「そういえば…彼はいませんのね。」
黒の旗を掲げる火葬された邪悪な英霊は誰かを探していた。
「A…。」
私はその頭文字を言った後、虐殺されていく裏切り者を見にいく。
「貴方ならいうでしょうね。これは間違っているって。でもね、これは復讐じゃない。正しい行いよ。」
「エイス!お腹空きました!」
「またなのか。俺の料理がそんな好きなのか?」
「はい!夫婦みたいでいいじゃないですか!」
「よくないんだがな。俺は。」
藤丸とキリエライトは今第一特異点の所に行っている。俺たち英霊は待機中だ。
「龍馬も龍馬で、食い意地張ってるし。」
俺はそんな会話しながら、2人を見ると再確認する。俺、どれだけ転生したんだ。って。
「そういえば、100年ごとに転生してるんですか?」
「ああ、100年というより、重要な出来事に巻き込まれたりしてな。」
徐々にそうなった。定期的に転生を繰り返され、デザイアグランプリに参加しても、それと関係なく死んだりを繰り返した。
「エースは…、辛くないんですか?」
「辛くない。もう不幸はもう慣れたさ。ただ、人の不幸は慣れていないだけだ。」
俺はセイバーにそういうと、緊急召喚が流れる。
「準備はええな?栄守!」
「ああ。」
俺はそれに頷くと、召喚先は…中世ヨーロッパの風景と似て非なる場所だった。
「これは…。」
そこは、竜など架空の生物が城を襲おうとしていた時代だった。
「俺の見たヨーロッパと変化しているな。」
俺は後ろを見ると藤丸がいた。そして目の前にいたのは…顔を隠した騎士だった。
「あ、貴方は…。」
「敵か。行くぞ、坂本、ペンドラゴン、キリエライト。」
俺はマグナムレイズバックルを挿し、狐の影絵をし…フィンガースナップをする。
SET
「変身!」
MAGNUM
READY FIGHT
「さぁ、ここからが…ハイライトだ。」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
俺たちが一歩踏もうとした時、騎士が止めてくる。
「どうした?降参か?」
「ち、違います!あ、貴方…
騎士は俺に顔を見せる。その姿は…かのジャンヌ・ダルクと似ていた。そして…俺は分かった。ここの世界に俺は存在してないはずの俺がいることを。
俺たちサーヴァントは索敵をしながら、ジャンヌと藤丸の話を聞いていた。
「私の名は、ジャンヌ・ダルク。クラスはルーラーです。そして…彼、A様の仲間でした。」
「待て、俺は知らない。ダルクのことは…。」
するとダルクの指が俺の口に止まる。
「ジャンヌ、私はそう言われていました。でも、貴方がダルクと言うなら、覚えているはずです。」
俺はダルクの指を離され、服装を見る。その姿は…騎士の姿をし、髪が黄色に変わった俺がいた。
「藤丸立花、ここは危ないです。ここから離れ、城に攻め入れなければ…あの子が攻めてきます。」
ダルクと藤丸、キリエライトたちはダルクについていく。それを見ていた俺は…何かの死を思い出す。
「俺は…ダルクに呪われたのか?」
視界に映った手のひらにはダルクの旗の切れ端が置いてあった。