俺様はゾンゲである   作:花河相

4 / 23
行動開始

「さて、これからどうするか」

 

 生まれ育った村を出て、人の集まる街へ向かう。

 物語開始まで約2年。何をするかと考えたが、一番に向かうべきはグルメタウンだろう。

 通常満腹と呼ばれアニメでは街の中心都市のようなイメージがある。

 

 世界に4人しかいない美食人間国宝と呼ばれる節乃さんのお店である「節乃食堂」、満腹都市の中心にある巨大な駅「グルメタウン中央ステーション」などがある。

 

 とりあえず、一番にそこへ向かおう。だが、その前に服を整えるか。

 何故かって。

 

「見てあの服装……田舎もんね」

「お母さん!あの人」

「こら!見ちゃダメよ!」

 

 ……うん、俺の服装アニメと同じなんだよなぁ。

 例えるなら令和の時代に縄文時代の服装で出歩いているような感覚。

 

 流石に現代日本の時代を生きた俺からしたらこの格好で出歩くのは恥ずかしい。

 

 ということで、グルメタウンは富豪が多いし目指す前に服装を整えよう。

 

「よし、これでいいだろう」

 

 上は動物の皮でできている茶色いジャケット下は黒の頑丈な皮でできたパンツ。

 これで完璧だ。無茶してもこれなら破れることはないだろう。

 

 あと、スーツとかも買っておいた。

 

 おニューの服で心機一転、グルメタウンに向けて旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

 移動を続けること一週間ほど。

 列車を乗り継ぎ、ついに到着した。

 

 

 場所はグルメタウン中央ステーション。

 グルメタウンの入り口に位置する駅で1日の平均利用者は2500万人以上の巨大な駅。

 

「……すげぇ、都会だ」

 

 駅を降り、グルメIDを認証させグルメタウンへと入る。

 入った瞬間圧倒された。

 50階を超える高層ビルに、映像を映し出す巨大な液晶画面、何より。

 

「美味い香りがそこら中から」

 

 無意識に涎が出るほど良い香りがする。

 本当に来てよかったよ。

 

「ああ……どこから回るか」

 

 その日、俺は向かう途中で捕獲した食材を換金し、グルメタウンの屋台を梯子した。

 今度金貯めて小松が勤めているホテルグルメに行くのもいいかもしれない。

 

 いつか絶対に食いに行ってやる。

 

 新しい目標を立てつつ、今日は拠点となるホテルを見つけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今後の行動方針をどうするべきか…」

 

 同日の夜、一人ホテルの一室で考えていた。

 もちろん、強くなる目標は変わらないのだが、とりあえずの行動方針が欲しいところだ。

 

 物語開始までまだ時間があるし、何か目標を定めるべきだ。

 

「……俺の実力はそこそこなはず」

 

 ここに来るまでに捕獲レベル2の猛獣を楽に倒したが、まだ、分からない。

 美食屋と言ったら……人生のフルコースか。

 

 

 確か物語でのゾンゲのフルコースは

 

 オードブル 金色イクラ

 スープ ヘビガエル

 魚料理 ストライプサーモン

 肉料理 蟹ブタ

 メイン ガララワニ

 サラダ アーモンドキャベツ

 デザート ホワイトアップル

 ドリンク エナジーヘネスィー

 

 

 だったな。

 この中で捕獲レベルが高いのはレベル8の蟹ブタ、レベル5のガララワニか。

 

 他のはレベル1かそれ以下だが。

 

 ……どうするか。

 一応行動方針もないし、ひとまずこれらを捕獲しよう。

 アニメのゾンゲがフルコースに決めたってことは捕獲できたってことだ。

 それならできない筈がない。

 

 できなきゃ逆にショックだわ。

 

 

 




最後で読んでくださりありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。