ヱヴァンゲリヲン・I have Ironheart   作:cycle(サイクル)

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アマシンジ「なぁ、なんで新作作ったん?」
闇シンジ「説明しろやコラ?」

ぶっちゃけ電波受けとったからです、大丈夫だよアマさん、ちゃんと続き書いてるから。
あと闇くんはしばらく休載ね

闇シンジ「・・・・・・え?」


プロローグ~受け継がれた意識
鉄の意志を継いだ者


 2023年、僕はある敵と戦っていた。

 その敵は大きくガタイのわりに賢く、何より強かった

 そいつの足止めをする宇宙の力を使う女、その間に僕はある男と顔を合わせる。

 そして大量の水を魔法で抑えるそいつが震える手で人差し指を立てる、それと同時に思い出した五年前の会話。

 

「いくつ見たんだ?」

「1400万0605だ」

「…で勝ったのは?」

「……一つだ」

 

 そうこうしているうちに奴が彼女を突き飛ばし、最後の一つを手に填めた、させまいと僕は突っ込み抵抗する……だが叶う訳もなく吹き飛ばされてしまった。

 

「……私は、絶対なのだ!」

 

 そう言いながら奴は右手指を鳴らす……だが何も起こらないことに不思議がり手甲を見るとあるはずのそれは無い……それは今僕の方にあるからだ。

 

 ……定位置に収めると同時に迸る膨大な力、その激痛に耐えながら僕は言ってやった。

 

「…なら……私は、……アイアンマンだ!」

 

☆☆☆

 

 朦朧とする意識の中、僕は物陰に腰を下ろした。

 右側の感覚がはっきりしない、心做しか目も見にくい気がする。

 

 そう思っていたら一人の男が目の前に降りてきた、彼は僕と戦場を共にし……時にふざけ合い、時に喧嘩したけど頼りになる最高の相棒。

 彼は何も言わずただ僕の顔に触れる、左目に映る顔から「よくやった」と言ってるように思えた。

 

 

「スタークさん?」

 

 彼の奥から、僅かに聞こえた小さな声と同時に視界に飛び込んでくる少年。

 思えば出会った頃、一端の子供だったのに……いつしか君は成長して立派になった。そうじゃないのに……父親のように成長を喜んだ。

 

「スタークさん勝ったよ……あなたの勝ちだ……ごめん…トニー…」

 

 耐えられなくなったのかそう泣きじゃくる少年、そんな彼を落ち着かせながら一人の女性が来た。

 

「……やぁペッパー」

 

 ペッパー……公私共に支えてくれた女性で、僕の妻。

 彼女がF・R・I・D・A・Yに僕のバイタルを聞く中、僕は微笑んでから顔を背けかけた。

 

「トニー…こっち向いて」

 

 ペッパーがそう言うから僕はもう一度顔を向ける、すると彼女は安心させたいからか僕に微笑みながら声をかけた。

 

「大丈夫だから……ゆっくり眠って」

 

 その言葉を聞いて…僕は心が軽くなった気がした、スーツ越しの彼女の手に触れながら……僕は意識を……

 

☆☆☆

 

(……ここは?、そうか……僕は死んだんだな)

 

 戻った意識に驚くもすぐに理解する、僕は死んだ…そのことを実感するのに時間はかからなかった。

 

 ……娘は、モーガンはこの先大丈夫なんだろうか。

 

 あの世界に置いてきた不安、娘の未来……それだけじゃない

 ペッパーやローディ、ハッピーもそうだ、ピーターはこの先僕無しでやって行けるのか?

 

 様々な不安が押し寄せてくるが……もう遅すぎる。

 

(……にしたって何時になったらお迎えが来るんだ?、いやそんなものないか)

 

 なんて口にした瞬間、僕は急激的な落下感に見舞われた。

 

「うわあああああああ?!」

 

 情けない悲鳴をあげながら僕は落ち……どこか変な場所に落っこちて目を開けた。

 

 そこにはスポットライトのような光と、それに照らされた二つの椅子があった。

 ……そしてその内の一席には、モーガンと同じか一個違いの少年が小さく座っていた。

 

「……君…ちょっといいかな?、君は誰でここは一体どこなんだ?」

「え?……ひっ!お…おじさん誰?!」

 

 そう言いながら少年は黒い瞳を丸くしながら椅子から落ちて後退する、……まぁ仕方ないか、いきなりおっさんが現れたらそりゃ驚くに決まっている。

 

「失礼……私の自己紹介がまだだったな……まぁそんな事より、君は誰でここがどこかが知りたいね」

 

 自分なりに優しく微笑みながら僕は椅子に座る、すると恐る恐ると言った様子で少年は言葉をつむぎ始めた。

 

「ぼくは……シンジ、ここは……たぶんぼくのなか」

「ほ〜……ちょっと待て、つまりあれか?、僕は他人の中に入ったって事か?」

 

 そう言いながら僕は頭を抱える、数式や法則では説明できない現象に悩んでいると少年はポツリと喋りだした。

 

「……ぼく、すてられちゃったんだ。おとうさんに」

「…なに?」

 

 突如話し始めた少年の一言に驚き反応すると、少年はさらに喋りだした。

 

「……おじさんとおばさんはおとうさんからおくられるオカネのためにぼくをあずかった。……ぼくはどうでもいいなんだ」

 

 そう言いながらポツポツと泣き始める少年、その時僕は運命のような何かを感じ取った。

 

(これは運命だ、僕に与えられた最後の仕事)

「……しょーがないな」

 

 重い腰を上げて僕は少年に近づく、そしてポツポツ泣く少年を優しく抱き上げながら頭を撫でた。

 

「……流石に男の子だ、モーガンより重い」

「…おじさん?」

 

 僕の行動が不思議すぎるのか少年は疑問を含んだ声を出した、それから僕は少年を椅子に座らせながら下ろすと対面するように座った。

 

「どうでもいい子か……おじさんはそうは思わないな、人は皆なにか役割を持って産まれてくる。私に世界を救う役目があったようにね。」

「……セカイを?、おじさん…セカイを……助けたの?」

 

 そう言いながら無垢な瞳に光を宿し始める少年、そんな彼に僕は語り始めた。僕が今までやってきた事を全て、脚色無く全ての事実を。

 

☆☆☆

 

「……とまぁ世界を救ったのは結果的そうなったからだ、あの後世界が復興したのかは分からない。けど私は……私の意志を継いでくれる者がいる彼らに託すことにしたさ。」

 

 そう言うと僕はいつの間にか身についていたあるものに触れる、するとそこを起点にナノマシンがまとわりつき僕を覆い、最後に顔を囲った。

 

「これがその時の姿だ、十年前からアップデートを重ねて今こうなった。」

「……おじさんはシんでここに来たの?、じぶんがシんじゃったのにかなしくないの?」

 

 純粋な質問、無邪気な子供相手はやっぱりどこか大変だ。

 

「……悲しくないかで言えば嘘になる、だが私は納得した…あとの世代に託す事に決めたのさ。……時間か」

 

 そう言いながら僕はアーマーをといてリアクターを外す、そして少し放心気味の少年の胸元に装着した。

 

「最後に…今から君に僕の全てを託す、それをどうするかは君次第だ。」

「まっておじさん!きゅうにどうしたの?!」

 

 僕の突然の行動に少年は驚く、けど僕はわかっていた。

 この瞬間の終わりを、だからこそなにか役に立つと信じて彼に何かを託したかった。

 

「……さいごならきかせて!!、おじさんのなまえは!?」

 

 そう聞いてきたため僕は思わず唖然とする、思えばこの時まで僕は名前を教えていなかった。

 

「……最後だし教えるよ。……私はトニー、トニー・スターク……そして、アイアンマンだ。」

 

☆☆★★

 

 長い夢の中、僕は目の前の傷だらけのおじさん……スタークさんから色々な情報を受け取った。

 

 科学知識や様々な機械構造、……女遊びのテクは多分いらない気がするけどまぁ片隅に記憶しとこう。

 

 とにかく僕は彼からあらゆるモノを託された、その最たる象徴のアークリアクターに手を添えて僕は一人呟く。

 

「……スタークさん、僕……頑張るよ。スタークさんほど凄いことは多分できないけど、それでも世界を良くできるようにしてみせる。」

 

 そう言って僕は目覚めを感じて身を任せる。

 

(不思議だ、今まであんなに億劫だったのに。)

 

 最後にそう感じながら僕は目を覚ました。

 

 目を覚ましてすぐ僕は起きて立ち上がる、そして胸元を見ると昨日まで無かったスタークさんのリアクターがあって、簡素な机には一枚の紙が置かれていた。

 

─頑張れよ、坊や─

「……スタークさん」

 

 スタークさんからの最後の激励に僕は一筋だけ涙を流した、それから僕はそれを拭ってすぐ荷物を纏めた。

 

 ……そしてそれを一旦ほっときながら僕は今日最後の小学生活を終わらせに行った。

 

★★★

 

 深夜、誰もいない時を見計らって僕はまとめた荷物を持って家出した……そしてその足をスパルタンにこき使い……早朝の時間に駅に着いてある時期を待った。

 

 数分後訪れたそれ…大勢のサラリーマンや学生が闊歩する通勤ラッシュ、その中に紛れながら僕はある列車に乗車した。

 

(ナンセンスな行動、だけど世界を変えるにはこれしか無い。)

 

 数分間意識を保って列車に揺られ、目的の駅に着いてから僕はひたすらに走った。

 

 走り続けて何時間だろう、やっとの思いで着いた場所のインターホンを鳴らした。

 

『どちら様ですか?』

「……碇シンジです、お爺様の娘─碇ユイ─の子です」

 

 それだけ言うと四歳児の肉体が限界を超え僕は意識を手放してしまった。




いかがでしょうか?


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