「ここは…。」
俺は瞼を開ける。そこは、白い部屋だった。天国か?と思って、身体を起こす。
「あ!やっと起きたかい!?」
「お前は、確か…。」
「僕の名はロマニ・アーキマン。モニターで映っていた人さ。Dr.ロマンと呼ばれているよ。」
「アーキマンか。よろしく。」
俺は手を差し出すと、アーキマンは俺の手を握る。やっぱり見たことの無い場所だな。
「君の事をよく調べたいけど…、もう1人紹介したい人がいるんだ。」
白い扉が開くと、そこに居たのは、「レオナルド」が描いた「モナ・リザ」の絵と同じ女性が入ってきた。
「久しぶりだね、エイス。いや、今は浮世英寿と呼ぶべきかな?」
「どっちでもいい。それより、なんでモナ・リザの顔なんだ?」
「それはだね、私がバックアップのAIだからさ。」
「ああ…。」
「反応薄!?藤丸くんやマシュくん、驚いてたんだけど!?」
しょうがないだろ。2022年間、何回も驚いていた。唯一驚くのなら、自分のミスだけどな。
「そういえば、君…西暦元年生まれと言ったよね?」
「ああ…。死んだかどうかか?」
「そうだね、サーヴァントでも、君は異質なんだから。」
アーキマンは俺の情報を俺に見せる。それは2001年生まれの自分と親が写っていた。
「君の存在自体、可笑しいんだ。並行世界に来たんじゃなく、ここの世界から召喚したって感じだよ。」
「それは俺もそう思うさ。だけど、それを受け入れるしか無い。大抵の事は知ったんだからな。」
俺はベットから降りて、レオナルドとアーキマンに離れる。
「君は…ほんとに可哀想だね。」
「それは俺がよく知ってる。もう…戻れないってことも。」
デザイアドライバーを手に持ち、オレンジ髪の女性を探す。
「あ!いた!」
「あ、ちょっと待ってください!先輩!」
後ろから声が聞こえ、振り向くと、目的の人たちがいた。
「あの…サーヴァントなんですか?」
「そういうことになるな。俺もよく知らないが…。」
そんな話をし、自己紹介される。藤丸立花とマシュ・キリエライトか。
「マスター…というのは難しいな。藤丸とキリエライトはどこに向かうんだ?」
「英霊召喚の所に行くって言われたんだ!」
「英霊召喚か…。」
俺は英霊なのか。と考えながら、藤丸とキリエライトについていく。0-2022の間の英霊といえば…。
「貴方が…私のマスタ…、エース!!」
「会いたく無い人1人目だ。」
セイバークラスの英雄王、アルトリア・ペンドラゴン。先日は黒かったのに青色。なんかあれか?動物の別種族か?
「エース!!生きてたんですか!!」
「跳ねるな。嬉しいのはわかったから。」
ペンドラゴン…お前何か悪いことしたのか?と少し驚いたが、まぁ再会はいいことだろうな。
「マスターはエースなのですか!」
「いや、俺はサーヴァント。こっちの女性だ。」
俺はそっちに顔を向けると、ペンドラゴンもそっちを見る。なんか俺の手の強さ壊れそうだな。
「エース…。浮気ですか?」
「結婚もしてない。結婚するなら、死ぬ前にしてる。」
そんな話をしていると、もう一体現れる。おいおい…坂本がでるのは…。
「私の名は坂本龍馬。よろ…栄守!?栄守やないか!」
ああ…。転生しなければ会わなかった男が出てくる…。強制的に転生させられるから関係図がおかしくなる…。
「なんや!刀忘れたのか!?」
「今の時代、刀持ったら犯罪だからな。」
「おお!そりゃよかったわ!そういうたら、栄守がマスターでええのか?」
「やめろ、俺をマスターにするな。藤丸が可哀想になるだろ。」
この2人にはあまり好印象じゃないんだが…、仕方ないか。