アンジェラの手によって幕がリセットされ全員が元の位置に戻る。

 

ゲブラーは複数ある中から狼の本能を選ぶ。

 

少しの間の後、再び戦闘を再開した。

 

そして、まず最初にゲブラーは一度防御の姿勢をとるが

 

『フザケナイデヨ...』

 

「なんだ?さっきよりも...!?」

 

跳ね飛ばされるゲブラーを援護するように駆けつける司書補たち。

 

『コッチニ来ナイデ!』

 

その司書補たちのうち一人に叫び声での音の弾丸をぶつけると立て続けに二人三人とぶつけていった。

 

残ったものたちでゲブラーを庇うが、はなから眼中に無かったのか、そのままゲブラーに攻撃を仕掛ける。

 

ゲブラーは攻撃を逆により強い攻撃をすることでねじ伏せるが、獣の方が手数が多く、いくらかの被弾を許してしまった。

 

「これは...」

 

『ミンナ嫌イダ!助ケテ!』

 

再び獣は叫び声を上げてゲブラーたちへぶつけると、今度は裂け目を開いた。

 

幕が変わった時、無数の赤い虫が波のように地面を埋めつくしていた。

 

そして、獣の横には巨大な赤い虫が並び立っていた。

 

「...ゲブラー様!私たちは役に立てそうにありません!」

 

「そうか。...すまないな。」

 

『オ゙ォエア゙ァァ...ニ゙...ク、ニク...!』

 

おぞましい声がしたと思ったら、司書補たちが全員肉塊と化した。

 

「やろうか。」

 

ゲブラーがミミックを構えると、獣ではなく足元にいる大群の虫が波打ち、ゲブラーを飲み込もうとする。

 

それを容易く切り捨て、次は大きい方へとミミックを振り下ろすと目の前に虫でできた壁が作られるが、それを意に介さず大きい虫と同時に切り伏せる。

 

『役ニ...立タナイヨウ...』

 

バラバラになった虫を獣が一匹残らず燃やし尽くす。

 

「次は。」

 

それを無感情に見ながらゲブラーは自身のE.G.Oを身に纏う。そして、獣に再び攻撃を仕掛ける。

 

またしばらくすると獣は裂け目を作り、今度は灰色をした美しい鳥と一目見ただけでも狂気を孕んでいることが分かる石像が現れる。

 

深い霧に包まれたゲブラーは、目を閉じ呼吸を落ち着かせる。

 

「...そこだ!」

 

『...!』

 

ミミックを振るった相手は剣を構えた石像だった。

 

石像は受け止めたミミックを振り払うと、本当に石なのかと疑うような華麗な剣技の数々を披露する。

 

『ガアァァ!』

 

石像に気を取られていると霧の中から獣が爪を剥き出しにして飛びかかってくる。

 

「く...」

 

素早く石像を蹴り飛ばしてから獣を避け、さらにミミックで浅くだが切りつけた。

 

その後すぐにゲブラーは体制を崩している石像の首を切り落とし、霧の発生源を探す。

 

『キュイィィ...』

 

歌声がした方向へ走り出すと、突然後ろから剣が飛んでくる。それは先程破壊したはずの石像が持っていたものだった。

 

それを見て大きく回避したゲブラーだったが、斜めから獣がまたしても飛びかかってくる。

 

『ヤダ!モウヤメテヨ!』

 

「邪魔だ。」

 

ゲブラーは飛んできている剣を掴み取って獣に突き刺すことで撃退する。

 

『痛イ!痛イヨ...!』

 

『キュウゥゥ...』

 

まず霧を消すことを優先したゲブラーは声の方へ霧に穴が空くほどの速度でミミックを投擲する。

 

すると、明らかに霧の量が減ってくる。

 

投げた方向へ走り、喉元にミミックが突き刺さり悲鳴を上げてのたうち回っている鳥を見つけると、すぐさまミミックを手に取りその首を切り落とした。

 

霧が晴れると、首のくっついた石像が迫ってきていた。

 

霧でよく見えなかったが瞳にはどこか恐怖を連想させる真っ赤な光が宿っていた。

 

「...!?な、なんだ...」

 

それを見たゲブラーは頭を抑えて平衡感覚が狂い始める。

 

『寂シイヨ...!』

 

「ぐっ!?まずい...!」

 

それを獣が見逃すはずもなく、その巨体を利用してゲブラーを押さえつける。

 

『コッチニ来ナイデヨ...!』

 

獣はその手をゲブラーに振り下ろす。

 

『ミンナ...助ケテ...!』

 

振り下ろす。振り下ろす。振り下ろす。

 

防戦一方のゲブラーに石像が剣を逆手に持ち、ゲブラーの顔に突き刺そうとする。

 

その一瞬の隙にゲブラーはミミックを変形させて石像を絡め取ると、そのまま力任せに獣の顔にぶつける。

 

砕けた石像と獣の血肉が地面にばら撒かれる。

 

『痛イ!痛イヨ!助ケテオ母サン...!』

 

獣が半狂乱になりながら放つ攻撃を全て軽々と弾いていくゲブラー。

 

爪で迎撃しようとする獣を軽く切り伏せる。

 

『死ニタクナイ...ヤダ!ヤダヨ!』

 

力無く倒れつつも命乞いのようなことを言い続ける獣にゲブラーはミミックを振り下ろした。

 

初めは上手く切れなかったが、力を込めると徐々に下へ下へとミミックが沈んでいく。

 

最後に両手で全体重をかけることで獣を真っ二つに両断した。

 

『ア、アァ...ア...!』

 

光となっていく獣。

 

背中から生えている燃えている少女の真っ黒な目が最期にゲブラーを映したような感覚を覚えた。

 

 

 

 


 

 

 

 

「おぉ!やっぱりすごいなゲブラー!」

 

興奮気に言うローランをアンジェラは冷たく見ていた。

 

「当たり前よ。」

 

「なんでお前が自慢げなんだよ。」

 

「...ん?見ていたのか。」

 

二人だけの空間にゲブラーも入ってくると、どこからか煙草を取り出して吸い始める。

 

「ゲブラー、今回のゲストはどうだった?」

 

「どうだった、って言われてもな。ただ厄介だとは思ったよ。少なくともロボトミーの頃だったら簡単に殺されてただろうな。」

 

「そんなにだったのかよ...というか、アレってやっぱりねじれなのか?」

 

「そうじゃないかしら。多分...」

 

「ねじれかけていた。特段何かに執着しているわけでも本能だけという訳でもなさそうだった。恐らく完全にはねじれでなかったんだろうな。」

 

「あぁ、そういうことね。」

 

「私はもう戻るよ。少し疲れた。」

 

「あ、ゲブラー。ネツァクからいい酒教えてもらったんだけど...どうだ?」

 

「...たまにはいいだろうな。もらうよ。」

 

「よしきたっ!」

 

「ローラン...私のことを忘れているわけじゃないでしょうね?」

 

「あ。」

 

「...はぁ、程々にしなさいよ。」

 

「本当か!?」

 

 


 

 

『まいご』

体力500斬(抵抗)貫(耐性)打(耐性)

混乱抵抗値100斬(免疫)貫(免疫)打(免疫)

 

・パッシブスキル

『改変』...戦闘開始時『紫の涙』のコアページを装備していない場合、指定司書補を除いたランダムな司書補のコアページを『紫の涙』に変更する。

『湧キ上ガル憎悪』...『紫の涙』のコアページを装備した職員とマッチ時、パワー3を得る。

『燃エテシマエ』...3幕毎に広域ページを使用。

『燃エタギル』...体力が60減る毎に全てのキャラクターに火傷10を付与する。

『幻想喰ライ』...幻想体ページを持っているキャラクターとマッチ時、パワー2を得てその幕の間全てのダイス最大値+3。攻撃的中時、脆弱1・虚弱1・麻痺1のいずれかを付与する。

『多次元カラノ招集』...体力が最大値の90%、50%になる度に『祝福』を召喚する。

『多次元的存在』...一方攻撃と効果で受けるダメージを0にする。混乱時は無効化される。

『法則湾曲』...バトルページのコストは全て0になる。

 

・バトルページ

『イヤダ!』...光2。斬(6〜8)的中時、出血3付与。斬(4〜5)、反斬(3〜9)的中時次の幕の間パワー2を得る。

『来ナイデ...!』...光3。遠距離ページ、使用時パワー3もしくは保護3を得る。打(5〜9)、防(9〜12)、反防(6〜10)

『ヤメテヨ!』...光3。遠距離ページ、打(6〜8)的中時、ランダムな敵にこのページを再使用する。(最大4回まで)

『ガアァァ!』...光4。打(12〜15)マッチ敗北時、次の幕の間パワー3を得る。マッチ勝利時、麻痺2を得る。

『ミンナ嫌イ!』...光6。個別広域、打(7〜9)的中時、混乱抵抗値を0にする。味方が4体以上の場合、マッチ不可。

 

 

 

『飢餓の祝福』

体力80。斬(弱点)貫(普通)打(弱点)

混乱抵抗値60。斬(脆弱)貫(普通)打(普通)

 

・パッシブスキル

『自食作用』...マッチに敗北する度に体力を6回復する。

『究極の飢え』...攻撃的中時、体力を10回復する。

『生存本能』...体力が60%を下回ると保護3を永続的に得る。

 

・バトルページ

『むしゃむしゃ』...光2。貫(4〜6)斬(3〜4)斬(2〜5)斬(1〜6)

『ぐちぐち』...光2。貫(1〜6)的中時、ダイスを再使用する(最大10回まで)

『ぶちっ』...光3。斬(8〜10)

 

 

 

『死霧の祝福』

体力100。斬(弱点)貫(弱点)打(脆弱)

混乱抵抗値50。斬(免疫)貫(免疫)打(免疫)

 

・パッシブスキル

『あなたへ捧ぐ』...自身以外の全てのキャラクターの体力、混乱抵抗値へのダメージ耐性を全て脆弱にする。

『愛してください。』...自身以外の全てのキャラクターが幕の終了時に最大体力の20%分のダメージを受ける。

『鎮圧』...『まいご』が死亡時、死亡する。

 

・バトルページ

『止まらぬ歌声』...光0防(5〜5)防(5〜5)防(5〜5)

 

 

 

 

『狂気の祝福』

体力200。斬(抵抗)貫(普通)打(弱点)

混乱抵抗値80。斬(免疫)貫(普通)打(弱点)

 

・パッシブスキル

『聖戦の選別』...敵は混乱抵抗値が40%以下で混乱する。混乱した敵は即座に死亡する。

『鎮圧』...『まいご』が死亡時、死亡する。

 

・バトルページ

『斬りつける』...光0。マッチ時、5の混乱ダメージを与える。斬(4〜9)マッチ敗北時、次幕終了まで脆弱2を得る。

『突き刺す』...光0。マッチ時、3の混乱ダメージを与える。貫(1〜8)貫(3〜6)マッチ敗北時、次幕終了まで脆弱3を得る。

『英雄殺しの技術』...光4。マッチ時、10の混乱ダメージを与える。斬(8〜13)斬(6〜12)斬(6〜8)マッチ敗北時、次幕終了まで脆弱5を得る。

 

 

あとがき

 

本当はねじれるまでの過程も入れたかったんですけど、図書館視点の方が面白そうかなって...

書いていない過程としては、先輩全滅→クソリプ飛来→もう無理ぽ...って感じなんですよね。

 

他に書きたかったパートが、ねじねじホモちゃんが違う次元のキツネぇさんに会いにいって、そこのホモちゃんを殺してキツネぇさん独り占めしようとしたら普通にキツネぇさんにボコボコにされるって言うのを書きたかったです。

 

なんで書かなかったか?

 

ゲブネキの激ヤバ戦闘描写してたら尺とか、なんか胃もたれしそうな文になりそうだったので...()

 

戦闘はもう細かいギミックとか抜きにして脳筋。頭使わずにただ暴れ回ってるだけって感じなので...脳筋バトルを肉体言語の階に仕掛けたのがまずかったなこれ。

 

あと、召喚する『祝福』はホモちゃんにギフトくれた奴らです。キツネぇさんは...うん、ナオキです...

 

ねじれホモちゃんのページも使えます。コアとかパッシブスキルは無理だけど、ページなら使えます。そのまま。あ、でも広域は条件付きのマッチ不可が消えます。

強いかもだけど...光管理難しいから良いよね?

 

いやまぁ、これでね!心置き無くラオル編に入れそうですよ。

やったぜ。

*1
グレタよりちょい大きいぐらい

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